今、あたらしい人形あそびを!
小さい頃、人形で遊んだ覚えは誰にでもあるんじゃないかと思う。
リカちゃんだったり、ロボットだったり、男子にも女子にも人形遊びっぽいことをしてた思い出はそこそこあるはず。
そんな人形遊びを大人になった今やろう!
自分が人形を操るのではなく、そう、自分が人形として人形と遊ぶという人形遊びを……
「でかっ!!」って言いたい
……という前置きを書いてみたが、何の話かってひな人形のかぶりものをかぶってお内裏さまと並んだら、「ひな人形でかっっ!!」という写真を撮れるんじゃないか、とふと思っただけの話だ。
でかっ!!
こんな写真が撮りたいがために今回作ったのがコレ。ひな人形のかぶりものだ。
バカ殿じゃないよ
メイキングひな人形覆面
まずは裏地となる普通の目出し帽を編む。
これはあってもなくてもどっちでもいいのだが、裏地を作っておいた方がかぶったときに型崩れしにくい。
この状態でかぶるとだいたいこう言われる
陰と陽……
ひな人形の目って切れ長なんだけど、これでいいか……
最後は髪の毛。ひな人形の髪型ってかなりボリュームがあるんだけど、ちょっと抑え目になってしまった。
もうちょっとふんわりしてるよなぁー本物って
ひな人形は本当は超ロングヘアーなんだけど、正面から見たらわかんないしこれでいいか。
完成したよ! ひな人形だよ☆
こんな風に洋服着てウロウロしてたら一体おまえ何者だと思われるかもしれないが
きょうは洋服で徘徊
着物を着てしまえばホラ!
ひな人形っぽさも一気にアップ!! (してるはず!)
ひし餅ってかたいから苦手なんだよねー
こんなところもう嫌だ……!! (脱走) って写真も撮れる
人形であそぼう
ところで、ひな人形と一緒にこんな冊子が出てきた。ひな人形に関するありとあらゆることを教えてくれるらしい。
80年代初頭の冊子。イラストが気に入った
「源氏物語」「枕草子」というご本に出てくる、"ひいな遊び"っていう言葉は、その頃の「お人形遊び」のことなのよ。
なぜなぜ教室
ふーん、人形遊びか……
だったら一緒に遊ぼうか!
三人官女や五人ばやしも連れていくと大変なのでお内裏さまと夫婦水入らずで遊びに行こう。
よーし、ふたりでドライブだ!
ブロンブロンブロン……
天気も良いし、暖かくなってきたし、公園でピクニック!! ……と思ったが小さいな…お内裏……
全然顔が見えないじゃないか
ほら、腹が減っておるなら食べるがよい
横に並んだほうがいいかな
会話が弾む気配がまるでない。だったらつぎはカラオケだ!
さーて、なに入れようかな~
お内裏なんにする? これでいい?
これしかない! ……と思ったら、あら? 歌い出しが違う
検索しても、「童謡」というジャンルで検索しても、よく知ってるあのひな祭りの歌は出てこず。(「うれしいひなまつり」でも探した)
え、なんで?
えーこんな歌知らない。お内裏が歌ってよ
いつの間にか童謡としてこっちの方がメジャーになってる……なんてことはないか、いくらなんでも。
お内裏が歌わないなら私がうたう! とマイクを取り上げ、てきとーに歌い上げる
……という楽しみ方もできるこのひな人形のかぶりもの。
もしひな人形になって遊びたいけど、お内裏さまを持ってない……という場合はお内裏様は出て行って別居中って設定にすれば問題なし!
着物を着るのがめんどくさい場合はハンテンでもそこそこ雰囲気が出て良いですよ。
ハンテンだと一気に貧しい雰囲気に
撮影中に話しかけられる場合のはなし
こういうかぶり物を屋外で着用する撮影をしていると、外国人に話しかけられる率が高い。今回はドイツ人の留学生の女の子ふたりに話しかけられた。
そういえば日本人に話しかけられた記憶はほぼない。国民性なのか、なんだろう。今回も「あ、また外国の人だ!」 と思いつつ記念撮影に応じたのだった。
その写真が掲載NGだったので全然関係ない写真 (いとこの家の猫と)