

カッパの街「田主丸」を歩きます!

カッパとは想像上の生き物である。しかし、いろいろな地域にその伝説が残っている。中でも有名なのは岩手県・遠野のカッパだろう。狛犬がカッパだったり、交番がカッパだったりとカッパであふれている。
福岡県・田主丸町にもカッパ伝説がある。こちらも駅舎がカッパだったり、カッパの石像があったりとカッパ尽くしである。しかも、カッパの手のミイラもあるらしい。ぜひ見てみたい。
福岡県・田主丸町にもカッパ伝説がある。こちらも駅舎がカッパだったり、カッパの石像があったりとカッパ尽くしである。しかも、カッパの手のミイラもあるらしい。ぜひ見てみたい。

1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)
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カッパの街に行く!
僕らはいつだって目に見えるものしか信じない。「好きだ」と恋人に伝えても、言葉だけでは分からないと言われることだってある。そして結局高い指輪を買ったりするわけだけれど、絶対に見ることができないものだってある。それがカッパだ。


伝説の生き物

カッパは伝説の生き物である。誰も見たことがないのだ。しかし、多くの民話が残っている。ただ本物を見ることはできない。そのためにカッパは伝説の生き物となっている。実在しないのだ。


本物のカッパを見ることはできない!

そんなカッパだけれど、町おこしとしてよく登場している。有名なのは岩手県・遠野だろうか。先にも書いたように、交番がカッパになっていたり、駅前にカッパの石像があったりと、遠野にはカッパがあふれている。しかも、遠野は緑が多く、だんだんと本当にいる気がしてくるから不思議だ。


遠野にあるカッパの交番

ふるさと創世でカッパ!
カッパと言えば遠野だと思ってしまいがちだけれど、福岡県久留米市田主丸町も忘れてはならない。こちらもカッパがあふれているのだ。町の玄関口である駅からしてカッパなのだ。ちなみに遠野駅は普通である。田主丸からカッパに対する本気を感じた瞬間だ。


遠野駅


田主丸駅

昭和の終わりに「ふるさと創生事業」というものがあり、各市町村にお金が配られたことがあった。ある市では風力発電施設が作られ、またある市では図書館が作られた。各地域が有意義にお金を使ったわけだ。田主丸はそのお金でカッパの駅舎を作った。本気だ。


反対側も顔

顔の中が資料館になっており、カッパについて知ることができる。また田主丸には「カッパの手のミイラ」があると聞いた。しかし、この資料館にはそれはない。「カッパめぐり」という地図もあったがそこにもミイラの所在は書かれていない。幻なのだ。


顔の中

アイラブカッパミイラ
僕はカッパが好きで佐賀県にあるカッパのミイラを見に行ったことがある。ここでは酒蔵に祀ってあり誰でも見ることができた。本来見ることのできない伝説の生き物を見ることができるのだ。また「呼んだ?」みたいな雰囲気でこちらを見ていてとてもかわいい。


佐賀のカッパのミイラ(詳しくはコチラ)

先にも書いたように田主丸にもカッパのミイラは存在する。ただしあるのは手だけらしく、さらに公開はしていないそうだ。しかし、カッパ好きとしてはぜひ見てみたい。好きな娘の家を見てみたい、と同じ心理である。


とうことで田主丸を歩きます!(静かな街です)

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