特集 2013年1月31日

薬のイラストで不健康キャラクター

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鼻水の止まらない鼻、弱りがちな胃、そういうイラストが薬のパッケージに 描かれていたりする。

いまや頭の先から足の先までたくさんの薬が市販されているので、 いろんな患部の薬を集めればそういう弱った身体のイラストだけでひとつの身体を作れるかもしれない。

それはきっとものすごく不健康なキャラクターではないだろうか。

医薬品パッケージのイラストを 切り取って別の写真に重ねたり、組み合わせてひとつの身体を作ってみたりしよう。
1985年生まれ札幌市出身。髪がとても硬いため寝癖がなかなか直りにくい体質。そのためよく帽子をかぶっています。

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薬の箱に描かれている身体

医薬品のパッケージには、その薬が効く患部のイラストが描かれていることが多い。 目薬なら目、胃薬なら胃とか。
鼻炎薬だと鼻がスッキリした顔のシルエットだったりする。
鼻炎薬だと鼻がスッキリした顔のシルエットだったりする。
鼻が光ってて眠くなりにくい頭。
鼻が光ってて眠くなりにくい頭。
こちらは一転して辛そうな人が右上にいる。
こちらは一転して辛そうな人が右上にいる。
鼻水でかすぎ。
鼻水でかすぎ。
同じ横顔のイラストでも、スッキリしてたり鼻垂らしてたりそれぞれ個性がある。
胃の中に小宇宙が発生した。
胃の中に小宇宙が発生した。
これで胃と認識出来るのがいまさらながらスゴイ。 最初にこの形で胃を描いた人を称えたい。
痛いとこだらけの引き締まった身体。
痛いとこだらけの引き締まった身体。
肩こりから腰痛をカバーしてる筋肉痛の薬だと、背中の広範囲が載ってることが多いかもしれない。

結構引き締まった良い身体してるのに薬のパッケージであるがゆえに痛いとこだらけになってるのが不憫である。

パーツを切り貼りして遊ぼう

こういった人体のパーツをパッケージから切り取ってみると、 それぞれかなり個性の強い人体の一部になる。
鼻水出し過ぎの頭。
鼻水出し過ぎの頭。
なんだか光ってる胃。
なんだか光ってる胃。
かわいそうな腸。
かわいそうな腸。
個別のパーツとしてみるとこれだけ印象の強いものである。 薬のパッケージ以外の場所で使ってみるのはどうだろう。

たとえばこんな感じに。
「うわーん胃が痛い!」
「うわーん胃が痛い!」
ボクシングに勝利して歓喜の表情も、調子の悪い胃のイラストを乗せるだけで 一気に胃がツライ人になってしまった。お大事に。
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身体の内側が弱い人大集合

弱りがちな胃や腸のイラストを全然別の写真に乗せることで、 かなり違った意味のものになりそうだ。

とくに見た目とのギャップがあるといい感じになる。
そんな体調でボクシングなんてしてたら危ない。
そんな体調でボクシングなんてしてたら危ない。
ボディーは絶対に死守しなければならない。
組み合わせることも可能。足せば足すほど不健康になる。
組み合わせることも可能。足せば足すほど不健康になる。
これはとっても健康そう。
これはとっても健康そう。
そりゃちゃんこもたくさん食べられるってもんですよ。
ひとつぐらい欠点あった方が魅力的だと思います。
ひとつぐらい欠点あった方が魅力的だと思います。
こういう系統の繊細さも必要ではないだろうか。
首から下がえらいことになってますよ。
首から下がえらいことになってますよ。
身体の色とサイズに少しムリはあるが、がんばって見てほしい。

お腹の痛いときほどそれを悟られぬ表情でいることはあるから、露骨に痛がるよりも リアルでパッケージに向いてるかもしれない。
痛いところ自慢に花が咲く。
痛いところ自慢に花が咲く。
想像力を駆使して見れば、互いがどれだけ不健康かを明るく自慢してるようにも見える。 さわやかな壮年の男女が一気に現実的な二人になった。

でも正直言うと、想像力がないので私はあまり見えてません。
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超不健康キャラクターを作ろう

市販の医薬品はいまや、頭痛に水虫など頭の先から足の先まで揃ってる。

ということはそれらの患部の絵が載った薬のパッケージを集めて組み合わせれば、 人間の身体を作ることが出来るのではないか?
こんな風に。
こんな風に。
鼻の光った眠くなりにくくて肩のこった人が誕生した。
鼻の光った眠くなりにくくて肩のこった人が誕生した。
あと顔色がすこぶる悪い。

それはそれとして、 各ボディパーツがあればこれでキャラクターが作れそうである。 そしてそれは各所に問題だらけの超不健康なキャラクターになるだろう。
胃腸より上の部位は結構貴重。
胃腸より上の部位は結構貴重。
もはや美脚どころじゃない発光する足。
もはや美脚どころじゃない発光する足。
これもう完成してるぞ。
これもう完成してるぞ。
医薬品によっては既に完全な身体ができあがってるものもある。 もうこれでいいじゃない。

いや良くない。 これはどうしても手に入らない部位もあるので、 そこを埋めるためのベースになってもらうために用意しただけだ。 この上に各パーツを配置してキャラクターを作っていこう。

そして出来ました。
足がでかすぎ。
足がでかすぎ。
もう少し全体的にまとまった物になるかと思いきや、まるで統一感がない。 色々と弱りがちなことより、足の大きさが一番の問題である。

そして置くパーツが意外と足りなかった。 痔の薬でなにかあるかと思ったが、さすがにその患部だけの絵はまずいのだろう。
眠くなりにくいとか言ってる場合じゃないと思います。
眠くなりにくいとか言ってる場合じゃないと思います。
お腹の脂肪が多い上に下痢や軟便になりやすい、 しかし眠くなりにくいキャラクター。なんだその設定は。

でも最近いつも眠くてお腹の脂肪も付き始めてきた自分にとっては、 少しうらやましいところでもある。
足りない部分を描き足してみよう。
足りない部分を描き足してみよう。
あり合わせのパーツを組み合わせるだけではどうしてもサイズが合わなかったりして 統一感のある身体を作るのは難しい。

そこで各パーツ間を鉛筆で直に描き、足りない部分を補いながら全体のバランスが整ったキャラクターを目指してみた。
すみません、なかったことにしてください。
すみません、なかったことにしてください。
やっぱりキャラクターにするとしたらこれかなあ。
「こいこーい」
「こいこーい」
だからといって よく分からない動きさせてすみません。

老後の楽しみ

今回は経済的な理由と普段胃薬や鼻炎薬程度しか買ってないので、 イラストをあまり集めることが出来なかった。

ただ今後歳を重ねれば、たぶんお金にも余裕が出来て、 おそらく薬の世話になることも増えるだろう。そのときこそ今回の企画を思う存分やる機会になると思う。

なんとなく毛根のイラストばかり集まりそうな気がしてます。
この形だと何でも胃の中にあるように見え…なくもない。
この形だと何でも胃の中にあるように見え…なくもない。
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