特集 2012年12月3日

ネギを大盛りにすると幸せになれる

ネギだらけという幸せの選択!
ネギだらけという幸せの選択!
ネギという野菜がある。薬味として使われることが多く、古くは風邪をひいた時に首に卷くといった使い方もあった。そのネギがいま熱い。

吉野家や松屋などにもネギが乗った丼ものがあるし、タン塩よりネギタン塩の方がなんだか嬉しい。つまり、もっとネギを積極的に使って行っていいと思うのだ。そこで、ネギを思いっきり使ってみたいと思う。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

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個人的にネギがいま熱い

薬味の代表格「ネギ」。我々の食卓を豊かにしてくれているのがネギである。ネギがあるとないでは華やかさが違う。また最近でもないが、丼もの屋では、ネギが乗ったメニューも少なくない。たとえば吉野家ではオブションとしてネギを頼むことができる。
ネギ!
ネギ!
牛丼というすでに完成されている料理に、プラスでネギを乗せることで、100点が120点へとさらに点数をのばすことができる。蚊取り線香を焚いて、さらに虫除けスプレーをするような完璧さなのだ。
完璧!
完璧!
ネギが乗った牛丼は美味しい。ネギの辛みが牛丼の美味しさをさらに引き出している。一度これを体験するとネギのなかった牛丼にはもう戻れない。愛してしまった今となっては、君がいなかった頃には戻れないのだ。ネギが私の心をつかんで、しつけされていない犬以上に離さないのだ。
たまごをかけたらさらに美味しかった!
たまごをかけたらさらに美味しかった!

でも、足りないのだ

人間とは欲の深い生き物である。もっと、もっととさらに求めてしまうのだ。ネギもそうだ。最初はネギが乗っているだけで満足できたけれど、だんだんともっとネギが欲しくなってしまう。今のネギ量では、もう満足できない体になっているのだ。
これは松屋のネギ塩カルビ丼
これは松屋のネギ塩カルビ丼
吉野家の牛丼にしても、松屋のネギ塩カルビ丼にしても、ネギは乗っているけれど、今のネギ量では下の具が見えてしまっている。足りないのだ。もう下が見えないほど、ネギが乗っていて欲しいと思うのだ。上手く食べているつもりでも、最後の方はネギが足りなくなってしまう。
ネギが足りない!
ネギが足りない!
ネギ好きとしてはネギ量増加は当然の希望である。何事におても適量というものが存在するが、ネギの適量はこんなものではないはず。多ければ多いほど美味しいはずだ。500円と1000円なら1000円が欲しいけれど、1000円と10000円なら10000円が欲しい。それと同じ。多ければ多いほどいいのだ。
それが本当か試します
それが本当か試します

ネギだらけの牛丼

牛丼にこれ以上ないくらいネギを乗せてみようと思う。外では決まった量が出てくるので、自宅でその夢が叶える。ということで、ネギを購入して刻んだ。涙が出る。これはネギを切っているせいでもあるが、嬉し泣きでもあるのだ。
普通の牛丼に、
普通の牛丼に、
ネギを乗せました!
ネギを乗せました!
もはや牛丼の面影はどこか遠く、ネギ丼である。しかし、私が求めていたのはまさにこれである。薬味であったネギが主役となっている。牛丼の香りもなく、そこにはネギの刺激臭があふれる。ただしそれがいい。こういう匂いに囲まれて眠りたいとすら思う。
こんもり!
こんもり!
食べてみるとやはり私が思った通りだった。美味しい。ネギが乗った時点で牛丼は100点から120点になったが、これだけ乗ればもはや点数はつけられない。歌いだしたくなる美味しさだ。ネギ特有の辛みが最後まで続く。ネギはいい。ネギ時代の到来を予感させる一品だった。
美味しい!
美味しい!
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一品一本運動!

ネギが大量に乗って美味しいのは牛丼だけではないと思う。ネギの種類には万能ネギというものがあるように、ネギは万能なのだ。風邪の際にネギを首に巻くように、何にでもネギ。まずは、カレーにネギを乗せてみたいと思う。
カレーが、
カレーが、
ネギカレーに!
ネギカレーに!
カレーは辛い。そこにネギの辛みを合わせたら、素晴らしきハーモニーを奏でるのではと思い組み合わせてみた。見た目も鮮やかで、人気女性モデルが朝ご飯に食べていても不思議ではない。

もちろん食べるとその組み合わせが「正解」と言うことが分かる。二つの辛みが実にいい。インドの風と日本の風をいっぺんに感じる。新たなるカレースタイルの誕生だ。ちなみに目安は一品につきネギ一本である。
美味しい!
美味しい!

ネギおでん

おでんには、静岡おでんや味噌おでんなど、様々な種類がある。振幅が広い料理なのだ。またおでんは基本的にはからしをつけて食べる。カラシという辛みが必要不可欠なのだ。ということで、ネギである。辛みの神「ネギ」が絶対に合うと思うのだ。
おでんを、
おでんを、
ネギおでんに!
ネギおでんに!
モツ煮には、ネギがおまけ程度に添えられているが、おでんにはネギは添えられていない。今まで交わることのなかった二人が出会ってしまったのだ。ネギが多くて、もはやおでんとは分からないけれど、おでんである。

郷土料理にありそうな感じ味わいだった。好き嫌いが分かれそうだけれど私は好きだ。カラシよりネギの方が、辛みに買ったばかりのひげ剃りのような切れがあり、食べていて気持ちがいい。この郷土料理がある地域ならぜひ嫁ぎたいと思う。
ネギの辛みがおでんにあう!
ネギの辛みがおでんにあう!

ネギにアメリカンドリームを!

ハンバーガーをコカコーラで流し込む、アメリカの醍醐味である。またアメリカは自由の国でもある。そこで、ネギである。ハンバーガーにネギ。自由の国では許されるのだ。ハンバーガーにネギを入れても。
完成!
完成!
許されないや!
許されないや!
ネギの辛みが邪魔だった。映画を見に行って自分の前の席に背が高い上に、髪がモッサモサの人が座っているくらい邪魔。ハンバーガーにネギ、全く合わない。私の中のネギ万能説は崩れ去ってしまった。でもアメリカとネギをぜひ組み合わせてあげたい。ネギにアメリカンドリームをつかんで欲しいのだ。
そこでポテトに、
そこでポテトに、
ネギを合わせてました!
ネギを合わせてました!
居酒屋にありそうなオーラを放っている。期待できる、と思って口に運んだのだけれど、どうもパンチ力にかける。そこで、マヨネーズを足してみた。するとどうだろう。お口の中がアメリカン。ネギの辛みという尖った部分をマヨネーズがマイルドにして、ポテトの美味しさを引き出している。外国人が漢字の書かれたTシャツを着るような一品だ。
マヨネーズがポイントです!
マヨネーズがポイントです!

お刺身に!

アメリカに浮気したが、日本の文化にももっとネギを入り込ませて行きたい。エサを前にした犬のように、ネギをグイグイ入れて行かねばならないのだ。そこで、刺身にネギを入れることにした。
お刺身が、
お刺身が、
ネギ刺身に!
ネギ刺身に!
お刺身を食べる際はワサビという辛みと一緒だ。そう、ネギが入り込む余地があるのだ。ワサビの代わりにネギなのだ。そう思い食べてみるとこれが美味しい。文句なしだ。美味しいのお手本のような味。刺身の倍の量のネギを一緒に食べるのがポイントだ。
自然と笑顔が出てしまう!
自然と笑顔が出てしまう!
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ネギ以外はだめなのか?

ここまではネギばかりを大盛りにして来たけれど、実はネギ以外でも美味しいのかもしれない。そこで、ネギ以外を牛丼に乗せてみようと思う。牛丼にネギ大盛りは素晴らしく美味しかった。私が小学生なら走り出すような美味しさ。それ以上を求めて、まずはキャベツである。
牛丼が、
牛丼が、
もはやキャベツ丼に!
もはやキャベツ丼に!
色合い的にはネギと似ているけれど、食べてみると瑞々しさが足りなかった。口の中が砂漠で体調不良を起こした時みたい。ネギには遠く及ばない。またキャベツにはネギで言うところの辛みのようなクセがなさすぎて、そこにキャベツがある意味を見つけることができなかった。
次は、
次は、
人参!
人参!
彩りとしては鮮やかで文句なし。私の好きな色であるオレンジであふれている。眼鏡を外すとイクラ丼みたいだ。でも、普段は眼鏡をつけているので人参丼である。

瑞々しさも問題ない。ただしボリボリという歯ごたえだけがパンチ力で味には何の作用もしてこなかった。ウサギなら喜びそうだけれど、人間なのでもっと味に変化をもたらして欲しい。やはりネギには勝てていない。
最後は、
最後は、
大根!
大根!
最後は大根を乗せてみた。瑞々しさもあるし、大根には辛みもある。食べてみるとこれは美味しかった。また大根は自分で切ったのではなく、スーパーで大根サラダを買って来たので、楽でもある。

でも、忘れられないでいる。ネギのことを。どうしても忘れられないのだ。大根でも確かにいいのだけれど、ネギのクセというのか、人間でいうところのキュンと来る仕草が大根にはないのだ。だから、どうしてもネギがいい。今のこの文は映画だとクライマックスのちょい前である。
ネギが忘れられない!
ネギが忘れられない!

ネギを愛そう

ネギ以外を試したことで、改めてネギの素晴らしさを知ることができた。やっぱり君が好きだ、みたいな話だ。またネギという脇役が人参や大根という主役級に勝ったというのもいい話なのではないだろうか。だからこそ全てをネギにしたい。
一般的な食事を、
一般的な食事を、
ネギにする
ネギにする
ネギを大量に盛ってみた。ネギだらけ。血液がサラサラになること間違いなしだ。もはや器は見えず、ネギがあふれている。これは私のネギへの愛があふれた結果だ。これが松屋あたりで出ていたらどうだろう。間違いなく頼むと思う。もっともこれはネギ量過多だけれど幸せだった。
幸せでした!
幸せでした!

ネギの時代が来る

やはりネギは美味しかった。ネギこそが正義な気がする。いくら食べてもさっぱりしているから飽きがこないのだ。また一部を除いて、どの食材とも相性がよかった。何にでもマヨネーズをかける人をマヨラーと言ったりするが、私は何にでもネギを乗せる、ネギラーとして生きて行きたいと思う。それが幸せへの正しい選択である。
最後のは多すぎたので、タッパーに戻した
最後のは多すぎたので、タッパーに戻した
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