ケーキの核心
ケーキ
この尖った先端
ゆるくカーブを描いた、背面
この三角形、まさしく、ケーキ
さっきから三角形、三角形と連呼しているが、円から切り出しているので正確には三角形ではない。この、円を取り分けたこの形、これこそがケーキなのである。
一方、蒸しパン
蒸しパンもホールケーキと同じ、円だ。つまり切り分けるとケーキの形になる。
ドキドキ
ケーキ?
ケーキ…いや…蒸しパンである。
三角形だけど、ケーキじゃない。
おかしいな…。
ケーキ
蒸しパン
これだ!
なんと、ケーキをケーキたらしめているのは、いちごの存在であった。
定義を訂正しよう。ケーキとは、「三角形で、なんか赤いのが乗ってるやつ」のことであった。
ケーキ!
一陣のつむじ風とともに、眼前に突如、ケーキが出現した。頭身がデフォルメされていてかわいい。食べちゃいたい感じである。(そしてなんと、ほんとうに食べてもよい)
かわいい
もう少しデフォルメを抑えてシリアスにしたければ、こういう手もある。
ドライクランベリーに交換
(潜入先から無線で)「ケーキか?オーバー」
(基地にいるメンバー)「ああ、ケーキだ。オーバー」
そんなシリアスなケーキになった。
もうロールは要らない
いつもならケーキとは呼ばないが
切り方によっては
け、ケーキや!!!
小さいくてかわいい。ロールケーキ時代の巻き目が残ってるのがオシャレである。そして、間違いなく、これは、ケーキ。
切る位置によって違った表情を見せてくれるのも愛おしい
ロールケーキの甘さにクランベリーの酸味が加わり、うまかった
もはや洋菓子だけがケーキではない
次の主役はキミだ
前傾姿勢
最中の餡はケーキに比べて弾力がなく、最初に包丁を差し込んだ部分がつぶれたまま戻らず、前のめりのままである。これではケーキとは言えない。
流線型でかっこいいフォルム
なんかこういうのあるよな、と思って検索したら
よく似た人がいた。
ケーキというより、どちらかというと正義の味方である。
もはや菓子だけがケーキではない
ところで前々から思っていたのだが、おまえケーキだろ。
ドキッ
母方の祖父母の家が岐阜県飛騨地方で、富山にほど近いため、遊びに行くとよく鱒寿司を食べさせてくれた。小さい頃の僕ときたらこの鱒寿司が大好きだったのだ。
鱒寿司は大きな丸い寿司で、そこにナイフで「米」の字に切り込みを入れてとりわける。
今回はあらかじめ切れたものを調達
この切り方、ずっとピザっぽいなと思っていたが、ここへきて気づく自分の見る目のなさよ。これ、どう見てもケーキだろ。
はい、ケーキ入りましたー
この完成度はやばい。完璧だ。
ただ、どうにもまずそうなのが気になる。酢飯といちごはどう考えても合いそうにない。
セカンドエディション
世の中には和カフェだとか言って和風建築のお店で洋菓子のケーキを出している店もあると聞く。けしからんことだ。和のケーキとはこれのことである。
ちなみに酢飯と梅干しの組み合わせ、食べてみるとひたすら酸っぱかった。カフェで出すのはやめた方がいい。
和食が続きます
切ってみると
あらやだ
形がずんぐりしているうえに、なんかプルプルしていてかわいいじゃないの。
かわいいわよね?ね?
同意していただける方は、次のアニメを見て悶絶していただきたい。
ポテッ
もうケーキとかどうでもいい。「豆腐がかわいい」で1本記事が書けそうである。
豆腐専用の動画投稿サイトとか作りたい。いやそんなまどろっこしいことしなくていいや。豆腐、飼いたい。育てたい。
…という気持ちをぐっと押さえて、ケーキのことを考える。
こちらも梅干しで
箸で押さえているのは、そうしないと倒れるからである。このか弱さ!
さっきから必死でケーキのことを考えようとしているのに、全然集中できない。豆腐は、ケーキにするには可愛すぎるのだ。
あらかじめ約束されたケーキ
この実験(?)のためにスーパーを物色していて、驚くべき食材を発見してしまった。
ケーキ立候補
ケーキになる気、満々である。ちょっとやる気に満ちすぎていて、かえってこいつに任せていいのか不安になる。
切った
チーズじゃねえか!
思わず声が出た。このカット方法、ケーキだけでなくチーズにとっても定番だったのだ。あのパッケージはケーキの絵じゃない、チーズの絵だった。
あたりまえだろ
だいぶケーキっぽくなった
かなりケーキ側に引き寄せることに成功した。
味の組み合わせを考えて、こういうのはどうだろう。
ドライトマト載せ
あ、これケーキだわ。ケーキバイキングとかにある小さいケーキ。これがチーズケーキかー。(違う)
ケーキじゃなさすぎてメルヘン
薩摩揚げ
あ、はいはい、次はさつま揚げもケーキ風に切ってみるのね。
今読んでてそう思っただろうけど、実は上の写真、もうケーキ風に切ってある。
あまりにただの薩摩揚げなので気づかなかったと思う。どんなに神経を集中しようと、一切ケーキさを見いだすことができない。
もう意味が分からない
「薩摩揚げにいちごを載せたもの」以外の何物でもないが、この2つの概念の関係なさは「懐中時計を持って急ぐウサギ」「水タバコを吸うイモムシ」に匹敵すると思う。つまり、もう、メルヘンの粋なのである。
ファーストケーキ
おっ、ケーキじゃん
突然目の前にケーキが現れ、驚いた。元はといえばこれである。
ハンバーガー
赤いのは、ミニトマトを1/4に切って載せた物。
普段の感覚だとケーキからは遠い食べ物だが、パンのふっくら感、そして層になっている構造、この2点からかなりのケーキ感をたたき出した。
トッピングなしでも若干ケーキ
いいよ、いいよ、最高にケーキだよ。
そうつぶやきながら、僕は夢中でシャッターを切り続けていた…。
おケーキ
ハンバーガーの成功で気をよくしてしまったのか、僕の心に魔が差したようだ。
「もう、固形じゃなくてもいいんじゃないか」そんなことを思ってしまったのだ。
いいわけないと思う。
ただ、このちょこんとした感じは、もっと大皿の方が映える気がしてきた。
盛り付けに凝る
ソースをちりばめ、見よう見まねでフレンチ風に盛りつけてみた。
ちなみにソースはラー油であるが、チョイスを誤り全体に茶色くなった。
ケーキなわけあるか!
それはケーキではない
えっと、何がしたかったんだっけ?
改めて最初から読み返してみると、この記事の出発点は『「ケーキ」とはつまり、あの三角形の形のことなのではないだろうか。』である。それに答えるとすると、答えは「ノー」だ。なぜなら、ケーキとは「小麦粉に砂糖・卵・油脂類・牛乳・香料などを混ぜて焼いた洋菓子。また、それをベースにして生クリームや果物を加えて作った菓子。」なのだから…。(
goo辞書による)
コロッケとメンチカツは長くなったので省略したが、もちろんケーキではなかった