特集 2012年7月30日

つまみに合うノンアルビールカクテル探し

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禁酒して1ヶ月がたつ。「うーん、こんなにビールが美味しい季節なのに、意外と我慢出来ちゃうもんなんだな~マジか~」というのが、正直な感想である。
これは、息抜きに飲むノンアルコールビール(だいたいオールフリー)のお陰でもある。ノンアルビール、結構、満足感があるものです。不味い発泡酒よりも、美味しいし。
でも……、飽きてきた。毎回毎回オールフリーでは、同じ味過ぎる。同じ発泡酒を飲み続けても飽きないのに、ノンアルだと飽きちゃうのは何故だろう。酔わないから、誤摩化しがきかないからかしら。
夜、ホッとする食事時に、ウーロン茶じゃ味気ない、ジュースじゃ甘すぎる。絶妙に刺激的なドリンクが、あるといいのにな…と日々思っているわけです。
埼玉生まれ。電子書籍『初恋と座間のヒマワリ』(リイド社刊)発売中。最近、ほぼ毎日ブログを更新していますので、良かったら読んでください。

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そこで、ノンアルコールビールを改造して、つまみに合うノンアルコールビア・カクテルを作ってみました。
いやあ、数年前、当サイトで、甘いカクテルを作る部活動(乙女酒部)をやっていて、そこの部長でしたので、ほんのちょっとだけカクテルには詳しいのですよ。
なんか美味しいの探すぞ。試してみないと分からないからやっちゃうよ。ゴゴゴゴゴ!
試食用ツマミには、いわしの刺身を用意しました。結構、難易度が高いと思うぞ。
試食用ツマミには、いわしの刺身を用意しました。結構、難易度が高いと思うぞ。

コーラ×オールフリー(1:1)

まずは、ビアカクテル「ディーゼル」の真似っこ版を作りました。ディーゼルはビールとコーラのカクテルで、色が石油に似てるからディーゼル…という、無茶なネーミングの飲み物です。
で、オールフリーで作ると…オールフリーの苦味は残っているので、甘いものが苦手な人でも飲める甘さに。爽やかなコーラ、という感じの味です。水っぽいコーラ、というか、思ったよりも強烈な味じゃありません。でも本物のディーゼルもこんな味だったような? ハンバーガーやホットドックに合わせるとピッタリだと思うのですけれど。
刺身を食べてみたら…うーん、若干生臭さが消えないけど、思ったよりも合っていました。でも「アルコールの代わり」って感じでは、ないなあ。

ファンタ×オールフリー(1:1)

南米のカクテル、ビール×ファンタの配合の「ファンチョップ」を、ノンアルコール版にしてみました。
うーん、ファ、ファンタの味、圧勝! ファンチョップではバランスがとれていた味が、ぐっとファンタ寄りに寄ってしまいました。
刺身はですねえ…ハッキリと合いません。不味し。でも肉料理やパンには合うと思います。でも味はほぼジュースなんですよねえ…。ビターでカロリーハーフのファンタ、と捉えるのがいいのかも。

オールフリー×CCレモン(1:1)

レモン炭酸でビールを割るのは、ドイツでは「ラドラー」、英国では「シャンディ」、フランスでは「パナシェ」と呼ぶそうですが、オールフリーで割っても、あ、合う! レモンリキュールの入ったビールのようです。これはいいですね、甘みもほどよく抑えられているし、のどごしもいい。このピッタリ感は何でだろう、同じサントリー製だからかしら。
刺身も…、うん、合うね。これはかなりお勧めです。

オールフリー×なっちゃん(1:1)

タカラヅカ関係のパーティで出るという、「果汁低めのオレンジジュース×ビール」というカクテルを模倣して、作ってみました。うーん、オールフリーだと、ただの微炭酸ジュースになっちゃいましたよ。なっちゃんよりは大人な味ですが、ビール感はほぼないですね。
刺身はですね、これは合うとか合わないとかじゃなくて、別々に食べたほうがいいですね! はい。

ルーツアロマブラック×オールフリー(1:1)

スペインで飲まれている、ブラックコーヒー×ビールのカクテル「カフェ・コン・セルベッサ」の真似をしたんですけど…ビールとブラックコーヒーだと結構美味しいんですけど、オールフリーだと…これはアリナシで言うところのナシかもしれません。不味い…。すごく…。刺身に合わせる以前の問題でした。ざんねん。

トマトジュース×オールフリー(1:1)

カクテル、「レッド・アイ」を真似して、トマトジュースを入れてみました。むむ、「これレッドアイですよ」と言われても、分からないお味。トマトの強い風味に、ほろ苦さが見事にマッチング。これはこれでアリです。
刺身にも合います! ぴったりとマリアージュするわけではありませんが、違和感はナッシング。

ガムシロップ×オールフリー

糖分ゼロのオールフリーに、わざわざガムシロップを入れてみました。ビールにシロップを入れて飲む文化はヨーロッパにありますから、コレもいけるだろう、と思ったのです。予想通り、オールフリーに比べるとはるかに飲みやすい。ホップ・ジュースという感じ。糖分って重要なんですねえ…。甘さ(カロリー)が自分で調整出来るわけだし、これはこれでいいのかも。
刺身にも、もちろん合います。うむうむ。

カナダドライジンジャーエール×オールフリー

いわゆるビール×ジンジャエール=シャンディガフを模倣しました。
……ん! うまい! うまいよ!
実験した中では、飲み物として、一番おいしいかもしれません。ドライジンジャーエールとオールフリー、相性ぴったりです。甘すぎず、苦すぎず。物足りないこともなく。くいくい飲める感じです。
刺身にも、合いますねえ。これはいい。

プレミアムアルコールフリーブラック×牛乳

黒ビールの牛乳割りカクテル、「ブラック・アンド・ホワイト」を真似して、ノンアルコール黒ビールを牛乳で割ってみました。
見た目はカフェラテ。味も…一瞬カフェラテなんですが、ううう、なんか違う。普通の黒ビールで作ると美味しいのに、ノンアル黒だと、水っぽくて…うううう、変な味。これはちょっと、やめておいたほうが賢明です。

レモン×オールフリー

カクテルじゃありませんが…ただ単純に、オールフリーにレモンを絞り入れてみました。
これ、オールフリーって、カロリーゼロ製品のせいか、飲んでいると妙な空虚感が喉に広がる時があるんですけども、レモンを入れることによって、それがかなり緩和されます。サッパリ飲めるし、もちろん刺身にもバッチリ合います。おすすめですよ。

やっぱショウガとレモンだ

ジンジャー味とレモン味がノンアルコールビールには合うのか!
ということを知って、ノンアルビール専用のシロップを作ってみました。
しょうがとレモンのシロップ(刻んで砂糖を入れて煮るだけ)です。要するにジャムなので、各自、自由なレシピで作ってみてください、失敗は滅多にしないんで!
オールフリーに、シロップ、ひとさじ垂らしていただきます。うん、合うね~。ショウガの刺激、レモンの爽やかさ、砂糖の甘み! 最強ですね。こういうビアカクテルを出す店、あればいいのに。1杯500円くらい出すのに。

ノンアル食文化はこれからだ

うーん奥深い、ノンアルの世界。
何かを禁じ手にすると、人は工夫をしちゃうものです。
昨今のノンアルコール飲料も、片っ端から試してみています。禁酒してるから、という以前に、新しい食文化として面白いから、興味をそそられるのです。
だって…ノンアルコールチューハイとか、何で出来てるのか、どんな味なのか、謎じゃないですか!? そしたら飲んじゃうじゃないですか!

これからもノンアルコールビアカクテルを探したいです。普通のノンアルコールカクテルも!
飲める人、飲めない人、飲まない人、
みんなが一緒に楽しめるような、豊かな味のノンアルコールドリンクがあるといいのになーと思います。
とにかく美味しいやつ! 美味しいやつ希望!!

(とりあえず今回の実験結果では、CCレモン×オールフリーと、ドライジンジャーエール×オールフリーをレコメンド!!)
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