実際に歩いてみた
まずは、東京メトロ有楽町線の上を歩いたところを5秒の動画に切り出してみたのでご覧ください。
説明します
この動画が、やりたかったことのほぼすべてなんだけど、なんじゃらほいという方のために説明させてください。
地下鉄って、分かってるのは地上出入口のある駅の場所だけで、乗ってる間はどこらへんにいるのかよく分からない。
駅で地下に降りて、
電車に乗って、
目的の駅で降りたら、
そこは別の町!
なので、地上を走る電車にくらべて、町どうしがどんなふうに繋がってるのか、途中にどんな風景があるのかが分かりづらい。
じゃあ地下鉄の路線の上を実際に歩いてみよう。
その際に、一歩あるいては写真を撮り、また一歩すすんでは写真を撮り、というように、ほんとに一歩ずつ写真を撮ったものをコマ送りにしてみる。
そうしたら、地下鉄が同じ場所の地上を通っていたときの車窓の風景みたいな感じになるんじゃないか、と思ってやってみたのが最初の動画というわけです。
東京メトロ有楽町線 池袋駅から護国寺駅まで
最初に、東京メトロ有楽町線の上を歩いてみた。まずは動画をご覧ください。
今回発見したのは、池袋駅という巨大ターミナルから出る電車は、路線図みたいに一点から出るわけじゃなくて、それぞれ違う場所から出発するってことだ。当たり前だけど。
丸ノ内線が大通りの下を通るのに対して、有楽町線はもうちょっと南側の小さな通りの下を通る。
有楽町線がロッテリアの脇を通ってるって知ってた?
それでどこかの駐車場の下を通って、
護国寺では本堂の脇をくぐりぬける!
たしかに「護国寺駅」の近くなわけだし、位置関係からはそうなるだろうけれども、思いもよらなかったのでびっくりした。
今度からは有楽町線が護国寺本堂の真下を通るあたりでお願いごとでもしてみようかと思う。それで賽銭を上に向かって投げるのだ。
そして護国寺駅に到着
東京メトロ丸ノ内線 淡路町駅~御茶ノ水駅
次も、まずは動画をご覧ください。途中で丸ノ内線が冗談みたいに一瞬飛び出すところがハイライトです。
丸ノ内線といえば、地上に飛び出すことで有名だ(ぼくのなかで)。四谷や神田川、後楽園と、バリエーション豊かな飛び出しを見せてくれる。
ばばーん。地下なのに、地下じゃなかった!
それで、神田川の上に出てるときはどこにいるか一瞬わかるけど(神田川だ)、その前後はよく分からんじゃないかということで歩いてみた。
淡路町駅は靖国通りのとこだ。ここは分かる。
ここらへんで左にそれて行って、
なにここ!?
御茶の水にこんな場所があったとは知らなかった。
木造のお家の背後にガラス張りのビル。絵本「ちいさいおうち」の後半みたいなことなってる。
神田川を渡ると、
医科歯科大の前を通って、御茶ノ水駅に到着。
神田川に飛び出る直前は、再開発地域にちいさいおうちが一軒残る町だった。
地面が透明なら、こういう景色を毎日みられるのにねえ。
京王井の頭線 渋谷~神泉
地下鉄じゃないけど、井の頭線の渋谷から神泉までの間もよく分からない。歩いてみたので動画をご覧ください。
京王井の頭線はなかなかふしぎなやつだ。ふつうに地上をはしる電車なのに、渋谷駅では地上2階から出発する。
2階からスタート
そして2階から出発したにもかかわらず、なぜかすぐに地下に埋まる。
登り坂に向かってまっすぐ埋まって行く
そして道玄坂の下をくぐって神泉駅でまた地上1階に姿を現すのだ。
神泉駅は地上1階
神泉駅の先で電車はまた地下にもぐる。その先の空き地にこんな看板があった。
「トンネルがあるから掘っちゃダメ」とある
トンネルは山手通りを越えたあたりで終わるんだけど、そこまでの間はほんとに静かな住宅街だった。
渋谷から一駅の場所にこんなところがあって、そんなところを井の頭線が通ってるんだなとちょっと感慨にふけった。
地下鉄のふりをして歩いてみて
実のところ、大部分は大通りの下を通っている。だから地下鉄のルートは駅から駅まで車で大通りを行くのとあんまり変わらない。でもたまにへんなところを通ることがあって、その点はちょっと面白い。
一歩ずつ歩いてコマ撮りするやり方は
以前もやったことがある。今回は歩幅を減らして細かく歩いたので、もっと滑らかな映像になるかな?と思ったけど、あまり変わらなかったのはちょっと残念だった。