私はいかにしてTバックと見間違えたか
とにかくどういうシチュエーションでどうTバックに見えたのか、 そのときの様子をうまく説明するのはかなり難しいが、なんとかがんばってみようと思う。
まず肌色のベルトをした自転車の男性、というところから始めていこう。
写真の上にカーソルを重ねるとベルトが肌色になる。
どうだろうか。コツとしては、 腰からお尻の上部分がちょっと出てるところを想像しつつ、 出来るだけ薄めで見て欲しい。もちろんこのおじさんがTバックを履いているという前提で。
これで100人中2人ぐらいは納得してもらえたかもしれない。 今度はもっと尻にクローズアップして説明してみよう。
写真の上にカーソルを重ねると、ベルトが肌色になってさらにベルトを通す部分がトランクスと同じになる。
その自転車に乗ってた男性は、ベルトが肌色だったことに加えて ズボンのベルトを通す部分がはみ出たトランクスとかなり似た色だった。
それがつまりTバックのTの始まり？に見えたのも原因のひとつだと踏んでいる。 ということで上の写真ではそういうところを再現してみたのだが、 これでもまだ人外な想像力を要するかもしれない。
もっと直接的な絵でなんとかしてみよう。
写真の上にカーソルを重ねると、Tバックのお尻が上だけ見えるようになります。
まずズボンの中がこういう状態だったとする。あくまで仮定だ。
で、この尻の上の部分だけが背中から覗いてる。というのが肌色のベルトを見て勘違いした私の思考である。
そこから導かれる結論は、”自分の頭がおかしい”ということになるかもしれない、いや違うそうじゃないのだ。原因はやはり肌色のベルトにある。思考過程を知ってもらえれば より理解しやすいと思ったのだ。
Tバックが肌色ベルトになる絵描き歌
もっと分かりやすいように、Tバックから肌色のベルトになる過程をGIFアニメしてみた。 しかも親しみやすいように絵描き歌付きである。
無限ループなので理解出来るまでずっと見続けて下さい。
もうやる
おそらくいまの説明で100人中100人が納得してくれただろう。 もしくは誰もいなくなって0人中0人なのかもしれないが、 比率で考えれば同じことだ。
とにかく説明ばかりしていても埒があかないので、 ここからはもう実際に肌色のベルトをつけてみて、Tバックに見えるかどうか検証してみたい。
手持ちのベルトを絵の具で塗った。
あ！あ～？
心にウソをつけ
さっそく塗った肌色ベルトを装着した写真を１ページ目で載せてしまった。 その時点でかなりの人が「もういいわ」となってどっかいってしまったかもしれない。
しかしここで弱気になってはいけない。 実際にTバックに見えたのは事実なんだから再現不可能なはずはない。
目を細めてみると…見えそうで見えない。
二つの点の間を遠くを見る感じでジッと見てると、点が重なって写真が立体に見える 立体視の方法がある。そういうのってよく、あと少しで点が重なるのに中々重ならなくてヤキモキする。
そしてこれにも同じ事が言える。細めで見るとなんとなくTバックに見えそうなのに、 もう少しのところで思考が引き戻されてしまうのだ。
シチュエーションが大事
そうだシチュエーションだ。自転車に乗ってるときは確かにお尻を突き出す感じに多少なってる。その体勢が「Tバックの始まりの部分が見えてもしょうがないよな」という意識を見る側に作るのではないか。
なのでそういう「始まりの部分が見える」シチュエーション、要は尻を突き出したポーズをとればよりTバックに見えるかもしれない。
心のピュアさを問われます。
リバースだっちゅーのポーズと命名したい。
これで少しはTバックらしくなった、と思う。 やってる本人自体は最初の段階からかなりTバックだと思っているため 客観的評価は難しいが、それを差し引いてもTバックに近づいた。
これからはさらに差し引いていく予定なのでご了承いただきますようお願いします。
より尻の始まりが見えやすいポーズを求めて。
これぐらいの感覚で見ると…ほら！
おおこれはかなりTバックではなかろうか。 ポージングのシチュエーション的にも、アメリカのおしゃまなティーンとかにありそう。 いえ全然知りませんけど。
あと腰の右側が割とベルトが見えてしまっているので、ここを隠すとさらに Tバック感が出ないだろうか。
これはかなりTバック！
ここまで来たら、もう完全にTバックだろう。 しかもなんだか「ここで用を足そうとしてズボンを下ろしてる最中」みたいなストーリーまで見えてくる。うん、それは見えなくていい。
やはり肌色のベルトを付けてるとTバックに見える説はかなり有力だ。
さらなる理論武装
肌色ベルトTバック説を確固たるものとすべくもっと確実な方法を探ろう。
これはTバックではなくトランクスの切れ端です。
ハワイへようこそ。
ダミーの見せパンツとして使う。
だったら普通にいま履いてるのでやってもいいじゃないという向きもあろうが、 なんというか本当にいま実際履いてるのを載せるのは公序良俗的にマズイ気がするので。
ただこれだけではさすがに効果も弱い。
トランクスの切れ端をベルトを通す部分に付ける。
そこにTの文字が現れた。
イタリアンセクシー！
おおなかなかにTバックではないか。
いやそんな風に思ってしまうのは、努力したんだから成功してて欲しいと願う 自分の思い込みなのかもしれない。俗に言う努力の正当化だ。
でも言ってしまうと全然たいした努力してないから、逆説的にやっぱり結構Tバックに見えてるということだ！（※もちろん細目で見た場合）
Tバックを知ってか知らずか目をそらす人達。
実際やってみて気づいたのだが、ベルトに塗った肌色が腕とかに比べてだいぶ明るかったようだ。これはピカピカのツルツルお尻でありたいという深層心理の現れか。
Tバックパワーで人が去る。
「きゃっ！すみませんっ」「いいえ大丈夫です」
どんなシチュエーションだ。
ということでTバックに見えるかどうかに関しては他に思いつく手もなく、 むしろこれ以上触れてはいけないような気もする。
Tバックに見えた人は心がピュアな人です。という心の純粋さを計る心理テスト だと納得してもらうことで締めとしたい。
ユニクロはTバック推進
そもそも肌色のベルトは売っているのだろうか。 探して見つからなかった場合のタイムロスが惜しかったので塗ってしまったが、 そこを確認していなかった。
服といったらここしか知らない。
あった。これ以上ないぐらい肌色のベルトあったよ。
塗ったのと違いが分かりません。
50本ぐらいあるうちの１本に、こんなに肌色のベルトが売ってた。 もうすっごい肌色、自前で塗ったのと見分けが付かないじゃないか。
タグに書かれていた色の名前はベージュ。 あれベージュってこんな感じだったっけ？ なにかユニクロの意図を感じる。 ひょっとしたら日本にTバックを広めようとしてるのかもしれない。
念のため書いておくと、このベルトはWOMENである。
アメリカなら絶対同意されるはず
自分の恥ずかしい見間違いを再現してみようとしただけの試み。 いったいどれくらいの人が同意してくれたのか、 そもそもここまで読んでくれている人がいるのかも不安ではあるが、 自分としてはやれるだけのことはやったつもりだ。（そもそもやれることがあまりない）
日本人はTバックを見慣れてないため、なかなか想像しにくい不利な面もあったかもしれない。そういった意味ではアメリカ人に見せるべきだったか。
アメリカ人はみんなTバック。そんな考えだから見間違うんだろう。
実は無印にも穴あきながら肌色のベルトがあった。 性の解放もネクストステージに突入してるのか。
