新宿御苑の桜はすごい
新宿御苑の桜はすごい。圧倒的といえる。見事に管理されており種類も多い。咲く時期が微妙に違うので、ソメイヨシノが咲く前から、散って大分経つまでなんらかの桜が咲いている。
どうですか、この満開具合。
桜の木は大きく立派。枝が低いので花を近くに見られます。
葉っぱが出てきても花は満開。
様々な桜が一同に会するのが新宿御苑のすごいところ。
緑色が混じった桜もある。
クリーム色の桜もあったりする。かわいい。
八重桜はソメイヨシノより咲くのが遅くて花が長持ちするので花見の予定を立てやすい(ピンポイントに満開を狙わなくてもいい)。
手入れされた庭園も見事です。
桜を楽しむという点において、新宿御苑を越える場所を僕は知らない。さすが有料なだけはある。有料と言っても大人200円なので大した額ではない。
でもアルコールの持ち込みは厳重に禁止
花は綺麗で芝生も綺麗。手入れが行き届いた新宿御苑だが、アルコールの持ち込みは固く禁止されている。
一昨年までは黙認されていたのだが、去年から手荷物検査が始まり、でも去年はかなり雑な手荷物検査だったのだが今年は鞄の底を見せろと迫られるほど厳重になった。
空港かと思うほど厳重。警備員が何人もいて詳しく調べられる。来年はX線検査が導入されるのではないかと思うほど。
巨大な看板で禁止をアピール。
アルコールが発見された場合はそのまま入場出来ない。その場の廃棄ボックスに捨てるか、コインロッカーにでも預けてくるように言われる。中にはゲートの外で酒宴を始める人もいる(それはそれでどうかと思うが)。
園内に入ると、荷物に隠して密輸したと見られるビールなどを飲んでる人もいるにはいるが、巡回している警備員が注意をしていた。ここは禁酒法時代のアメリカか、と錯覚した。
そういう訳で多少飲んでる人はいるが大量のアルコールを持ち込むのが難しいので、新宿御苑には酷い酔っぱらいがいない。大抵素面でニコニコと花見をしている。雰囲気は非常に穏やかである。
広い芝生の広場と沢山の桜が魅力。
新宿門近くの広場は人口密度高いです。
友達と花見をするときは食べ物や飲み物持ち寄りです。手前の缶はオールフリー。
穏やかに花見をしたい人は新宿御苑
花見に酒はいらない人、酒を飲めない人、子供連れ、なんて人は新宿御苑は最高だと思う。平和だし。一方、お酒を飲みたい人や騒ぎたい人には向いてない。酒を飲みたいなら余所行ってくれ、ってのが新宿御苑側の考えなんだろう。同様に、ボールやフリスビーなどで遊ぶのも禁止なので注意されたい。火器の使用もNGだ。
色々禁止事項が多いので、それを息苦しいと感じるか、管理されてても穏やかな良い雰囲気と取るかは人それぞれだと思う。
今年4月7日と8日に続けて新宿御苑に行ったが、両日とも凄まじい混みようだった。手荷物検査渋滞もすごかったが、園内もなかなかに混んでいた。やはりここの桜は魅力的なのだ。
新宿御苑の攻略法
まず花見の場所だが、新宿門近くの広場は異常に混むのでお勧め出来ない。上の地図でピンを置いてある千駄ヶ谷門近くの広場や中央部の広場が良い。新宿門からは少し歩くが快適なスペースを確保しやすい。
トイレは女性用がすごく混むので、我慢できなくなる前に並ぶと吉。男性用はそんなに混まない。新宿門を入ってすぐのトイレは比較的空いていたが、タイミング次第なのかも知れない。
アルコールは、発見されて揉めるのも面倒くさいし楽しく花見してるときに注意されるのも気分がよろしくないと思うので、素直に持ち込まないのが一番だと思う。
閉園時間が16時半と早いので、遅くまで花見をしたい人には向いていない。逆に、日が落ちて冷えたらサッサと帰りたい人には良いだろう。
もう大分散ってしまった。
代々木公園
次は代々木公園。前述した通り、僕は7,8日と新宿御苑に行ってしまったので、代々木公園に来たのは4月15日である。14日は雨が降っていたし、その数日前も風が吹いたりして、桜はわりと散ってしまった。
以降、他の花見スポットも同様に4月15日に行ったので花は散り気味、花見客もそんなに多くなかったが独断と偏見の攻略法を書きたいと思う。
地面一面に桜の花びら。地面に花が見えるってのも素敵ですよね?
桜はまばらだ。
桜はまばらに咲いていた
新宿御苑とは違って無料だし手荷物検査もないが、桜はかなりまばら。ある程度まとまって咲いている場所もあるにはあるが、新宿御苑とは比べものにならない。
桜が咲いている主なスポットは地図のピンの場所である。
ソメイヨシノは大体終わっていたが、それでも少しは咲いている桜があった。その下ではかなり自由な宴会が催されていた。
代々木公園の宴席はかなり自由な感じです。
代々木公園の花見の特徴
新宿御苑と比べて色々自由なのが代々木公園の特徴だ。まず、シートが半端なくデカイ。新宿御苑も大きな場所を取っているグループはいるが、代々木公園は規模も数も更に大きい。大人数だと、無料で遅い時間でも出入り自由な代々木公園は都合が良いのだろう。
シートがでかい。
アルコールは箱で持ち込み。
新宿御苑では持ち込む事すら禁止だったアルコールだが、代々木公園では飲み放題である。ビールの箱がズラリ並ぶチームや、蒸留酒の瓶が並ぶチームなど様々だった。
客層はほとんど若者。20代~30代が多く、音楽についても若者らしい自由さに溢れていた。iPodなどをスピーカーに繋いでそれぞれ好きな音楽を楽しんでいた。これも新宿御苑では見かけない行為だ。禁止されているのは大音量の楽器演奏なので、スピーカーで音楽を聴く程度ならいいのだろう(周りに怒られなければ)。
スピーカー付けて音楽を聴く。
もはや桜関係無い。
桜がないところにシートを広げて楽しそうに飲み食いしている若者も多く、実は桜はどうでもいいんじゃないか、という気もする。
食べ物の傾向としては、若者は総じて乾き物、スナック菓子、コンビニ弁当、ファストフードのテイクアウトなど、ぶっちゃけて言えば「雑」な物を食べていた。
一方、40代以上になると綺麗に盛り付けられた、自作とおぼしきお弁当を食べていた。これはおそらく価値観の違いで、若者は花も食べ物もどうでもよくて、仲間と談笑するのだけが楽しく、年を取ると食や花へも関心が向くのだろう。
そんなに量食べられないし、どうせなら美味しいもの食べたいよねというのが大人の意見であろう(というかオッサンになった僕の意見)。
お弁当が綺麗だったのでお願いして写真を撮らせてもらったよ。
こちらのお弁当も綺麗。料理が得意な人がグループにいるといいよね。
食べて飲んだらトイレ。桜まっさかりの時は知らないけど(1週間遅いからね)、代々木公園はトイレがかなり多い。有料の公園と違って色々問題はある気もするが、4/15の昼頃は混んでいるトイレはなかった。
でも油断は出来ないのでトイレについては新宿御苑同様、ギリギリになる前に行っておくというのが重要なんじゃないかと思う。
トイレは結構いっぱいあるように見えますが。
代々木公園の攻略法
桜が咲いている場所や種類はさほど多くない。ただし、自由。酒も自由、ボールで遊ぶのも自由。NO MUSIC NO HANAMI。若者が多いし音楽聞いてたりして若干騒がしい感じもあるが、それを「賑やか」とポジティブに捉えられるならいい場所だと思う。
桜を楽しむというよりは、仲間とピクニックを楽しむという感じでしょうか。それで良ければ交通の便もいいし悪くないと思います。
日比谷公園
日比谷公園ってあんまり桜のイメージないなぁと思っていたのだが、花見スポットとして紹介されてたりもしたので見に行ってみた。
チューリップが満開だった。
日比谷駅の階段を上がると、なんだか聞き慣れない音楽が聞えてきて、噴水広場の辺りで「ビルマのお正月祭り」というイベントが開かれていた。ミャンマーじゃないのはなんらかの政治的意味があるのだろうか。主催はビルマ民主化同盟。もしかしてミャンマーって名前を望まない人もいるのか。
日比谷公園ってなんかいつもイベントやってるよね。
多分ビルマポップ。
なんか、桜ないなーと思いながら公園内をウロウロしていたら、桜が咲いている一角があった。地図でいうとピンが立っている辺り。
桜分はかなり少なめ。
代々木公園と比べても更に低い桜分である。ちょこっと咲いてるからその下で花見しましょう、みたいな感じというか。
でも、食べ物はなんだかすごかった。日比谷で花見する人は良い物を食べている。
仲間に入れて欲しいと思ったほど。
お酒はワインなど。手作りっぽい料理がずらり並んでいた。メンバーは全員女性で、見たところ30代。思うに、花見は30代以降の女性とするのが楽しい。みんなクックパッドとか見て美味しい物を作ってきてくれるから。
氷とワインが多め。日比谷公園はテーブルとかベンチがあるのが良いですね。
外国人家族や30代くらいでなんか良い暮らししてそうな人が多く、新宿御苑や代々木公園と比べてもまた客層が違った。近所に住んでたり、近くで働いている人が来るのだろうか。
草地にシートを敷いて花見する人もちらほら。
日比谷公園の攻略法
桜が少ないからか花見をしている人はそんなに多くない。今調べたら「かもめの広場」ってとこに桜があったらしいが、僕は気付かなくて行かなかったから判らない。
野音やイベントの音で代々木公園とは違った騒がしさがある。雰囲気は穏やかだけど音は騒々しいという不思議な場所である。
ここで酒を飲んで大騒ぎってのはなんだか場違いな気がするので、騒ぎたいなら別の場所がいいんじゃないかと思う。
近くにオフィスがある人は平日の昼休みにお弁当食べながら花見が出来てうらやましいと思った。
日比谷公園に僕の実家があるというのは有名な話。(ウソです)
有栖川宮記念公園
次は広尾にある有栖川宮記念公園である。広尾といえば外国の大使館がたくさんあってハイソな街。花見の雰囲気も違ったりするのだろうか。
カジュアルにポルシェが走っている街、広尾。
外国製品多めのスーパー、ナショナル麻布は今建直し中。オープンは8月との事。
公園の池ではおじさん達が釣りをしていた。なるほど、確かに釣り人は岩の先にいますな。
桜は結構咲いていた。
広尾の駅を出て公園に入るとまず池があって、階段をグイグイ登っていくと広場があった。土地柄だろう、色んな国の大人や子供がボールやフリスビーで遊んでいた。
桜は咲いているが、どうも花見という雰囲気ではない。はて?と思っていると、花見客っぽい荷物を持った人たちは更に奥へ行く。ついていった。
ボールが飛び交い、どう見ても花見って雰囲気ではない。
公園内を進んでいったら広場があって、そこでみんな花見をしていた。それほどの広さはなくて、半径30mほどだろうか。狭いエリアに花見客がみっしり座っていた。これ、満開の先週だったらどんなだったんだろうか。
バイオリンを弾いている人がいて、曲が終わると周りの関係ない人たちが拍手するなど妙な連帯感があって面白かった。
代々木公園ではiPodとスピーカーだったのが、ここではバイオリン生演奏である。なにこの違い。
花見できる場所は広くない。が、環境は良さそうだ。
良い物食べてた
さすが広尾なのか、有栖川宮記念公園で花見をしてた人たちは良い物を食べていた。
美味しそうなパンとワイン、あとチーズやハムなど洒落た物が揃っていた。なんだこれ。花見でデカイ肉を焼くとかフルーツ山盛り持ってくるとか、そういう発想無かったよ。
肉の塊。
フルーツ盛り合わせなど。
ケッパーが乗ったサーモンとか、クレソンとか、そこはかとなく洒落てる。
手が込んでるって訳ではないのだが、ワイングラスに美味しそうなパン、チーズなど気軽でお洒落な花見食である。
籐のバスケットをテーブルにしてるのも洒落てて良い。
年齢層は20代後半から40代前半くらいが多め。ある程度お金があって食にこだわりがあり、外国の文化を抵抗なく受け入れられる人たちという印象である。
また、広尾は駅から公園までにお洒落っぽいパン屋さんやワインメインの酒屋さんがあり、そこらで調達すると上の様なメニューになるのだろうと思われる。
お洒落げなパン屋さん。
輸入ワインショップ。
有栖川宮記念公園の攻略法
花見できる場所が狭いので大人数のグループで行くと場所が取れないと思う。せいぜい1グループ10人程度までだろう。
パンやワインを現地で調達するとお洒落な花見を楽しめそうだ。極端に騒がしいグループはなく、比較的穏やかな花見をしたい人に向いてるかなと思った。トイレは少ないが混んではいなかった。
写真は載せなかったが、なぜかピザを食べてる人がわりと多かった。あれはなんでなんだろう?って今頃気になった。近くに美味しいテイクアウトのピザ屋さんでもあるのだろうか。
花見の時に便利なシート
唐突に便利グッズ紹介。花見の季節ってまだ結構寒いですよね。なのに地面にブルーシートを敷いてその上に長時間座るのってなかなかしんどいです。
地面によっては固いし結構冷えます。地面に奪われる熱ってバカに出来ません。
丸めるとコンパクトに収納できます。サイズは色々、用途によって選びましょう。
裏側は断熱素材です。実物は山道具の店とかホームセンターにあると思います。僕は那須のアウトレットパークにあった
ロゴスショップで買いました。
そこで便利なのが、
ロゴスのサーモマット。表は起毛仕上げで手触り良く、暖色系で見た目も暖かいし、裏側は赤外線を反射する断熱素材ですから底冷えを防げます。更にキャンプ用の銀マットとか使うと快適に過ごせます。
折りたたみの座布団なんかも便利です。花見以外にピクニックとか雪山なんかでも活躍してくれます。
折りたたみ座布団も便利です。
雪山用に買ったのですが、花見でも重宝してます。
いきなりの商品紹介でテレビショッピングみたいですが、今流行りのステマじゃないし上のAmazonリンクはアフィリエイトでもないので安心して買ったら良いと思います(単に僕がたまたま買って便利なので自慢してるだけです)。
火器を使える場所ならストーブやランタンも便利ですし、キャンプ用のエアマットを座布団代わりにするのもいいですし、山用のザックは荷物を運ぶのに使えます。登山用の道具って、花見で便利に使える物が多いです。
閑話休題。次のページは皇居周辺の花見スポットを攻略します。
皇居、乾門辺りの桜。
ゲートの外から写真撮ってたら警官3人に凝視された。
皇居周辺の桜も見事です
皇居周辺、北の丸公園、千鳥ヶ淵、靖国神社も桜が綺麗な花見の名所である。という事でそこら辺を巡ってみた。
門は遠く、立ち入り禁止である。
立ち入り禁止ゲートには呼び鈴がついてた。日本一怖いピンポンダッシュスポットである。
一口に北の丸公園と言っても広いですが。
北の丸公園
まずは北の丸公園。大雑把に言えば皇居の北、武道館と皇居の間辺りにあるのが北の丸公園だ。一昨年
宙博が開催された科学技術館や国立近代美術館などがある。
東京の真ん中にあってなかなかの広さだが、桜が咲いているのは吉田茂像のあたりと、池の横の広場の辺り。下の地図でピンが立っている辺りである。
常設展も結構楽しい科学技術館。
茶色い吉田茂。
僕は少し葉っぱが出てる桜が好きなんですよ。緑がピンクを映えさせると思う。
穴場なんじゃないか
北の丸公園を何となく歩いていたら、宴席っぽい声が聞えて、木々の向こうに桜が見えた。色々廻って花見に対する嗅覚が磨かれたらしい。花見スポットの場所が判るようになってきた。
行ってみると、吉田茂の銅像の周りに桜が咲いていて、花見が行われていた。
割りと桜多め。来年はここに来ようかな。
下は芝生で平ら、桜もピークは過ぎたとはいえ結構咲いていた。人もそんなに多くないし、適度に賑やかで良い。
こんな大きな桜の木もある。ほとんど散ってたけど。
あ、いい場所見つけた!って思った。大きな桜の木の下は一面花びらで染められていて、これはこれで味わい深い。
地面がうす桃色。
カートに箱ビールという本気具合。
北の丸公園その2
まだ他に桜ないかな?と思いながら北の丸公園を歩いていたら池の近くに開けた場所があって、そこら辺も花見スポットだった。
こちらはより本気の花見客が多く、代々木公園の若者みたいにビールを箱で持ち込んでいたりした。実際は、北の丸公園も飲酒は禁止らしいのだけど今のところは2年前の新宿御苑のように黙認されているのだろう。多分。
吉田茂周辺より開けた花見スポットです。
水辺があって雰囲気も良いです。
北の丸公園の攻略法
花見をするなら吉田茂周辺か池の周りが良いと思います。下が芝生なのでシートを敷いて座るのも快適でしょう。雰囲気の良さは新宿御苑に似てます。なのに無料なのですごい。
芝生エリアはなかなか広いので場所取りしなくても良いような気がしますし、そこそこの人数でも大丈夫そうです。
千鳥ヶ淵
北の丸公園から移動して千鳥ヶ淵へ。ここら辺はお堀に覆い被さるように桜が咲いていて大変に綺麗ですな。
満開1週間後でもこんなに綺麗。
高速道路とお堀と桜。いいですなぁ。
桜並木を歩くという花見。
夜はライトアップされます。
千鳥ヶ淵における花見の定番は、歩きながらの花見。基本的に通路なのでシートを広げて宴会ってのは実質無理です。たまに、シートは広げてないけどプチ宴会みたいのしてる人もいますが、落ち着かないしあんまりお勧め出来ません。
歩きながらという性質上、半蔵門から九段下へカップルで歩きながら桜を見て語り合う、なんてのも良いかもしれません。
昼間はボートに乗って水の上から桜を見るのも楽しそうですし、夜ならライトアップされた夜桜を楽しめます。
千鳥ヶ淵はデートでくると良いですよ。
大体カップルでボートに乗ってます。決して転覆の念など送ってはいけません。
水面に浮かぶ花びらにシュプールを残しちゃったりしてね。
初めてのデートでさくら水産はNGだぜ。
千鳥が淵の攻略法
歩くなら半蔵門から九段下へ行くのが良いと思います。逆だと登り坂で疲れるから。
桜の季節は夕方ライトアップされますが、期間や時間は変わるので夜桜デートをしたければちゃんと調べておきましょう。
意外と距離があるので、相手には歩くって事前に言っておいた方が良いです。じゃないとピンヒール履いてきたりして失敗します。
また、九段下まで下るとさくら水産がありますが、女性を誘って夜桜を見た後に桜繋がりだしウニが食べたいからってさくら水産に入ってはいけません。メールの返事が来なくなります(2004年頃の実話)。
靖国神社の鳥居はでかくてかっこいい。
靖国神社
聞くところによると靖国神社も花見スポットだそうなので、千鳥が淵から歩きがてら寄ってみた。境内は人でいっぱいだけど、どこで花見できるのか?と歩いていたら参道の脇で花見をしてる人たちがいた。数はそれほど多くないが、ここで花見する人もいるみたいだ。
花見してる人がいてビックリした。でも満開の時期は多いのかも。
靖国神社の攻略法
普通に花見していたが、果たしてここでどんちゃん騒ぎしていいものかよくわからない。神社だし、大騒ぎは不敬に当たるような気もするのでほどほどにした方が良いのかもしれない。
ていうか、僕ならここで花見しないで北の丸公園に行くかなって思った。
八重桜が咲いてました。
お次は浅草、隅田公園
昼前くらいから花見スポットを巡りはじめて、時間は17時過ぎ。日はかげり風が冷たくなってきた。浅草駅を出て隅田公園へ行くと、予想と違って寒々しい事になっていた。
スカイツリーを間近に見ながら花見できる。
アサヒビールのオブジェや松本零士船など見所たっぷり。
公園にエビフライみたいなライドがあった。
見渡す限り空いてた。
隅田川のほとり、格好良く言えばリバーサイド。スカイツリーがドーンと見えてロケーションは良い。左の写真で赤くした部分が花見をしても良いエリアだ。隅田公園は隅田川に沿った細長い公園で、ほとんど通路みたいなところだが、シートを敷いてもいいエリアと道を線で区切っていた。
4/8(日曜)は天気が良く桜は満開、歩いていた警備員さんに聞いたら通路エリアが塞がってしまうほどに花見客で混み合ったという。
1週間後の、しかも17時ともなると花見をしている人は少なく閑散としていた。それでも公園の先にあるちょっと高くなってる広場にはそこそこ人がいて、宴席は盛り上がりを見せていた。
桜がぐるり取り囲むエリアでは花見してた。
カセットコンロで焼き肉をしているグループもいて美味しそうだしうらやましい(本当は火器禁止だそうですが)。マドンナというロゼワインがお勧めだそうです。
ビールサーバーを持ち込んでいるグループもあった。すごい本気だ。
隅田公園の攻略法
満開時期の天気がいい昼間はすごく混む(らしい)。無人の場所取りは出来ないので早めの時間に集まって始めるのが良いと思う。
雰囲気は緩いけど警備員が巡回してたのであんまりルールを逸脱すると怒られると思います。
通路部分は下が石畳で固く冷たいので単なるブルーシートではツライんじゃないかと思われ、前のページで紹介したサーモマットや折りたたみ座布団を使うと良いと思います。若いうちは平気だけど、30代過ぎると体に酷なんだよ、色々と。
トイレは公衆トイレの他に仮設トイレがあった。正直、行った時間が悪すぎて細かい攻略法なんてわからない。
それでも次のページへ続くのだ。
不忍池のほとりが花見スポットであった。
上野公園はお祭り騒ぎ
都内でも有数の花見スポット、上野公園。まずは不忍池周辺から見ていきたい。不忍池弁財天に伸びる通路に出店が並び、雰囲気としてはお祭りに近い。
割りと繁盛しているように見えた。
キティ、ドラえもん、パンダというとっちらかりカステラ。
お祭りのようです。
時間が遅いので花見客は少なめだったが、食べ物を撮らせて貰ったところ、出店などで買ったとおぼしきメニューが多めだった。ここなら食べ物は用意してこなくても現地調達が楽そうだ。
「ディズニーランドの大人気」というダイナミックなコピー。
出店で買った物が多い感じ。
上野公園で花見というと、もっと荒くれたイメージがあったのだが、思ったよりは普通っていうか、ゴミも綺麗に片付けられているように見えた。
ゴミは結構綺麗に分別されている様だ。
どうやらこれが誰かの利益になるらしい。
ぼんぼりに灯りが着いて良い雰囲気です。
西郷さんから寛永寺の辺りはどうか?
不忍池周辺から離れて、西郷さんの辺りへ移動。ここら辺も桜が咲いており花見スポットになっている。
夕方の桜も綺麗ですな。
ここら辺での花見はアスファルトの路上となるので、隅田公園同様なにか断熱とかクッション性とかそういう敷物が欲しいところだ。
地面に奪われる熱ってのはバカに出来ない。特に夕方ともなると冷えも厳しくなる。
花見は寒さとの戦いです。特に夕方以降は。
ストールを羽織ってる人もいれば、銀色のシートを羽織っている人もいた。だが地面に敷いてるのがただのブルーシートでは寒そうだ。
なかなか辛そうな時間帯になってまいりました。
上野公園で飲まれている酒は焼酎、ジン、ウォッカなど度数の高い蒸留酒が多く、もう夕方って事もありテンションは高い。寒いと更に酒が必要になるのだろう。ここはロシアか。
下の写真のグループでは、写真を撮らせて貰ったら握手を求められた(なお、僕は終始素面です。酔うと写真撮りたくなくなるから)。
概ね陽気で声を掛けて写真を撮らせてもらうのも楽だった。陽気な花見は良いよね。
ジンもウォッカもボトル空いてます。
鏡月のデカイボトルが空になってました。
ここにも蒸留酒が並ぶ。一人だけ留守番してて、他のみんなはどっか行ったとの事。
三角帽子を被って楽しそうです。
上野公園の攻略法
基本、路上での花見になるのでクッション性や断熱性があるシートを使った方が良いと思います。キャンプ用の銀マットや座布団などがあると良いでしょう。
ゴミはゴミ箱がたくさんあるので、ちゃんと分別して捨てましょう。
度数が高いお酒を飲んでる人が多いように感じたので、トラブルは避けた方が良いと思います。夕方でも人通りが多く賑やかなので、夜桜花見も楽しいと思います(寒ささえ耐えられれば)。
ゴミ箱がたくさんありました。アルミ缶とかブルーシートは、使えるのはそれなりに引き取られていくみたいです。
播磨坂は坂だった
文京区、茗荷谷駅から歩いて3分ほどにとこにあるのが播磨坂。その名の通り坂なので全体的に斜めだ。
坂にある桜並木。
着いた時間は19時半。もうすっかり真っ暗で寒い。気温は13.8℃しかない。でも元気な学生グループが花見をしていた。最近の若いもんは元気が足らないだの草食系だの言うけど、いや、若いなりに元気あるよ。おじさん、こんな寒いのに外で花見するとか理解出来ないよ。僕ならとっくに帰ってるよ。
花見をしている学生グループがいた。
ポツンとベビーカステラ売ってる出店があった。
播磨坂の攻略法
坂なのでシートを敷いて宴会ってのは向いてない気がする。おにぎりとか転がっちゃうだろ。また、両側が道路で車がバンバン通って、あまり落ち着いた雰囲気ではない。
周りはマンションとかあって、大騒ぎするのは迷惑そうではばかられる。トイレは1カ所、混むと大変そう。
ここは千鳥が淵と同様、歩きながら花見をするのがいいんじゃないかと思いました。茗荷谷から播磨坂を通って小石川植物園に行くとかどうですかね。
すっかり夜です。
飛鳥山
以前
「アド街を見たので飛鳥山に行った」という記事を書いたときに行った飛鳥山公園。今回は最後になってしまい、到着したのは20時を過ぎていた。
当然花見客はほとんどいない、と思ったらまだ若い人は花見をしていた。元気だなぁ。正直言って、わけがわからないよ。
20時過ぎ、なおも花見は続く。
灯りの周りで花見をする。
もうちょい暖かければ判るが、気温は11℃しかない。
若人が落ちてた。
もうなんかよくわかんないテンションになって奇声を上げてて怖かったので関わらないようにして観察だけしてきた。
もうすっかり寒いのに元気に飲んで走り回っていた。いやー、すごい。その元気を少しおじさんにも分けて欲しいよ。
ゴミ箱が小さくて、山もり溢れてた。
花見ってすごい量のゴミ出ますね。
これだけじゃ飛鳥山に対してあんまりなので、前に行ったときに撮った写真を貼っておこう。
満開時の昼間は花見客でいっぱいです。
飛鳥山は商店街がすぐ近くにあるので惣菜の入手に困らないのが良い。酒屋もあって、全て現地で揃う。当然人気スポットなのでかなり混むが、交通、食べ物、酒など花見のための便が非常にいい。
扇屋の玉子焼き。予約して買ったって言ってた。
イイダのメンチカツ。この時は1個50円だった。美味くて安い!
今年は3/31と4/1に開催されたさくらSA*KASO祭りも飛鳥山の見所。
飛鳥山の攻略法
食べ物やお酒は近くの商店街で手に入ります。安くて美味しいよ。さくらSA*KASO祭りに合わせて花見をすると、混んでるけど楽しいです。
人は多いですが、桜も多いし花見スポットとしてかなりいい場所です。
来年花見をするなら・・・
以上を踏まえまして、来年どこで花見をするか考えてみるとこんな感じになるでしょうか。
新宿御苑
たくさんの桜と綺麗な庭園、落ち着いた雰囲気を求めるなら新宿御苑。管理が行き届いており快適さではダントツ。ただし酒は飲めない。
千鳥が淵、播磨坂
ブラブラ歩きながら春と桜を楽しみたいならここ。千鳥が淵は北の丸公園と併せても良いかも。
北の丸公園
落ち着いた雰囲気と自由が同居する。僕は来年は北の丸公園で花見しようかなと思った。
上野公園、飛鳥山、代々木公園
賑やかな花見をしたければここいらでしょうか。お酒の飲み過ぎには気をつけましょう。
日比谷公園、有栖川宮記念公園
アーバンな花見をしたければここ。ただし、狭い。
マトリックスにするとこんな感じですかね。異論は認める。