特集 2012年4月11日

懐中しるこ方式で食事を持ち歩くには

今はただ、静かなるものたち。
今はただ、静かなるものたち。
最中(もなか)の皮などに餡の素を入れ、上からお湯を注ぐとほら、おしるこのできあがり!という「懐中しるこ」。
このシステムを初めて見たときは驚愕した。最中に、お湯注いでいいんか!なんという発想!と。

他にも「茶漬け」などが最中に入りがちであるが、もっと他にこの「懐中システム」を応用できないものか。
1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。

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システム開発の準備:予備調査

最中システム、別称懐中システムを討議する前に、最中の皮を買ってこよう。と思ったのだが、最中皮(最中種(だね)というらしい)をいきなりお店で売っているのではなく、主に業務用の、ロットの大きい買い方になるようだった。ネットで小売りしているところもあったが、今回の記事に間に合うか微妙だったので、まあとにかく街に出てみた。

とあるデパ地下へ向かった。ここには、和洋の製菓材料がふんだんに売っているので、きっと最中種もあるだろう。あるいは隣接する贈答菓子売り場で、皮を売ってないだろうか。
千葉名産、ぴーなっつ最中!きっと餡にもピーナッツ。これはうまいだろう。
千葉名産、ぴーなっつ最中!きっと餡にもピーナッツ。これはうまいだろう。
ひかえめなかわいさがいい。
ひかえめなかわいさがいい。
立川銘菓、だそうだ。気品あるパッケージ。
立川銘菓、だそうだ。気品あるパッケージ。
ザ・最中である。
ザ・最中である。
ふだん菓子売り場に行っても、より華やかな洋菓子ばかり見てしまい、和菓子ブースはあまり気にしていなかった。が、こうやって最中探しを口実にゆっくり見てみると、非常に興味深い。興味深いもんだから、「お!変わった最中!」と目に付いたものを次々に買ってしまうという、最中フィーバー状態となった。
とらやの、これまた上品きわまりないたたずまい、そしてネーミング。
とらやの、これまた上品きわまりないたたずまい、そしてネーミング。
こっちが卑屈になるくらいのビジュアル。最中さまだ。
こっちが卑屈になるくらいのビジュアル。最中さまだ。
最中は基本的に「静かな」食べ物だ。中に甘い小豆餡や栗、もちなどをはらんでいるにもかかわらず、そのそぶりをほとんど見せない、ほぼ無味な皮。中身が情熱なら、皮は冷静。その地味さのせいで今まで気づかなかったが、自分は最中、けっこう好きである。

だが、その静けさをうちやぶっている最中を見つけた。こんな方法でだ。
カステラで有名な福砂屋に、面白い最中があった。
カステラで有名な福砂屋に、面白い最中があった。
魅惑の、手作り最中!
魅惑の、手作り最中!
即、買いだ。皮と餡が別々になっており、付属のヘラで餡子をちまちまと皮に好きなだけ盛って食べるのである。夢あふれる食べ物ではないか。
説明書きがノレン風でかわいい。
説明書きがノレン風でかわいい。
ヘラの持ち手にも、商標のコウモリ!
ヘラの持ち手にも、商標のコウモリ!
お店で食べる釜飯とか、蕎麦湯とか、「自分で盛れる」市販品や外食はとても素敵なものだ。
お店で食べる釜飯とか、蕎麦湯とか、「自分で盛れる」市販品や外食はとても素敵なものだ。
閉じれば「シーン・・・」。
閉じれば「シーン…」。
おお、皮は餡から放してぴっちりパッキングされていたせいで、パリパリと香ばしい。こんな皮がうまい最中は初めてである。上あごの天井にいちいち貼り付くイベントも、これなら許せる。

渋茶に最中。いいねー…。
ダメな昼下がり。
ダメな昼下がり。
お気づきだろうが、このページ、「最中って改めて食べると美味しいね!」という内容になっている。皮、最中種はどうした。食べて終わりかこのやろう。

でもこれまたお気づきだろう。上の「手作り最中」の皮が使えることに!
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