練習せずにこういうのできないかなぁ
誰でも簡単にこういうポーズを!
「わたし、身体がかたくて足を肩に引っ掛けるなんてとてもとても…」
「わたしも背中をそんなに反れだなんて言われても…」
こんな声にお応えできるようなものをつくりたいのだ。
さあ、なにをどうやってどうしよう。
いろいろ考えてるうちに、「本物の脚を隠して、つくった脚だけが見えるようなものを作れば、なんとかなるんじゃないか」というザックリとしたアイデアが浮かんだ。
そんな訳で、まず脚をつくることにする。
ストッキングに綿(わた)を入れて脚をつくる
最初から人間の脚にフィットするようにつくられている、ストッキングかタイツに綿を詰めていくことにする。
けど、あれって脚を入れるから脚にフィットするのであって、ほかのものを入れたらどうなるんだろう…?若干の心配はあるが、まずは試してみよう!
ちょうど安売りしてたのでストッキングを使うことに
これを使って今から脚をつくりたい
綿を詰めていく
中にはワイヤーを入れることにする
ひざを曲げたりさせたいので、中にはワイヤーを入れることにした。
まず綿を適当にザックリと詰め、ワイヤーを入れる。更に、それを隠すかのように再度綿を詰めていく。
ワイヤーにストッキングをはかす感じ
まだまだ足りない
足首辺りの綿の量は少なめで、膝から上は徐々に量を増やすようにした。ボコボコなのは後から整えることにしよう。
形はボコボコだけど脚っぽくはなった
肌色っぽいストッキングに綿を入れると、かなり白っぽい脚になった。まあ綿が白いから当然か。
これに更にストッキングを重ねばきさせて、色を調整していくことにする。
1枚ストッキング追加。ちょっと肌色度増す。
あ、予想してた以上に脚っぽい!もうちょっとストッキングを足してみようか。
人間っぽくなるがいい!という思いをこめたストッキング
さあ、はけ!はけ!(って自分がはいてるように見えないこともない)
4枚もはかせたら濃かったので脱がす
よし、ようやく人肌に近づいてきた!
脚を作りたい場合は「ストッキング3枚、綿800グラム程度」を買ってくれば良い脚がつくれますよ。
ちょっと脚が綿でボコボコ気味なので、揉み解すような感じで形を整えていく。
いくら整えようとしたところで、セルライトでちょっとボコボコの脚、みたいな状態が限界だ。けど、かなり人肌っぽくはなった。
マッサージみたいにもみほぐす
かなり人肌っぽい
帰ったらこれが居る生活
ところで、これの存在をすっかり忘れた状態で、ボーっとしつつ帰宅すると、かなりビックリする。
夜、暗い部屋の電気をつけるとこれが居るのだ。最初の2日間は、本気で「うわぁぁ…」と声をあげてしまった。
この状態で待ってた1日目
こんなときに限って、なにか緊急の用事で大家さんに自宅に入ってこられでもしたら、なんて言い訳すればいいのか。
そんなことを考えつつも、数日間この状態で床に転がりっぱなしなので、見ているうちになにか衣類を身に付けさせたくなってきた。
そうだ、パンツをはかせよう。
自分のだとWEB公開するにあたって抵抗があるので、100円ショップに来た
サクッと購入
まずはパンツだ。話はそれからだ!
ケータイのカメラで撮っておいた脚の写真を見つつ、どれが似合うかなー、と吟味しつつ選んだこのときのテンションはなんだったのか…と今になって思う。
なぜだか分からないが、とにかく「よし、パンツだ!パンツをはかせよう!」と思いつき、100円ショップに走ったのだ。
それはそうと、重量1キロぐらい(多分満たない)だからすごく軽い!
肩車だって軽い軽い!
そして翌日、帰宅したらまたこれが床に転がっててビクッとする
本来の目的である超人技に挑戦
話はそれたが、この工作(と言っていいのか…)の本来の目的は雑技団だったんだった。
これを使って身体が超柔らかい人みたいな写真を撮ってみよう!
これは全然関係ない「脚が超ながい人」(というか、これだと脚っぽく見えない…)
撮影は、基本的に自宅でひとりでセルフタイマーなので、タイミングがなかなか難しい。
衣類については、パンツ1枚ではちょっとどうかと思ったので、スパッツをはかせてみた。
表情、無駄に真剣(セルフタイマーの10秒、間に合わず)
こういうクッションにしか見えない
一体なにをしたいのか分からない写真しか撮れない。ウーン、どうしよう。
横から撮るには自分の脚を隠す必要がある。
…と撮ってみたら意外にうまくいく。
あ、身体が柔らかい人に見える…!
ぶれまくる脚、タイミングなかなか合わず
身体が柔らかい人っぽい写真が撮れた!!…と思ったが、セルフタイマーだとなかなかこんな風には撮れてくれなかった。
ついでにせっかく人肌っぽい脚ができたのに、スパッツでそれが隠されてしまってるのも、なんとなくもったいないな…という気分に。という訳でひとまずスパッツは脱がし、何枚か撮影。
セルフタイマー10秒の間でのセッティングには限界が…!
自分の脚を白い布で隠して後ろの壁と馴染ませる…ことなんて無理か
もっと身体にくっついてくれればいいのに。もうこうなったら、脚を身体にしっかりと装着できるようにカスタマイズするしかない!!
ベルトから脚が生えてるような感じにしたい
ベルトとして装着、お手軽感UP
撮影の直前に急いで脚をセットしていたのでは、あわただしく、ぶれやすく、なかなか上手くいかない。
もっと「ベルトを装着するだけでOK」みたいなお手軽感が欲しい。
ベルトと脚を一体化させてしまおう。
かための布で尻まわりを包む。これからこれが短パンになる。
ベルトも同じ布でつくる。短パンと一体化!
そして細かいつくる過程は省略するが、黒いスカートっぽいものをはかせ、ベルトは強めにしっかりと腹部にしばりつけれるように、ひも状にした。
ちょうど長めの腹巻があったので、スカートとして着せてみたらピッタリ!
これで完成!よし、実際に装着してみよう。という訳で、街に出てみた。
よっこいしょ…!!
大道芸でも始まるのか、という雰囲気に
これを出した瞬間、辺りがザワッとなった。
こういう撮影の場合、周りに人がいっぱい居ても、見て見ぬフリというパターンが多いのに。
「写真撮ってもいいですか?」と尋ねられ、「あ、はい。」と言った途端、周りの人たちが写真を撮り始めた。え、ええ!?
撮る人たち。この後人が増えてた。
いったん人が集まると、なんだなんだと更に人が集まってくる。
素通りするときは、みんなして素通りするくせに。
やばい、「これからなにか始まるっぽいぞ」という空気が流れてる!?と気付いて、
ちがうんです!ちがうんです!特になにも始まらないです。すみません、すみません…!とそそくさと逃げるように場所を変える。
場所を変えよう…
いよいよ雑技団っぽい写真撮影
ここからようやく撮影した写真を公開しよう。「簡単に撮れる雑技団っぽい写真」だ。
台の上に身体が柔らかい人がいる…!!みたいに見える!(交番の真ん前でやってたということにしばらくしてから気付いた)
横から見るとこうなってる
ヨッ、と。今度は前に装着。
「あ、あの人すごい格好で電話してる!」みたいな写真にしたかったが、どうか
マンガっぽい格好もできる
ちょっとここで本題からそれて、せっかくだしこれを使ってマンガでしか見たことないような格好もやってみたい。
(足でマンガっぽいと言えば、べつやくさんの
この記事も。)
「キャハッ☆」って感じのポーズ
具体的にどのマンガのだれがやってたか、と言われたら思い出せないが、80年代(いや、もっと前か)のコメディでよく見かけそうな「キャハッ☆」って感じのポーズ。
飛び跳ねてるようで、実際はちょっと笑って突っ立ってるだけ。
よし、次は走ってるっぽいポーズ…ってこれ、脚がこれである必要がそんなになかった
普通に立ってれば、結構普通に見える
アクロバティック飲み会をしたい
最後に、アクロバティックな格好で飲み会に参加してみようと思う。
店に居る人たちに(わっ、すごい!アクロバティック!という意味で)二度見されるような飲み会にしたい。
ゴソゴソと装着
よし、準備できた!
ウーン、、これだとただ後ろで寝転んでる人を足を持ってる人にしか見えない…
これでどうだ…!!
「アクロバティックに飲んでる人」っぽく見ようと思えば見えるような気もするが…ウーーン。
…とか思いつつも撮った一枚が「あっ、今までで1番自然!」と言われた。
おっ、自然!というか、なんとなく無意識にやってる感
できるポーズのバリエーションがもうちょっとあればなーと思うので、今後ちょっとほかの可能性も考えてみたい。
残る問題は収納
今回の工作(手芸?)自体には満足しているが、結構場所を取るのだ、この脚が。収納する場所あるかなぁ…と考えつつも今のところまだ自室の床に置いてある。
見慣れてきた気もするが、たまにハッとしてしまったりもしている。いい加減慣れたい。