健康になりたい、気管支を改善したい
低血圧、立ちくらみ・・・・健康面でいろいろ改善したい点は多いが、今、最も改善したいのは気管支だ。
気管支が弱い。風邪をひくと、その後しばらく咳が残りやすい体質で、毎回苦しい期間が続く。
まあとにかく咳が苦しいのだ。どうにも止まらない。(イメージ図)
そこで、「咳に効く」と書いてあるものを4つ選んで試してみることにした。
『玉竹』。ついでに美容や喉のかわきにも良い!
『半夏』。ついでにむくみも防止したい!
『百合の根』。百合根のこと。料理にも使える。
『羅漢果』。実を購入してみる。砂糖の200倍の甘さ!
友人を招いて茶を振舞う
ちょうど友人を数名、自宅に招く機会があったので、これらのお茶を振舞うことにしてみた。
みんなの身体の毒は私が消してやろう!という気持ちで湯を沸かす。
お茶を入れるまでは、各々が持ってきたお菓子は「待て!」状態。
今からこれを使ってティータイム
そういえば、この丸いのはどうやって・・・?
袋に入ったものに関しては、普通のお茶っ葉と同じように使えば良いと教わった。この1袋で急須に約10回分だそう。
しかし、この丸いの(羅漢果)は一体どうやって摂取すればいいんだろう。
こんな風に穴を開けて
鍋に投入!1リットルのお湯で煮る。
羅漢果茶の飲み方は、実に穴を開け、1リットルのお湯で10~20分煮る。これだけでいいそうだ。
しばらく経つと、お湯に色がついてくるので、そのままコップに注ぐ。
肺に、腸に、気管支に!老化防止までしてくれるスーパーミラクル茶
そもそも『羅漢果』というのは、
・砂糖より200倍も甘い
・なのに低カロリー!砂糖としても使える。
・ミネラルも豊富!
・砂糖のように体内に蓄積されたり脂肪にならない
・食物繊維まで豊富!
という、なんだかよく分からないが、特色をこれだけ並べてみるとスーパーミラクル食材である。(※個人の解釈です)
ついでに老化まで防止してくれるって、どういうことだ。
「騙されてる感」の羅漢果
最初から各々のコップへ注ぐのは、なんとなく危険と判断し、まわし飲みをすることに。
出た意見は以下の通りだ。
…あーーー……砂糖水…。
・甘いのになぜか後味が残らない
・後味がないから、甘いものを飲んだ気がしないという、騙されてる感
・さとうきびを煮出した感じ
・お茶っぽい見た目なのに、予想外の味で騙されてる感
・高級砂糖水、という感じ
・菓子の引き立て役になって良い(菓子が美味しく感じる)
・すぐ飽きる
・スタバに行きたい(口直しに美味いもの飲みたい、の意)
なんとなく、「良い砂糖っぽい」感じはあるんだけど、やっぱりただ「甘い」だけのもので、風味もない。全然お茶っぽくない。
水分を飛ばしてみようか
通常は、これの顆粒バージョンが売られていることが多く、砂糖の代わりとして使えるようだが、今回はすべて液体。保存がきかない。
ささっと簡単に消費する方法を考えてたときに
「砂糖水を熱して飴っぽくする」みたいなことを羅漢果茶でも出来ないかな~、とふと思い付いてやってみたら…
ぜんっっぜん出来なかった…
甘くて苦い。(ついウッカリ鍋ごと焦がす。)
しまった…、羅漢果汁を無駄にしてしまった。こんなはずでは。
砂糖をふんだんに使ったような、甘~いカラメルソースみたいな臭いが部屋中に充満してた。匂いだけなら美味しそうなのに。
1ヶ月経つと、とろみが出てくる!
ついでに、こっちは「なにに使おうかな~」と思ってるうちに、つい存在を忘れて1ヶ月経ったもの。 とろみが出てた…。
腐ってるとか味が落ちてるということはない。甘さも特に変わらず。
ちょっと口に入れてみたはいいが、なんとなく身の危険を感じて、これ以上はやめとくことにした…。 すいません、羅漢果。
さて、ちょっと脱線したところで、ほかの薬膳茶の試飲に戻ろう。
触るとヌルッとする『玉竹』
まずは『玉竹』から。美容や喉の渇きにも効くというが、お湯を入れると「うわ…よっちゃんイカみたいな匂い…!!」という声が上がる。
そう、なんだか酸っぱい臭いがするのだ。そして玉竹自体はヌルッとしてる。
見た目はちょっとごぼうっぽい
お湯を入れて、とりあえず5分蒸らしてみた。
ウッ……、、ただの煮汁…
これも友人達にも試飲してもらい、味の感想は以下の通り。
・野菜の煮汁っぽい。ごぼうの煮汁…?
・泥っぽい匂い
・味は嫌いじゃない
・和食を食べた後に出てきたら嫌じゃない
・でも5口目ぐらいから「もういいや…」という感じ
・人によって好き嫌いが分かれるっぽい
・これ、煮物に使ったらいいんじゃないか
・味がなさすぎて、飲んでるうちにストレス溜まってくる
万人受けはしない汁
翌日これに調味料を入れて野菜を煮たら、なんの問題もない味になった。
やっぱりただの煮汁みたいなものだったってことか。
なにも知らない来客に、何の前触れもなくこれを出したとしたら、どう考えても嫌がらせでしかないだろう。
百合の根、ってあの百合根。
テンションを下げるお茶
お茶として売っていたものを、お茶として振舞っている…というはずなのだが、次のお茶のためのお湯が沸くやかんの音に、みんなのテンションが下降気味だ。
次は『百合の根』のお茶。
・お湯
・無臭
・うっすい煮汁…・・?
あ、感想が全然あがらない…!
「お茶として飲んでもいい」とは言われたが、冷静に考えたら百合根を湯に漬けた汁だ。飲んでない人でも、ある程度の味は想像出来るんじゃないか。
百合根のお茶については一同が不満げで、特に感想も持たなかったので、さっさと次のお茶に移ろう。
だんだん「まだあるのかよ」という空気に(イメージ図)
柑橘系?という爽やかさがあった『半夏』は里芋科
サッパリしてる『半夏』
「まだなんか変な汁が出てくるのか…」的な空気にも負けず、更に飲んでもらいたいのがこの『半夏』!
これだけは風味がちょっと違って、サッパリしてて爽やか。ちょっと今までと味も違うからか、飲みやすいからか、「あ、これはいいかも。」という声が出る。
・匂いは土っぽい(里芋っぽい?)のに、柑橘みたいな爽やかさ、サッパリ感!
・栄養があるなら頻繁に飲んでもいいかも
・今までの汁と比べてマシなだけで、美味しくない
・いや、慣れたら普通に飲めそう
こんな具合に賛否両論ではあったが、個人的には嫌いじゃない。サッパリしてるから二日酔い明けにもいいかもしれない、とも思った。
「これなら飲みたい」のはどれだ
味が薄すぎるものって、味やクセが強めの食べものと比べて、「好き/嫌い」の判定のハードルが格段に下がると思う。
なので、全食べ物と比較するとこのぐらいだが、嫌い訳じゃない。
通常の食べものの「好き/嫌い判定基準」
好き/嫌い境界線下がりまくり
弱ってる気管支への即効性なんて当然ないだろうけど、この中だと『半夏』は今後も飲んでみようかな、という気になった。
後日、友人の一人が「気のせいかもしれないけど、少し咳が残ってたのが、あのお茶を飲んでから治まった気がする。」「今度喉をやられたら『玉竹』買ってみようかな」と言っていた。
今回はこの4つだったけど、今後、美味しいものを探してみたりするのも面白いかな、とも思う。
また効用眺めに行きたい
気にしないときはほとんど気にしてないのに、たまに思い付いたように自分の中で健康ブームが訪れる。その波がきたとき、「健康」という売り文句に突然弱くなったりする。
特にそういうときにまた行ってみたい。
中国茶・中華素材、小売・卸の店 『隆記』
横浜市中区山下町136番地
営業時間:AM10:00~PM 8:30