特集 2012年3月24日

パスタ丼という幸せな選択のススメ

パスタを丼にすると美味しいのです!
パスタを丼にすると美味しいのです!
世の中には多くの「丼」が存在する。
牛丼や天丼など挙げればきりが無い。僕は丼が好きなので、それらを毎日でも食べたいと思う。

しかし、僕にもイタリアンな部分があるようで「パスタ」を食べたいと思う時もある。そんな時に生まれたのが「パスタ丼」である。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

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> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

炭水化物+炭水化物は美味い!

オシャレな食べ物の代表格である「パスタ」。その「パスタ」という響きにはイタリアの風を感じる。しかも強風だ。オシャレなランチタイムを過ごすにはパスタという選択しかないと思う。
パスタはオシャレ
パスタはオシャレ
しかし、日本人である僕はお米も食べたい。いま何を食べたいかな~と考えると絶対にお米が脳裏を過ぎる。ただたまにパスタも過ぎる。前世の前世くらいがイタリア人なのではないかと考えている。
パスタも食べたいけれどお米も…
パスタも食べたいけれどお米も…
そんな時はどちらかを食べるのではなく、両方食べるというのが幸せというもの。そこで生まれたのが「パスタ丼」である。白ご飯の上にパスタがのっているのだ。日本とイタリアの相性の良さに驚く味わいだ。
日本(炭水化物)とイタリア(炭水化物)を
日本(炭水化物)とイタリア(炭水化物)を
組み合わせた夢の食べ物「パスタ丼」
組み合わせた夢の食べ物「パスタ丼」
炭水化物の上にのる炭水化物。これがライブならチケットを取るのも大変だろう。夢の(主食同士の)競演なのだ。もちろん唸るほど美味しい。イタリアの「そば飯」という感じなのだ。これを食べたら普段動きが遅いハシビロコウだって幼稚園児みたいにはしゃぐと思う。
少なからず僕ははしゃぐ!
少なからず僕ははしゃぐ!

カルボナーラ丼

なにもミートソースだけではない。どんなパスタでも丼になる。ご飯の上にのせれば何でも丼にはなるけれど、そういう意味ではない。なんでも、それぞれに美味しい「パスタ丼」になるのだ。カルボナーラ丼も例に漏れずそうである。
これが、
これが、
こうなる幸せ!
こうなる幸せ!
カロリーの味がする、というのが初めて食べた時の第一声。つまり美味しいのだ。リゾットのような感じで、ご飯はパスタよりもソースが絡むようで、口の中に届く旨みが濃厚。一口ごとに幸せのひと時となる。
パスタもご飯も偉大ですわ!
パスタもご飯も偉大ですわ!
これのためなら一日一食でもかまわない気がする。もうただのカルボナーラでは物足りなく感じてしまう。これを知ってしまったら最後。オシャレなパスタ屋でご飯をおくれ! と言いたくなる。その行為を冷ややかな目で見ない女性と結婚したいと思う。
うめ~
うめ~

ぺペロンチーノ丼

ミートソースやカルボナーラは汁気が多い。この2つは牛丼でいうところの「つゆだく」的な丼になるわけだが、通になると、ご存知の通り汁気を必要としない丼が好きになる。その通の夢を叶えたのがぺペロンチーノ丼である。
これが、
これが、
通好みの丼に変身!
通好みの丼に変身!
汁気が少ないので、食べると喉をスムーズに通らない。しかし、これがいい。ちょっと喉に詰まるところをスープで流し込む幸せ。これが通好みなのだ。

ガーリックとご飯の相性はもちろんよく、さらにパスタのモチモチ間がさらに喉を詰まらせる。そこで颯爽と登場するコンソメスープ。幸せだ。心配だから書くけれど、喉に詰まる幸せは僕だけではないと思っている。
のけ反る美味しさ! そして感じる幸せ!
のけ反る美味しさ! そして感じる幸せ!

和風スープスパ丼

自分の食事に対する幸せが一般的なのか心配なので、その幸せの逆を行く幸せを紹介したい。それが「スープスパ丼」だ。汁気がとにかく多いのが特長で、丼にすることでご飯が汁気をすって、雑炊のような感じになる。
汁気が多いので、
汁気が多いので、
雑炊のようになる!
雑炊のようになる!
美味しくないはずがなく、限りなく和に寄った食べ物になる。これをお正月に食べる習慣のある友達がいたら「いい家の子だ」と思うだろう。そんな金持ちの匂いがする上品な味わいなのだ。喉にはつまらないけれど、これはこれで美味しいのだ。
親指を立てるという慣れないことをしたので、美味しいけれど顔が少し引きつる
親指を立てるという慣れないことをしたので、美味しいけれど顔が少し引きつる

イカスミパス丼

最後はイカスミパスタ丼をオススメしたい。黒すぎてパスタかどうかも判別しにくく、匂いも「岩のり」みたいなので、パスタ丼にしても「パスタがのっている」という違和感はない。「黒い何かがのっている」という別の違和感は生まれるけれど。
この黒いパスタが、
この黒いパスタが、
こうなる幸せ!
こうなる幸せ!
これまた汁気がないが、視覚的に見慣れていないので、恐るおそる口に運びよく噛んで食べるので体によい感じだ。それでいて美味しい。ビジネスホテルの朝みたいな味がする。爽やかな美味しいなのだ。もう拍手を送りたくなる。
出ました! オハグロスマイル!
出ました! オハグロスマイル!

パスタ丼の時代が来た!

今回は5つの「パスタ丼」を紹介した。どれも美味しく僕がよく食べる晩御飯たちだ。これのためか最近若干太り気味だけれど、美味しく、しかも安価だ。丼という概念、パスタという常識に打ち勝ってこそ生まれた一品だ。誕生秘話に感動はないけれど、味には感動してしまうだろう。僕は毎回感動している。
具現化された幸せ
具現化された幸せ
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