特集 2012年3月8日

古代メソポタミア人はアイスを食べた説

!
楔(くさび)形文字の起源をフランス語で解説した本が、わけ分からな過ぎて面白い。
僕なりに解読を試みた。
1978年、東京都出身。漂泊の理科教員。名前の漢字は、正しい行いと書いて『正行』なのだが、「不正行為」という語にも名前が含まれてるのに気付いたので、次からそれで説明しようと思う。

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全然読めない本を発見した。

図書館で発見したこの本。
中身はぜんぶフランス語だが、僕はフランス語を知らないので、全く読むことができない。
表紙すら読めない。
表紙すら読めない。
さらに中身は手書き。
さらに中身は手書き。
そもそも、現代人が楔形文字を読めることに驚いている。
中学校のときに習ったアレ。あの文字を読めて教科書を書ける人がこの世界にいるのだ。
索引のインパクトがまたすごい。
索引のインパクトがまたすごい。
全然知らない言語で書かれた、5000年前の言語の本。
世界は、歴史は、何と広いことであろう。
古代メソポタミアに思いを馳せつつ、意味不明な文献を眺めているうちに一つのことに気が付いた。
これは……象形文字??
これは……象形文字??
楔形文字の成り立ちは、どうやら象形文字らしい。
小学校で習った「漢字の成りたち」と同じである。
ということは、ずっとこの本を眺めていれば、楔形文字の意味が少しずつ理解できるかもしれない。
ちょっと持ち歩きながら散歩してみよう。

おやつの時間だ。

散歩してたらアイスが食べたくなったので、近所のアイス屋に立ち寄った。
サーティワンアイス。
サーティワンアイス。
ラズベリーアイスを注文。
ラズベリーアイスを注文。
お腹がすいた時のアイスは心の底からうまい。
こんな美味しいものを知らなかった古代人はかわいそうだ。
いただきまーす!って、え、これ……もしかして……
!
この文字の語源なんじゃないのーーー!!

すごい、さっそく発見してしまった。
この語源は間違いなくアイスだ。
古代メソポタミアでは、みんなアイスを食べていたのだ。興奮の発見である。
もしかしたらこの本から、思いもよらない古代人の生活が浮かび上がってくるかもしれない
次の語源の解読に挑戦してみよう。

観葉植物に水をやる。

僕は部屋に植物をたくさん飼っている。
最近、姫パインという植物がいい感じに実をつけてきた。
パイナップルの実は一番上に実る。
パイナップルの実は一番上に実る。
このあと成長が楽しみ楽しみ……って、あれ、これ、
!
この字の語源じゃーーん!

またも発見だ。
古代メソポタミアは小麦を大規模に栽培した肥沃な土地であったというが、熱帯の植物であるパイナップルも育っていたのだ。
農業史の定説を覆す大発見である。
さらに追ってみよう。

デイリーポータルを読む

デイリーポータルZは面白いサイトだ。
普通の会社員の人が、忍者の恰好をして街を歩いた記事とかが載っている。
忍者がカレーを食べたがってるよ。面白いね。
忍者がカレーを食べたがってるよ。面白いね。
面白いなあ、この忍者。
……って、あれ、この忍者の写真……、
!
この文字の語源でござるかーー!!

まじかー!
古代メソポタミアには忍者もいたのだ!
戦国時代の日本で活躍したとされた忍者。
その起源は5000年前のチグリス・ユーフラテス川流域にさかのぼることになる。これは歴史的大スクープだ。

あれもこれもメソポタミア起源

見なれたこの洗濯表示も……
見なれたこの洗濯表示も……
メソポタミア起源!
メソポタミア起源!
え……この有名ゲームも……
え……この有名ゲームも……
メソポタミア起源!
メソポタミア起源!
メソポタミア文明なんて、「ハンムラビ法典=目には目を、歯には歯を」しか知らなかったが、こんなにも発展した文明だったのだ。1984年に開発されたテトリスを、すでに開発していたのだ。
高度な科学文明であった可能性が高い。
さらに調査を続けよう。

次々と発見される科学文明の証拠

これは何か。
これは何か。
これは、集気ビンの中で燃焼するロウソクである。
小学生の頃に誰もが実験し、石灰水を白く濁らせたやつである。この実験も、すでに古代メソポタミアで行われていたことが分かった。
ほら。
ほら。
間違いない、高度な科学教育が行われていたのだ。
では物理学はどうだったのだろうか。
二つの文献を比較調査。
二つの文献を比較調査。
あれ、これってもしかして……
あれ、これってもしかして……
コンデンサー!コンデンサーだ!!
コンデンサー!コンデンサーだ!!
間違いない!
1745年に発明されたコンデンサーは、古代メソポタミアですでに開発されていたのだ。恐るべき高度科学文明である。
いったいその技術はどれほどであったのか。

ソ連を超える技術力

もしかしたら、現代の先端科学に匹敵する文明だったのかもしれない。
自宅にあった宇宙開発に関する文献と合わせて調査してみた。
宇宙開発の文献。
宇宙開発の文献。
人工衛星の一覧のページ……これってもしかして……
人工衛星の一覧のページ……これってもしかして……
!
語源!この文字の語源、人工衛星ーー!!

驚天動地の衝撃である。
ソ連が打ち上げた世界最初の人工衛星「スプートニク」は、古代メソポタミアですでに開発に成功していたのだ。
考えられない技術の高さである。

ハムラビ王、宇宙へ

このように高度な文明を持っていた民族はどこへ行ってしまったのだろうか?
僕は文献の中にその答えを追った。
あれ、文献の中にあるこれ、これは……
あれ、文献の中にあるこれ、これは……
宇宙船。
宇宙船。
間違いない。これは宇宙船だ。
古代メソポタミアの民は、最後に宇宙船の発明に成功し、宇宙へ飛び去ってしまったのだ。
チグリス・ユーフラテス川を見捨てて移住して行ったのだ。

なぜだろう。それは誰にも分からない。
きっと2本の川ある星を見つけ、小麦でビールを作ってのんびり暮らしているのだろう。

まとめ

以上の文献調査より、

・古代メソポタミア人はアイスを食べていた。
・川の流域ではパイナップルが栽培された。
・忍者の起源はメソポタミア。
・ドライクリーニングはメソポタミアで発明。
・テトリスもメソポタミアで開発。
・最終的にメソポタミア人は宇宙の彼方へと飛び去った。

という6つの事実が明らかになった。
古代メソポタミアの帝国には原因不明の滅亡を迎えたものがあるとのことなので、謎を解明する新説として、この説を学会に提唱したい。
地図記号の「茶畑」か。玉露が栽培されていた可能性ある。
地図記号の「茶畑」か。玉露が栽培されていた可能性ある。
注・全て僕なりの解釈に基づいております
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