浅草の街でメインビジュアルの撮影
先ほどの写真はポーズを取ってもらってシャッターを押している。しかし、本当に欲しい写真は、ポーズを取って止まっているような忍者ではない。スピード感溢れる忍者の写真が欲しいのだ。
忍者に扮した安藤さんと、浅草の街を歩き、忍者っぽい瞬間をカメラに収めていった。
忍者のライフスタイルを想像して、あらゆるカットを撮影してみたが、どれもスピード感に欠ける。
忍術だ。 忍術の事をすっかり忘れていた。
撮影場所を川辺に移し、忍術の撮影を試みた。
まずは木を飛び越える忍法だ。 手前の木を助走なく飛び越えてもらう。
さすがは安藤さん。手前の木を簡単に飛び越えてしまった。 お陰様でかなりアクティブなビジュアルが手に入った。
更なるベストショットを求め、忍術系の撮影を続けてみる。
アクティブな忍者の絵が欲しいと言っているのに、どんどん観光写真のようになっていく。オブジェを掴んでるように見える写真を撮った後、口からオブジェが出てるようにならないかなぁと悩んでいる林さんを見て、このままだとまずいと思った。
僕たちは修学旅行生ではない。 英語版のホームページ用に写真を撮りに来たのだ。
動きを感じる忍者の他に、もっとベタなオリエンタルがあってもいいのでは。 そう考えて、最後に浅草寺で撮影を行う事にした。
ここで決め手となるカットを撮影したい。