他にも色々買ってみた
クリスタルガイザー以外にもいくつかペットボトル飲料を買ってみた。ボルヴィックを2種、南アルプスの天然水、アクエリアス。
こうして見るとキャップの色も形も色々ですな。
キャップをよく見ると、アクエリアスのは普通。規格があるのか知らないけど、コーラとかお茶とか、一般的な飲み物と同じサイズのキャップだ。
水は輸入してるからかキャップが色々。ボルヴィックのキャップも開けにくい感じがする。
しかしよく見ればやはりクリスタルガイザーのキャップはひときわ小さい。
この小ささが開けにくさと関係するワケか。
横から見るとキャップが薄い。なんでこんなに薄くしちゃったのだろう。ボルヴィックや南アルプスの天然水もそこそこ薄いが、クリスタルガイザーはずば抜けて薄い。
逆にアクエリアスのキャップは厚いので手で握りやすい。
上から見て比べてみよう。
真ん中にあるのがクリスタルガイザーだが、あからさまに小さい。画像の右にキャップ部分だけ切り抜いて並べてみた。赤い線はクリスタルガイザーのキャップの幅だ。キャップの直径でも最小である。
アクエリアスとはあまり大きさが変わらないが、アクエリアスは高さがあるので「ちっさ!」という感じはしない。
つまり、クリスタルガイザーのキャップは薄くて直径も小さいのだ。小さいにも程があるのではないか。責任者はどこか。
ペットボトルオープナーってのがある
さて、世の中にはペットボトルを開けるための道具がある。女性はこういうのを使ってペットボトルを開けるらしいのだ。
下の写真は妻が持っている物で、僕がいるときは「これ開けて」って頼んでくるのだが一人の時はオープナーで開けているのらしい。
ミッキーさんのオープナー。オプーナじゃないよ。
これは日本のペットボトルに合わせて作られているので、アクエリアスのキャップにはピッタリはまった。円運動の場合は、力が掛る点が円の中心から遠い方が小さい力で動くようになる。てこの原理である。円の中心から遠いほど移動距離は長くなるが力は小さくて済む。
だから、これをキャップにはめて、ミッキーさんの耳部分か首部分で回せば簡単に開くのだ。
アクエリアスのキャップにはピッタリ。
ボルヴィックのキャップにははまらない。
ボルヴィックレモンのキャップも大きすぎる。
なんか結構はまらない。が、キャップ自体が大きい場合は中心から遠くなるので小さな力でも開けられる。だからボルヴィックのキャップを開けるのはそんなに苦労しない。
クリスタルガイザーのキャップはどうかというと・・・
全然ダメ。
ペットボトルオープナーも使えないとなると自力で開けるしかない。僕の握力だとどのキャップも簡単に開いてしまうので、妻に試してもらって動画を撮ってみた。
アクエリアスとボルヴィック、クリスタルガイザーを順番に開けますよ。
思わず「開いた」って呟いてしまったほど。
開いただけで感動大作になった
結果から言えば、開いた。が、かなり苦労していたし1回諦めてた。自分で動画作っておいてなんだが、開いた瞬間ちょっと感動してしまった。
ペットボトルの蓋を開けただけでこんなに感動できてしまうとは思わなかった。感動ってのはなにも病気の恋人が死ぬとかそういう条件は必要なくて、クリスタルガイザーが開いた程度の事でも起こせるのだ。
エポパテを練って細長くしまして。
エルゴノミクスで開けやすくしよう
さて、上の動画のようにクリスタルガイザーを開けるというのは女性にとっては一大事業の様だ。試しに僕も開けてみたが、確かにキャップが小さいし、パキンって切れる部分が固い感じがして他のキャップより開けづらいと感じた。
これだと確かにちょっと困るので、キャップに細工をして開けやすくしてみる事にした。
キャップに巻き付けて、
握ります。
エポパテという時間が経つとカチカチに固まる粘土みたいなものをキャップの周りに巻き付けて、それを指で握った。すると、クリスタルガイザーのキャップが握った形そのままになるのだ。
単なる円ではなく、「人の手」にとって握りやすい最高の形である。こんな具合に人間の体の形に合わせて使いやすくするのを人間工学、エルゴノミクスという。
30分くらいで固まります。
早速開けてみよう!
握りやすい上にキャップの直径も広がっているので開きやすいはずだ。では、これをまた妻に開けてもらおう。さっきは苦労したが、今回はどうだろうか。
あっさり開いた
ビックリするほど簡単でした。
アッサリ開いてビックリしたと同時に、またしても感動してしまった。っていうか、大抵の事はエモーショナルな音楽をつけてスローにしたら感動的になる気がしなくもない。クリスタルガイザーメソッドとでも名付けておくか。
もっとちゃんとしたの作ろう
さて、いくら僕が工作苦手ライターとはいえ、エポパテを握って「はい工作です」って言ってしまうのはいささか気が引ける。仕事舐めてんのかって話であり、ここはしっかりプロの仕事を見せておかねばならない。
そこでクリスタルガイザー専用の、Zくんの生首オープナーをこさえた。Zくんってのは当サイトのマスコットキャラクターです。
Zくんの頭をまわすと開きます。
色がないと宇宙人みたいで不気味なのでアクリル絵の具で塗った。アクリル絵の具は乾くと耐水性になるので水が入ったボトルのキャップとしても申し分ない。
で、完成したのがこれ。
あら可愛い!
Zくんの生首ですわ。
頭が丸いせいか、上から見下ろすと目つきが悪く見えるが正面とか少し下から見ると可愛く見える。
アップに耐えるほどちゃんと作ってないけど果敢にアップ。
見下ろした場合より目つきが優しくなる。
ではこのZくんオプーナーでクリスタルガイザーを開けてみよう。
どうでもいいが、何度も何度もオープナーって書いてると、うっかりオプーナって書きそうになってしまって気が抜けない。
Zくんの首がスポーン!
「クリスタルガイザーが開く=感動」は鉄板
ここでもクリスタルガイザーメソッドが生きてうっかり感動してしまった。やはり感動に難病の彼女とか頑張る子供とかは必要ない。クリスタルガイザーと音楽とスローモーションがあればそれでいいのだ。
でも、冷静に動画を見るとZくんの首をねじ切っているようで大変に不吉である。その点につきましては、クリスタルガイザーを飲んで忘れていただければ幸いに存じます。
改良しなくて良いと思います
ペットボトルのキャップを開けるだけで「開いた-!」って感動できるのだ。凄い。この感動を絶やさないために、これからもクリスタルガイザーのキャップは開けにくいままでいいと思います。なんでもかんでも便利なら良いってもんじゃないのだ。
クリスタルガイザーは今後も、ミネラルウォーター界の小笠原諸島として己を貫いて欲しいと思いました。
最後に余談だが、最初の動画で妻はアクエリアスのキャップをあっさり開けていた。いつも僕が開けさせられるのは一体なんだったのか。というかミッキーさんのオープナーは本当に必要なのか。などなど気になったが指摘するのは家庭内不和の原因ともなりかねないのでここにこっそり記すにとどめる。