実は色々守ってくれてる?
プチプチといえば衝撃からモノを守ってくれるイメージが先行するけど、素材を考えると水を弾いてくれそうだし、空気が入っている事を考えると、もしかしたらダウンジャケットのように寒さからも守ってくれるかもしれない。
安くて嬉しくてつい買いすぎた
服を作ろう
守られるにあたり、最初はグルグルと適当に体に巻きつけようかとも思ったけど、もしダウンジャケットのような感じで寒さ対策ができるのであれば普段も使えるかもしれない。プチプチは大量にあるし、きちんと服を作ってみる事にした。
点には弱いプチプチ。うっかり乗ってはNG
プチプチを二重に重ね、手持ちの上着に合わせて切り取る
こんな単純でいいのかな
真ん中を切って
透明テープでくっつけていく
無理に剥がすのもNG
軽くて切りやすいため作業はとてもスムーズ。多少テープのくっつけ方が汚くなってもどちらも透明のため粗が目立たない。作業を初めて20分後には上着が完成していた。
上着完成!近未来的?
こうしてハンガーに吊るして見ると、銀座のショーウィンドーに並んでいるような個性的な前衛ファッションに見えなくもない。ファッションの流行カラーは実は2年前に決められていると聞いた事があるが、近く「透明」が来るかもしれないと思わせる出来。
かっこいいかもねと期待を持ちながら、同様にズボンも作りさっそく着てみる。
うん、雨合羽
流行色に透明が来る日はまだ先だなと確信を持ちながら、実は別に用意していたお洒落プチプチで彩を持たせよう。
お洒落プチプチ登場
よく見るとハート型なのです
プチプチ冬ファッション2012が完成
せっかくのハートは分かりにくいけど
ちなみにマフラーはヒーローぽくもできます
カサカサ言わせながら少し動いてみると、自分の熱がこもる感じでじんわりと暖かい。しかしそれはあくまで室内でのこと。雪も残る寒い夜に外に出てみたらどうだろう?
寒さから身を守りたい
外の気温は2度くらい
微妙に光る安心ファッション(守られポイント)
寒い!
この日は極寒の上に風の強い日で、通りに出てみると流石に体が硬直した。もちろんプチプチが役に立ってない訳ではないがこの日は寒すぎだ。普通のコートでも寒いよねこれ・・
そんな感想を抱いていると、一番最初にすれ違った男性が近寄って話しかけてきた。奇抜な恰好をしているので興味を持たれたのだろう。
おじさん「そこのテニスクラブの人?」 私「いえ、違います」
聞きたいのはそれだけですか?!
男性は、私がテニスクラブの人で無いという事を知りすぐに行ってしまった。なんで?テニスやってそうに見えました?そしてそれ以外に聞きたい事無かった?
ジェラシーで一瞬体温が上昇
明るい商店街の方へ行ってみよう。風がないのでさっきよりは寒くなくなった
チラ見程度の反応
やっぱりこれ位は厚みを増やすべきかと触っていると女性店主が「うふふ楽しそうね」と言ってくれた
いい街だね
実は私は最近このあたりに引っ越してきたばかりで地元の人との触れ合いはこれからである。 いったいどんな反応をされるかと思ったが冷たい視線は意外や感じられない。プチプチのお陰でいい街だという事が分かった。
公園にやってきた。
お尻と手が冷たくなーい!
喉が渇いたな
水を弾いて冷たくなーい!
と寒々とした公園でテンションを上げてみたが、局部的に冷たくなくともそもそも体全体がガッチガチである。これじゃまるで守られている気がしない。やはり一枚じゃ薄すぎたな・・
補強して、衝撃から身を守りたい
今度はプチプチの本来の特性である、衝撃から身を守ってみたい。しかし1枚だけでは見るからに頼りなさそうである。そこで、まだまだ大量にあるプチプチをふんだんに使い、4重の厚さにしてみることにした。
なぜ4重かといえば、足の小指を柱の角にぶつけて実験したからだ。
1枚で小指をぶつけてみる。めちゃ痛い!
1枚づつ増やしていき、4重でようやく痛くなくなった。何度蹴っても大丈夫!プチプチ凄いぞ
そして服も補強。打ちやすいお尻、ひざ、ひじはさらに分厚くした
帽子と胴体
左からズボン、靴、腕部分、手袋
着てみると、すぐに部屋の暖房を止めたほどあったかい。これならそこら辺の安ダウン程度には寒さから守ってくれそうだ。それと靴のフィット感と浮いてるような弾力が気持ちよくて、歩いていて楽しい。この衝撃に対する吸収力は凄い。凄いぞプチプチ!
しかしこれを外で着る勇気はさすがにない
寒さと衝撃から身を守るためにとプチプチを重ねていった結果、このように既に何者かが入っていそうな見た目になってしまった。
当初は再度外に出て危険なこと(でんぐり返しとか)をしようと思っていたがこれで外に出た時点で自分が危険物だろう。せっかく引越してきたのにこんな事のために住み辛くなるのは避けたい。
家の中の危険回避
という訳でせめて家の中でありがちな危険からどれだけ守られるかを皆さんに伝えられればと思います。
家の中は危険がいっぱいだが、プチプチを着れば
足の小指を柱の角に当てたって痛くない!
ちゃぶ台にスネが当たっても痛くない!
ハサミ踏んでも危なくない!
木片を踏んでも痛くない!(おそるおそる)
すべってこけて
頭を打っても(おそるおそる)
あれ、痛い・・(5秒固まった)
プチプチで守っても、机の角は危険!
上の写真、動画で一気に撮影し「こんなに危険な目にあっても大丈夫!」といった安心シーンを撮ろうとしたのだが、足の小指を打つ以外は未経験なのでビビり気味の動きになってしまった。そしてそのビビリ態勢ながら最後の机の角は軽く小突いただけなのに想定外に痛かったので思わず動きが止まってしまった。足の小指より頭の方が繊細というのもあるだろうが、やはりプチプチは「点」に弱いのだと改めて気づいた。
こちらがその動画。動きが不自然すぎますが、こんなんでも頭がちょっと痛かったんですよ
あなたもプチプチ着てみませんか
今回は残念ながら、外でも中でも守られる事には失敗してしまった。
しかしプチプチの温もりや(蒸し暑い感じ)、その軽やかさ(動くとカサカサ言うけど)ふかふかとした足触り(たまにプチプチ言うけど)を経験できたのは良かったと思う。
これだけ使い勝手の良いプチプチ。もっと何か活用できないだろうか。