きっかけはベネチアンマスクグッズ屋
昨年、偶然立ち寄った雑貨屋がベネチアンマスクグッズ専門店だった。それが、気になり始めたきっかけだ。
ここではブローチを購入。
それ以外にも友人のイタリア土産でもらったベネチアンマスクマグネットなどを持っている。(が、壊れてしまった。)
ベネチアンマスクブローチ。なんかのアニメのキャラかと思った・・・とよく言われる。
冷蔵庫につけてたら落ちてこんな姿に・・・・
普通じゃないものをつくりたいときの駆け込み寺・新宿オカダヤ
ベネチアンマスクをつくりたい人は、まずここへくることをオススメしたい、というのが新宿オカダヤだ。
ベネチアンマスクコーナーがあり、現地から輸入した仮面を見ることができる。
(ここ以外にそのためのコーナーまで作ってる手芸店があれば教えてください、というぐらいレアな気がする。)
宇宙人っぽい土台
これが、ここで購入した仮面の土台だ。
この白い土台だけならば、他店の雑貨売り場でも見かけたので、意外と買える場所は多いのかもしれない。
きらびやかに!あとはなんでもあり!
見本を見せてもらいつつ、店員さんから必要な材料を丁寧に教えてもらったが、店内の撮影と掲載は一切NGとのこと。
なので、絵で説明しよう。
上の写真のような顔全体を覆うタイプと、このような鼻より上を覆うタイプと2種類ある。
今回作りたいのは鬼なので、顔全体を覆うことにした。
こういう顔半分だけが出るタイプにもちょっと憧れる。
紐やリボンなどで金銀の装飾!きらびやかに見せる!
見てるうちに「装飾がそれっぽくなっていれば、意外となんでもありなんじゃないか」と思い始めた。
顔面の色づけについては、塗料が塗られていたり、その上から金粉がまかれていたり、
ベロアの生地が仮面全体にきれいに貼り付けられているものもある。
帰宅してこんなのが部屋に居たらきっとショック死する
よし、なんとなく雰囲気はつかめたのでつくってみるか!
自宅作業なので、塗料スプレーの使用には若干不安が。
顔面は赤いベロアを貼ることにしよう。(赤鬼なので赤をチョイス)
とにかく顔に布を貼り付ける方法をとることに。
とにかく貼る、貼る、貼る!!
立体の顔面に、布をシワなく貼っていく、ってどの程度可能なんだろうか。
そういうときのノウハウもなにも分からず、なんとなく作業を進めるが、やっぱり限界がある。布がヨレる・・・。
「オペラ座の怪人」って言葉が浮かんだ一枚
どうやるんだ・・・・
なんで塗料のスプレーで一気に赤く染めることにしなかったんだろう・・・・。と途中で我に返るがもう遅い。
「ササッと塗料で塗ればよかった・・・」と思っては打ち消しつつ、修行みたいな布貼りを完了。
ほうれい線、ということにしては無理があるか。目の周り。
あ、装飾でなんとか誤魔化せた気がする!
唇大きく切り過ぎた!!と思いつつも乗せてみたらちょっとこれトランプマンに似てた。
キバと唇を貼り付けて気付いた。左右ずれてる・・・!!
鬼!!
髪の毛も、毛がふさふさしてる布を貼り付ける。
角は、黄色と黒い布を切ったり縫ったり、中にワイヤーを入れたり・・・とちょっと細工をほどこし、なんとか鬼っぽい姿に!
鬼っぽくなった!このとき口元が布くずで粉っぽくなってて、まるで団子でも盗み食ったかのよう。
なんとなく物足りない・・・・。デコるか。ツタ模様っぽいものを描こう。
デコレーション用の糊みたいなもの。これほんとに大丈夫か・・・と不安になったが
乾いたらテカテカしだした!頬には「oni」。
ここで完成!!思ってたよりもちゃんとした仮面じゃないか、これ。
つぎはこれをかぶって出張豆まきに出かける。
豆をぶつけられに出張
今回、豆をぶつけられに行く先はというと、編集部安藤さんの2人のお子さんたちのところだ。
今回豆をぶつける役割を担った安藤さんちの子供たち
2人は、鬼が来ると聞いて楽しみにしてたらしいが、待ち合わせ場所に現れたのはどう見ても人間。
「えー、鬼じゃないよ~」と言いつつも、鬼じゃなくてちょっと安心してる様子だ。
こんにちは、鬼です。(街角スナップ風)
この服装なら鬼に見えるか!?(虎柄パンツは今回作った)
赤い身体が見えないと鬼っぽさがまったくない。ただの変な服を着た人だ。という新たな発見をしたところで準備準備・・・
あなたは鬼を信じていましたか?
安藤さんに「子供のころ、鬼って信じてました?」と質問された。
鬼を信じてたどうかなんて質問されたの生まれて初めてだ。
え、鬼ですか・・・!?
ウーーーン・・・・ 鬼は信じてなかったですねー
なんでも安藤さんが「豆を撒かないと鬼が来るよ」と、「いい子にしてないと鬼が来るよ」と度々言っているので、子供たちは2人ともすっかり鬼を信じてる、とのこと。
なんですかその「いい子にしてないとサンタさん来ないよ」の鬼バージョンみたいなの。
「豆をまいて自分たちが退治してるから、今年も鬼は来なかった」ってことになってるのか。
だったらこの状況については一体どう処理してんだろう
ハイハイ、豆くばるよー
私もサンタは結構長らく信じてたが、節分については「悪いものを外に追い出すために外に豆をまく」と教えられてた(気がする)ので、鬼を信じるに至らなかったんだと思う。
「あ、けど雷は信じてましたよ。鬼みたいなのが雲の上にいると思ってました。」と言うと
この子たちも雷を信じてる、とのこと。
鬼も雷も、そんなサンタクロースと同列な感じで「信じてたか」というジャンルに入ってくるとは・・・。
私が鬼を信じてなかったのは、きっと親の教育のせいだ。
私も安藤さんに育てられてたら鬼を信じてたに違いない。
さあ、豆まきの時間だ
準備も整ったところで豆まきを開始する。
鬼を待つ、安藤少年。
き、きた・・・・・・・・
おにはーーーそと!!おにはーーーそと!!
ウオオオォォオオォォォォ!!!!!
ウオオォウオオオォォオオォォォォ!!!!!!!!!
おにはーーーそと!!!!!(勢い余って枡ごと投げつけられそうに!!)
ウワアアア・・・・・・やられた・・・・!!! ずらかろう・・・
・・・・と、退散しようとしたところで、
つづきはGIFアニメで!!
節分GIFアニメ!
国際GIFアワードも開催されることだし、2012年はGIFアニメの年!という訳で、その波に乗ってGIFアニメでまとめてみた。
タイトル:節分の風景
タイトル:少年と鬼
鬼に追われる兄の様子をちょっと脅えつつ眺める妹
それはそうと、自分が(多分)このぐらいの年のころ、獅子舞に頭を噛まれたことがそれはもう恐怖で、強烈な印象として残ってるんだった。幼児期の恐怖体験ベスト3を選べって言われたら入る。
それ以外にも「保育園のころ、節分の鬼がこわくてしばらくトラウマだった」的な話を大人から聞いたこともある。
この子、休日に連れてこられた丘でこんな鬼にいきなり追いかけられたりして大丈夫だっただろうか。
怖くない?ほんとうに?ほんとうに?
「女の鬼だからだいじょうぶ!」との答えが返ってきた
「女の鬼だから」??よくわからないが、大丈夫っぽい!よかった。
最後に記念撮影!
うわっ・・・ 豆投げつけられ・・・・!!(エアー)
そもそも節分ってなんだっけ?という疑問が脳裏をよぎったところで、本来の意味も思い出しつつ、もうすぐ来る本番を迎えようと思う。
次の節分にはきっとあなたの街へ・・・
すっかり忘れてたが・・・
豆まきをやった辺りからすっかり忘れてたが、そういえばベネチアンマスクを鬼っぽくつくる企画なんだった。
参考資料に、ベネチアのカーニバルの様子や街の様子を眺めてたら実物も見てみたくなってきた。
長時間の飛行機が苦手なのでヨーロッパは無理!と思っていたが、気になる・・・・!!かなり気になる・・・!!
もうちょっと近ければなー、ベネチア。