街灯のそばで暮らしたい
街にはこのような明るくて暖かい街灯が結構あります。
暖かい。
暖かい&観葉植物の癒やし。
明るいくて暖かい。もう全然自宅よりも雰囲気がいい。 出来ることならこのそばで、街灯に寄り添って暮らしたい。
そこで思いついたのが、街灯の光を取り込んだ段ボールハウスの建設である。
イメージ。
自分で描いておいてなんだが、これではさっぱり分からないと思う。 要は中を家っぽい雰囲気にした段ボールを街灯に被せ、その暖かな光で段ボールハウスを包み込んでもらおうという算段である。
これがスウィートホームです
イメージでも伝わりにくいものを言葉で伝えようとしても もっと分からないと思うので、もうとにかく見てください。
説明不要。
見たままなので使い方以外は特に説明いらないかもしれない。
暖かい家庭と言えばいまの時期クリスマスですよね。
街灯からの明かりを取り込む部分。
先ほどのイメージ図から変更があり、街灯は段ボールの中に入れるのではなく 外から照らしてもらう方式にした。
いざ段ボールを買ってきたら街灯と一緒に入るには小さかったのと、 なんだかすごく怒られそうな予感がしたからだ。
ここから暖かな光があふれ出る予定。
家のライトでテスト。
あ、暖かい。住みたい。
これはなんていう北欧のお家ですか?
窓から漏れる暖かな光り。その向こうに見えるクリスマスリーフ。 どうだろうか。かなり住みたい家ではないだろうか。
居住風景はこんなですが。
光りを求めて
スウィートホームに適した明かりを探して新宿にやってきた。 今の時期はちょうどイルミネーションが始まりだしているので、 街には光りが溢れている。
家が移動する店ではモンゴルの遊牧民が使うゲルに似ている。
最初に見つけた光りは街灯ではなくイルミネーションの光。 単体では弱いがここまで集まっていれば、家の中に暖かな光りが溢れてくれるのではないだろうか。
光りをください。
暗い室内。
ああやっぱり光りが弱い。暖かな家庭どころか、料金未納で電気を消された家である。
目前に迫る草木の圧迫感。落ち着かない。
白い光りは明るくても冷たい
理想の街灯はオレンジの白熱灯なのだが、 新宿のようなオフィス街だと探してみると意外と見つからない。
案外白系の街灯の方が多い。
明るさは問題ないのだがやはり暖かみが薄い。
無表情だと訳ありな感じがする。
これは完全に犯罪者。
暖かい家庭があるどころか、気持ち悪い人が住み着いてしまっている。
スウィートホームあった
基本的な光りと闇の構図。
求めていた明るくて暖かい感じの街灯があった。 周りにはイルミネーションもあって光りパワー増量中である。
暖かな光りが家(段ボール)に溢れてくる。
窓からの景色がまた素敵。
街灯の明かりがとても良い感じに中を照らしてくれる。 そして窓からはイルミネーションが見えてとってもキレイ。 ここにずっと住んでいたい。
しかし住むことは許されない。
いくらスウィートホームが暖かくても、世間の目は冷たい。 あと足下も冷たい。
いろんな光りを求めて
街には街灯以外にも様々な明かりがあるので、 ひょっとしたらそれらでも良い雰囲気が出せるかもしれない。
銀行の光りに少しでもあやかりたい。
迫り来る漢字。
どこにも行きたくないのに。
明かりとしてはぴったり貼り付ける分明るくていいのだが、 目の前にデカデカと「行」の文字。暖かい家でのんびりしたいのに、 そんな生活を怒られてるみたいで落ち着かない。
家をかぶったまま近くの看板へ。
また近くにビルに入ってるお店やレストランを載せてる看板が光っていたので そこにも寄ってみる。
文字が透けて見えるのなら、レストランのおいしそうな写真も家の中から見えて、 明るい&おいしそうになるはず。
明るい家庭、おいしい食事・・・。
見えない。
中途半端にボケて見えるため、なにかいけないものが写ってるようにも見える。
周りがオシャレガーデニングされてる街灯は近づけない。
近づけなくても光源が強ければ明るい。
明るいのにこの寂しさはなぜだろうか。
答え:こんなだから。
家の中は段ボールと明かりのおかげでむしろ暑いぐらいなのだが、下半身は寒い。 このあたり、レンガ造りの暖かい家というよりは、すきま風の入り込むあばら屋、でも家族みんなで楽しく暮らしました。みたいなのに近いか。
ただしこちらは移動可能である。
いつか都会の明かりに照らされるようになりたい。
家の縮尺的にはでっかい男である。
休憩時間にどうぞ
見ての通り家として住むにはムリがある。
ただちょっとした隙間時間に暖かな空間を味わえるので、 仕事の休憩の合間に、マイホーム気分でパンを食べたりするのはありかもしれない。
徹夜作業が続いて家が恋しいときにこれをかぶれば、 きっと心配されて家に帰れるはずである。