試食の容器は小さい
まずスーパーの試食で食品が入っているような小さい容器を買いに 合羽橋に来た。
業務用調理器具の店で有名なかっぱ橋道具街。
なぜか巨大カブトムシもいたかっぱ橋道具街。
個人的に初めて来たためその調理道具店の多さに狼狽えたが、 親切な店員さんが多く、試食に使うような容器をくださいと言ったらすぐ出してくれた。
「給食のおばさんみたいなエプロンありませんか」と聞いても5秒で用意してくれた。
買ったのは、よくあるアルミカップと長方形のプラ容器、小さいフォークにミニサイズの紙コップである。ついでに給食のおばさんみたいなエプロンと三角巾も買った。
「試食」ではなく「給食」のおばさんなのは、店員に伝えるとき言い間違えたからだ。
今日の料理
試食風に盛りつける料理を作ろう。 今日冷蔵庫に残っていた材料はこちら。
ニンジン、カット済みキャベツ、鶏胸肉。
「このニンジンであなたを殴ります」
仏頂面なためそんな雰囲気の写真になってしまっているが、 もちろんそんなことはせずちゃんと棍棒で殴ります。
まずニンジンを長方形にカット。
電子レンジで茹でる。
三角巾のかぶり方はこれでいいのか。
胸肉は照り焼きにしよう。
味噌汁はいつもインスタント。
圧倒的な早さが自慢です。
試食で6人前化
いつもこれぐらいの量の食事なので特別少ないという感じでもない。 だがたまにはたらふく食べてみたいではないか。
そこで試食風に盛るわけである。
だいたい6人分と見積もった。
味噌汁、ごはん、おかずをそれぞれ盛りつけていく。
え~これ一人で食べたらバチ当たるでしょー。
こんなたくさん食べられないわー
あの普通な夕食がこんな(試食としては)豪勢な食事に。 これは贅沢だ。こんなの一人で食べたらお祖母ちゃんに怒られる。
なぜか泥棒みたいに見える。
そのままだと一人前だった食事が6人前に。しかもごはんとおかずは 6人前でも収まらない。これ全て食べてしまって世界に向かって謝りたい気分だ。
食べてる感じは椀子そば。
一つ一つがヤクルトのようにちょうどいいサイズに区切られているので 食べててあまり飽きが来ない。
ツルッチュッツルッチュッとまるで椀子そばのようにリズミカルに食べられる。 食べきった後、思わず自分にたいしてお金を払ってしまった。
試食の容器は風でよく飛ぶ
この試食を人に配ってみたいが、実際外で配ることは出来るだろうか。
まず空の容器を持ち歩いてみた。
さすらいの試食人。
試食する人を求めてさまよう。
あ、風が、
拾う。
また飛ばされる。
以上、茶番でした。
片付けも簡単
食べた後も面倒な洗い物が出ず、実際の試食と同じようにそのまま捨ててしまえばいいのでとても楽だ。
後は一人で試食を全部食べた罰として地獄に落とされないよう祈るばかりである。