キャベツの原種です
ケールは地中海沿岸が原産で、キャベツの原種に近い品種です。キャベツのようには結球はしません。真っ直ぐな葉のままで育ちます。ビタミン類が他の緑黄色野菜に比べてかなり多く含まれています。
キャベツよりもゴワゴワした葉と、かなりしっかりした茎。繊維が多く硬そうではあるが、不味いようには見えない。
青汁用のケールの葉として売られていました。
見た目はちょっと大きめな青菜といったところ。あまり不味そうなイメージはありません。しかし、ケールの箱を開ける際には、まるで草刈りをした後のような香りがしました。かなり青臭い味であることが予想されます。
飲んだことがありません
飲んだことのある妻から「ケール100%は結構キツイよ」と言われた。
とりあえず、入手した生ケールを青汁にしてみます。実は青汁というものをあまり飲んだことがありません。パックの物を何回か飲んだことがある程度。どれもケール以外の野菜や果汁が使われていて、かなり飲みやすいものでした。
葉をちぎって、茎は細かく刻み、水を加えてミキサーをかけます。既にかなり青臭い。
汁を漉して、残ったカスを搾れば生絞り青汁完成。繊維が多く、グラス1杯の青汁を作るだけで大量のカスが出ます。
しかし、ケール100%はかなり凄い味らしい。ということで、どのぐらい凄いのかの確認です。
生絞り青汁。メロンソーダ以上に緑色だね・・・
不味い!もう要らない!
昔見たCMの通り。嘘偽り無く不味いです。なにしろ青臭くて生臭い。草刈りをした後の周囲に漂う香りを濃縮して口の中に放り込んだ感じです。そしてエグミも強い。下の奥の方にモヤモヤといつまでも残ります。
いくら健康の為とはいえ、こんな物を毎日飲み続けるなんて修行なのかと思うほど不味いです。私はうまいものを色々食べて沢山運動して健康になる方法を選びます。
不味い!
液体じゃなければいいのかもしれない
さて、ケール100%青汁は噂どおりに凄い味でした。残りはリンゴジュースを追加して完飲。それでも今まで飲んだことのあるものよりも飲みづらかった。
100%には100%で対抗だ。
どうやら液体にすると、葉のままの時よりも香りが強くなるようです。ならば、そのままの状態で食べてみたら青臭さも弱まるでしょう。青汁にすると不味いが、サラダとしてなら美味しいかもしれない。
まずーい!
ダメです。丸かじりケール、不味いです。青臭さは確かに減りましたが、今度はエグミが強烈です。噛むほどに口の中のあちらこちらが締め付けられているような感じ。
味の濃いドレッシングをジャブジャブかけるなどしなくては食べられないような厳しい味でした。やはり、ケールは青汁じゃなくても不味いのか?
アレになんとかしてもらおう
ケールは青汁でも生食でも不味かったです。こうなると調理してみるしかありません。
さて、問題はどう調理するか。ヨーロッパではよくロールキャベツにするそうです。ここは一つ、日本的にアレを使います。
生姜。お前がいればなんとかなる。
生姜です。ケールを生姜炒めにしてみます。簡単、美味しい生姜炒め。以前、「
生姜で炒めればなんとかなる理論」を検証するという記事で試した通り。生姜炒めにすればケールも美味しく食べられるはず。
豚肉とケールの生姜炒めにします。
ということで、ケールと豚肉。彩りにニンジンを用意。味付けは醤油、酒、ミリン、砂糖、おろし生姜。豚肉とケールの生姜炒めを作ってみます。
豚肉をサッと炒めてケールの茎とニンジン投入。茎に火が通ってきたら調味料を入れる。
最後にケールの葉を入れて炒め合わせて、葉に火が通った感じになれば出来上がり。ああ、簡単。
ということで、出来上がった豚肉とケールの生姜炒めがこちら。
多分うまいと思う。
いくらなんでも、ここまでして不味いということは無かろう。
うん、これはうまい!でも、硬いのがちょっと気になるな・・・
火を使おう
豚肉とケールの生姜炒め。うまいです。青臭さやエグミも無く、小松菜などを炒めた時のような味です。ただ、ケールの繊維が強いので、茎はザクザクとしていて、葉はゴワゴワとします。若干食感が悪いです。青汁用に育てられているからかもしれません。
いずれにしろ、生ケールは厳しいです。ほうれん草だって、生で食べると結構エグさがあります。最近は色々生タイプが流行っていますが、野菜は生だけではなく火を使うといい。
まあ、熱を加えるとビタミンCなど壊れるといいますけどね。食い続けられないのではしょうがない。美味しくたべよう!
実は生のケールなので、ケールを混ぜたケーキも作ってみました。生タイプの。レアケールチーズケーキ。ゼラチンの量が足りなくて固まり方が悪く、へんなエグミがあってダメでした。やはりケールは加熱に限る。