特集 2011年8月7日

ヨーグルトにキュウリを入れるとビールに合う

今年の夏はヨーグルト、キュウリにビールだ!
今年の夏はヨーグルト、キュウリにビールだ!
皆さんはプレーンヨーグルトを食べる際に中に何を入れますか?砂糖や蜂蜜、ジャム、またはフルーツを入れる人が多いでしょう。

確かに、その食べ方は美味しい。朝食にフルーツヨーグルトは健康的でいいですね。しかし、そんな甘い物以外でヨーグルトに入れると美味しい物があります

それはキュウリ。これをヨーグルトに入れるととても美味しい。しかもビールに合うのです。その作り方を紹介しましょう。
1972年生まれ。元機械設計屋の工業製造業系ライター。普段は工業、製造業関係、テクノロジー全般の記事を多く書いています。元プロボクサーでウルトラマラソンを走ります。日本酒利き酒師の資格があり、ライター以外に日本酒と発酵食品をメインにした飲み屋も経営しているので、体力実践系、各種料理、日本酒関係の記事も多く書いています。(動画インタビュー

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> 個人サイト 酒と醸し料理 BY 工業製造業系ライター 馬場吉成 website

日本ではみかけない意外な組合せ

日本では、ヨーグルトといえばデザートのカテゴリーに分類する人が多いのではないでしょうか。そのため、ヨーグルトといえば甘く味付けられている物が多く、フルーツが入れられている場合もあります。
キュウリではなく、キュウイを入れたヨーグルト。ヨーグルトにドライマンゴーを漬けると美味しくなると玉置さんが教えてくれたよ。
キュウリではなく、キュウイを入れたヨーグルト。ヨーグルトにドライマンゴーを漬けると美味しくなると玉置さんが教えてくれたよ。
今回作るヨーグルト料理は甘くありません。砂糖の入っていないプレーンヨーグルトを用意してください。
ヨーグルトとキュウリ。あと、ニンニク、塩、胡椒、オリーブオイルを使います。
ヨーグルトとキュウリ。あと、ニンニク、塩、胡椒、オリーブオイルを使います。
他に、ニンニク、塩、胡椒、オリーブオイルを使います。分量は、細めのキュウリ1本に対してヨーグルトが100gちょっと。ニンニクが0.5~1片。オリーブオイルが大サジ2杯ぐらい。塩、胡椒は適量で。

割と大雑把な分量で大丈夫です。作りながら調整します。
この料理の一番面倒な所。キュウリとニンニクを細かくみじん切り。
この料理の一番面倒な所。キュウリとニンニクを細かくみじん切り。
まずはキュウリとニンニクを細かくみじん切りにします。ニンニクはおろし金でおろしても構いません。
みじん切りにはタッパーウェア社のスピーディーチョッパーを使用。少量のみじん切りに凄く便利。
みじん切りにはタッパーウェア社のスピーディーチョッパーを使用。少量のみじん切りに凄く便利。
ハンドルを10数回引くだけでキュウリがあっというまにみじん切り。オススメです。
ハンドルを10数回引くだけでキュウリがあっというまにみじん切り。オススメです。
みじん切りに出来たら、キュウリは軽く水気を絞ってボールに入れます。ニンニクも同じボールの中へ。
ヨーグルトを100gほど投入。スプーンで山盛り3、4杯も入れれば大丈夫です。
ヨーグルトを100gほど投入。スプーンで山盛り3、4杯も入れれば大丈夫です。
続いてボールにヨーグルトを入れます。ヨーグルトは、コーヒーのペーパーフィルーターなどに入れて暫く置き、水気をある程度切ってから使う方がいいです。時間がなければそのままでも構いません。その場合、出来上がりが柔らかくなります。
オリーブオイルを入れて塩、胡椒で味付け。混ぜ合わせたら出来上がり。
オリーブオイルを入れて塩、胡椒で味付け。混ぜ合わせたら出来上がり。
ヨーグルトを入れたら軽く混ぜ合わせ、そこへオリーブオイルを入れます。更に、塩と胡椒を適量(今回は塩を2、3つまみ、胡椒をひとふり程度使用)入れて味を調えたら出来上がりです。
完成品。コーンスープのようにも見えますがヨーグルトとキュウリ。
完成品。コーンスープのようにも見えますがヨーグルトとキュウリ。

tzatziki(ツァジキ)という料理です

この料理、名前をtzatziki(ツァジキ)と言います。ギリシャの料理です。ギリシャでは、そのままサラダとして食べたり、肉の付け合わせとしたり、肉と一緒にパンに入れて食べることもあるそうです。
ドイツではこれを蒸したジャガイモにかけていたのです。そして、ビールと一緒に食べる。
ドイツではこれを蒸したジャガイモにかけていたのです。そして、ビールと一緒に食べる。
私はこの料理をドイツに旅行に行った時に初めて食べました。その時はヨーグルトと気づかず、変わった風味のサワークリームで、中にピクルスか何かが刻んで入れてあると思いました。
ドイツで食べた時は小エビも乗っていた。それを再現。
ドイツで食べた時は小エビも乗っていた。それを再現。
後日、それがギリシャ料理のツァジキであると分かり、作り方を調べ、ビールの旨い時期になると時々作っています。
ヨーグルトの水気を抜かないで作ったのでかなりゆるいツァジキとなってしまった。本来はもっとドロッとした感じに出来ます。
ヨーグルトの水気を抜かないで作ったのでかなりゆるいツァジキとなってしまった。本来はもっとドロッとした感じに出来ます。
キュウリ独特の青い香りとパリパリした食感に、ヨーグルトの酸味とニンニクの風味が加わり、サッパリなのに物足りなさはありません。オリーブオイルを使っていますが、油っぽいということはなく、後をひく旨みがあります。
ジャガイモにツァジキ。これはもうビールを開けるかしかない。
ジャガイモにツァジキ。これはもうビールを開けるかしかない。
ジャガイモにかけると、ニンニク風味のサワークリームをつけたような味わいとなり、とてもビールと合います。
ジャガイモとベーコンでジャーマンポテトもいいですが、今度はジャガイモにヨーグルトとキュウリも是非!
ジャガイモとベーコンでジャーマンポテトもいいですが、今度はジャガイモにヨーグルトとキュウリも是非!
枝豆とビール、餃子とビール、唐揚げとビール。ビールと合う物は沢山ありますが、作るのは簡単なのでこの夏はこのツァジキも是非試して頂きたい!ジャガイモだけでなく、肉や魚でもOKです。

ところで、キュウリ以外じゃダメなのか?

さて、ビールにとても合うツァジキ。キュウリで作っていますが、他の瓜系の野菜ではダメなのでしょうか?夏といえばキュウリ意外にこんな瓜系の野菜があります。
ゴーヤです。今年は育てている家を沢山みかける。苦いよ!
ゴーヤです。今年は育てている家を沢山みかける。苦いよ!
ゴーヤです。今年はベランダなどで栽培している家庭が多くみられます。我が家でもそろそろ収穫時期を迎え、試しにこのゴーヤでツァジキ風の物を作ってみました。
薄めに切って塩もみ。綿のところが苦いのでその部分もよく取るといい。
薄めに切って塩もみ。綿のところが苦いのでその部分もよく取るといい。
その他の使う材料や分量は同じです。みじん切りにして混ぜるだけ。
その他の使う材料や分量は同じです。みじん切りにして混ぜるだけ。
ゴーヤの苦味を穏やかにするため最初に塩で揉んだ以外、作り方や分量は大体同じです。ゴーヤとニンニクをみじん切りにしてヨーグルト、オリーブオイルを入れて混ぜ、塩、胡椒で味を調えます。
見た目はほぼ同じ。
見た目はほぼ同じ。
出来上がったゴーヤツァジキは、普通のツァジキと見た目は変わりません。今回もヨーグルトの水を切らずにやっているので、かなりゆるめな所も同じ。
見た目は普通のツァジキを変わらないので、やはりビールをスタンバイ。
見た目は普通のツァジキを変わらないので、やはりビールをスタンバイ。
では、食べてみます。ゴーヤツァジキの味はいかに。
んー、まあねー。食えない味じゃないけどねー。やはりゴーヤの苦味がなあ。
んー、まあねー。食えない味じゃないけどねー。やはりゴーヤの苦味がなあ。

キュウリで作りましょう。

ゴーヤツァジキは、ゴーヤの苦味がヨーグルトの味に混ざり、かなりクセがあります。ゴーヤが苦手な人は絶対食べられない味でしょう。

夏のものだからといって、なんでもやればいいってもんじゃない。ゴーヤはゴーヤチャンプルにした方がビールに合う。

しかし、キュウリはヨーグルトと合わせてもビールに合います。この夏是非チャレンジしてみてください。美味しいですよ!
夏はやっぱりビールだね。
夏はやっぱりビールだね。
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