特集 2011年8月1日

リンゴジュースをオレンジジュースに

今年、流行った、梨味のガリガリくん。
人気過ぎて販売終了だそうですが、
「実は梨の果汁が入ってなくて、梨フレイバーのリンゴ果汁で出来ていた」
ということも、話題になりました。
でもそれをきいて、私は、ショックではありませんでした。
なぜならば、以前「チューチューを飲み比べてみた」という記事を 書いた時、りんご果汁しか使っていないのに、イチゴ、ぶどう、青りんご、パイナップルの味となっている、謎のチューチューが、たくさんあったからです。

知ってたんだぜ、そのカラクリ、フッフッフ、という感じです。

…しかし、リンゴって、そんなに何にでも変化出来るフルーツなんですかね!?
フレーバーを買ってみたので、自分で調合して、体感してみたいと思います。
埼玉生まれ。電子書籍『初恋と座間のヒマワリ』(リイド社刊)発売中。最近、ほぼ毎日ブログを更新していますので、良かったら読んでください。

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まずは製菓材料屋さんで、香りのエッセンスを買ってみました。イチゴ、オレンジ、メロン。「梨」とかは、さすがに一般用には売ってないようでした(業者向けにはあるっぽい)。欲しかったのに。
エッセンスは、食品添加物とエチルアルコールで出来ております。表示はしてないけど、何十種類もの添加物が合わさって出来ているらしいです。化学の力!
まずはプレーンなリンゴジュース。これに…。
イチゴエッセンスを数滴たらします。
見かけは変わらないなあ。当たり前か。


試飲。
……うむ、イチゴの味、するね。わはは。
もちろん、リアルなイチゴの味ではないけど、これはこれで美味しい。
とにかく、リンゴではなくなっている。何でだろう、何でなんだろうコレ!

これを砂糖で味を濃くして、色を赤く付けて氷菓にしたら、そりゃ完璧にイチゴだと思ってしまうでしょう。人間って騙されやすいですね。

逆に、水で薄めても美味しい気がするなあ…と思って、水で割ってみました。ええ、飲みやすいドリンクが出来ました。香りのお陰で、味の薄さをカヴァーしてくれます。商品名は「イチゴ水」でどうかしら。実際にもう、あったりして。


次はオレンジエッセンスを入れてみた。
これも見かけは変わらない。

リンゴとオレンジ香料、絶対に相性がいいとは、思ってましたけども…。
なな、なんと。
何これ、『旅館で飲む、瓶のオレンジジュースの味』じゃん!
親戚で集う時に飲む、オレンジジュースの味!
あれ、無果汁のものもあるけど、果汁入りの場合は、リンゴなのね!
いろいろショックです。子供時代に『オレンジジュースうめえー』と思っていた思いが、全部、はがれ落ちていくような感覚。
いや別に、悔しかったりとかは、全然ないんだけども。

最後に、メロン味を試してみた。
緑色の染料を使って、気分を出してみました。

うむ、これはこれで…。
本物のメロンの味はさっぱりしないけれど、駄菓子感は堪能出来ます。
子供なら騙せるかもしれない。
でもまあ、リンゴでもメロンでもない飲み物ですね、これ。誰が発明したんだろう、こんな謎の果汁。
日本だけの文化なのかなあ。海外でも、リンゴ果汁+香料って普通なの!? どうなんでしょ。

梨ガリは絶妙のチョイスだったんですね

ちなみに、オレンジジュースにも香料入れて飲んでみたんですが、オレンジジュースの味が圧勝。
ただの「変わった香りのオレンジジュース」になってしまいました。

なぜリンゴには、こんなに包容力があるんでしょうか。
そして、よく使われるのは、やはりリンゴ果汁が安価だから? んー?

とにかく『梨味ガリガリくん』は、絶妙のチョイスだったと言えます。リンゴだったら、梨に完全に変身出来るじゃないですか。薄甘い、あの感じに…。
桃にも変身出来そうだなあ~と考えて、調べたら、既に『ピーチ味』があるんですね。そうですよね、たくさん種類出てますもんね。

ガリガリ君及び、すべてのリンゴ果汁+香料フードよ。
今後もイロイロな味、期待してます。「騙される」じゃなくて、ちゃんと「分かって楽しみます」から。フフフ。
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