友人と自撮りグループを作る
えいやで「100日続ける」と決めたが、ひとりで続けられる自信がなかった。すぐに友人を巻き添えにする。
基本は毎日自撮りをする、それだけだ。とはいえ長いマラソンなのでルールも用意した。
写真だけ送るのも怖いので、日報もつけることにした。撮影した背景やその時の感情も日々記録していく。
100日後、みんなで集まって振り返りをしようとも決めた。
100日自撮り生活スタート
ついに1日目がやってきた。
家でカメラを自分に向けてみるも「あっこれは全然わからんぞ」と一人であわてる。
動揺しながら撮った初自撮りが
まずカメラの位置が正しいかわからないし、背景もわからないし、顔の角度も表情もわからない。
特に表情については照れと不慣れがすごかった。もっと笑ってもみたが、顔が引きつりロボ化した。やや微笑むのが人様に出せる限界だった。
と、ひとり壁にぶつかってる中、二人から送られてきたのが
みんな「自撮りムズすぎる」「自撮りって技術の話なんだ」「顔がテカるの何?」などと初日からうちのめされてしまった。
でも最初の課題ははっきりした。「照れの払拭」と「良い表情」である。
我々は3〜5日、それを念頭に入れて練習した。すると……
「ポーズをとる」という学びも得た。手を横に置くと小顔に見えたり、写真に躍動感が出る!と当たり前の発見をしては喜んだ。
「ノーマル自撮り」にはだいぶ慣れた。でもまだ90日以上ある。
さらに自撮りを追求するべく、2週目からは
この後も、撮る時間を変えたり、アプリを変えたり、6月から9月にかけて毎日写真を送りあった。
そして先週、9月半ばに
100日分の写真を振り返ろう
全員一日も飛ばさず、100日自撮りを達成できた。忘れないうちに、300枚を一気に振り返っていく。
印象に残った写真をあげていこう
まずはざーっと見ながら「これは印象的だった」という写真をあげていくことにした。
実は自撮りを続ける中で、日々自分の顔を見るからか、みな美意識が向上しはじめていた。
また、全員この期間でダイエットに成功している。自粛で自炊をはじめ…などいろんな要因があるが、毎日自分を撮るので、しっかり体重をキープしようという気持ちになった。
パッと見イケてる方が自撮りをする印象があったが、実は逆で、自撮りをすると垢抜けるのでは…?という仮説がたったぐらいだ。
さらに分解、カテゴリ分けをする
ざっと見ただけでもこれだけ個性がでている。ここから一枚ずつ切り分け、各々の特徴をさらに洗い出していくことにした。
まだまだ見つかる法則
一度100枚を分けきっても、また新しく分けると法則が見つかった。例えば
さらにこれらの写真を曜日ごとに比較すると
一枚一枚は情報がなくても、まとめて俯瞰すると新しい情報が見つかる。多分気づいていないだけで、じっくり見ればもっといろいろ見つかるのだろう。怖い!
結論:自撮りが怖くなくなったしうまくなった
とはいえ、日々みんな自撮りに慣れ、どんどんうまくなっていった。また、写真に対する興味もでてきて
日々はへらへら自分を撮っていただけだが、まとめるといろいろ成長していることがわかる。「習慣が人を作るって本当だった」と想定外の学びを得た。
また、毎日自分の顔をみて一日を振り返るので「あ、きょう調子悪いんだ自分」など己を客観的に見ることができ、コントロールもできるようになった。
自撮り、いいことばかりだった。そりゃみんなやるわと思った。
ぜひみなさんも気まずくならない人と、定期的に送り合ってみてください。
他の人やキャラクター版も見たい
100日の間も楽しかったが、振り返って特徴を見つけるのが相当たのしかった。家族とやったらどうなるか、また、好きなキャラクターや芸能人がやったらどうなるかなども考えてしまった。
終了後、100日ではなく、1年10年と続けたらどうなるんだ、とも気になった。きっとすごいデータになるだろう…うぅ…やるか…(やらない)。