検索なども地味にできず辛かった
基本対人のことを書いたが、キーボード禁止だと検索もろくにできず辛かった。コピペで文字をはり検索するなどで回避した。また、職場では普通に「何?」という空気になるので気をつけてほしい。仕事がほぼない日にやってよかった。誰かを驚かせたり、喜ばせたい時は手書き連絡をぜひご利用ください。ブログなども軽くならかけました。

最近、祖母に送る物があり、軽い手紙をそえた。久々に書く手書きの長文。めちゃくちゃに間違えた。いかにキーボード入力に頼っているのかがわかった。
そこで、一日キーボードなどを禁止し「手書きのみ」で生活したらどうなるのか疑問が湧いた。
手書きのあたたかみ…などの温かい話になると思いきや、リアルな発見ばかりあった話です。
今回やることは簡単だ。いつもはスマホやキーボードを使う作業のすべてを、手書きに移行するだけである。1日限定のアナログ移行だ。
ちょうど編集担当の橋田さんから連絡がきたので、手書きで返信してみることにした。
「これもしかしたら苦労するのでは?」と不安になってくる。すると橋田さんから返信がきた。
てっきりテキストで返ってくると思っていたので、胸をズキューーンと打たれてしまった。
橋田さんってこんな字してたんだ!?「り」めっちゃ可愛く書くな!? など一人でウキウキする。相手もそうなのだろうか?
せっかくなのでSNSも手書きで投稿することにした。
連絡はくるだろうか。あと手書きだと「よざ」と最後に名前を書きたくなることがわかった。
しばらくすると
手書きだと相手の筆跡がわかり、誰から返信がきても「おぉ〜!」と嬉しくなる。
また、当たり前だが自分で書く際も絵をいれたり、注釈を入れたり、情報を増やすことができる。たのしい!
手書きだと、こうした「字の記憶力」を問いかける遊びもできる。テキストでやるよりもぐっと面白さが増す。
と、「わ〜手書きっていいな〜」と思っていた矢先、
URLなど、デジタル前提のものを前にすると、手書きは無力らしい。
このほかにも
ツイッター上では、半分以上の人が気を使って手書きで連絡をくれた。
どれももらうとしみじみ嬉しい。テキストだと普通に返信するものも、手書きだといちいちニコニコし、保存してしまう。
ただ、嬉しいこともあった反面、難しいこともあった。
テキストでつぶやかれている中で、普通のつぶやきを手書きで投稿するとやや重くて浮いてしまうのだ。
大事なお知らせとか、感謝の気持ちとかなら手書きでもいいだろう。
ただ日常のことをテキストがメインのSNS中でつぶやくと、つぶやき以上の重みが出てしまいよくないと思った。(味はでる)
当初は 「ひとつひとつ装飾したり、かわいくして返すぞ!」と思っていた。
しかしすべての連絡を手書きで…の状況だとかなり難しかった。書いて撮って送る、書いて撮って送るの繰り返しで精一杯である。
すべてを手書きにするので、個人にくる連絡にも対応せねばならない。1番大変だったのがLINEである。
しかもこの日は、高校の友人から「結婚式を延期することになった」という大事な連絡がきた。
長文を書くとどうしても遅れてしまう。ならばせめてLINE内のテンポ的平和だけでも守りたい。
そう思って開発したのが
この方法を別の人にも試してみよう。今度は大学の友人にLINEを送ってみる。
会話のタイミングをみて相槌ふせん発動!
そのあとも必死に会話を続けたが、そもそもあちらは短い時間でサラッと返しているのに対し、私は時間をかけてどうだ!と重量感たっぷりで返信するので温度差がすごいのだ。
結局、どのLINEも全員「がんばってね〜」でそそくさと終わってしまった。
手書きで会話中のチャットに加わるのはかなり難しいことがわかった。
書くことだけで精一杯の1日が終わった。書いた枚数を数えると143枚だった。感想をまとめていく。
まずやってみてわかったよい点は
である。特に嬉しかったのは
また、普通に人生相談の連絡がきたので、手書きでながーく書いて返信したら、これも喜ばれた。きちんとした流れがあるとき、手書きはよいのだ。
ただ大変なこともたくさんあった。まとめると
などである。
身に染みたのが、他人と連絡を取る時はおたがい「同じ形式」でやらないとうまくいかないということだ。たしかに、片方は電話、片方はメールで同時にやる…など聞いたことがない!
それぞれのツールでかける時間や前のめり感が違うので、そこがズレると温度差が出て、やる気が下がるのだ。いままで気がつかなかった。
そういえば、LINE出現前は親とたまーにメールをするぐらいだった。しかし、今や家族グループができ、猫の画像が毎日送られてくる。
これはサクっと入力できるスマホやキーボードと、LINEなどのツールのおかげなのだ。すごい!技術進化最高!
とはいえ、手書きだとテキストだと照れることも平気で書いたりすることができて楽しかった。
また、一人だけではなく、全員手書き!と言う条件ならすごく楽しいかもしれない。今度は複数人で手書きデーを実施してみようと思います。
基本対人のことを書いたが、キーボード禁止だと検索もろくにできず辛かった。コピペで文字をはり検索するなどで回避した。また、職場では普通に「何?」という空気になるので気をつけてほしい。仕事がほぼない日にやってよかった。誰かを驚かせたり、喜ばせたい時は手書き連絡をぜひご利用ください。ブログなども軽くならかけました。
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