編集部日記 2020年11月6日

50万円もらってカルカルでイベントができる

こういううまい話ってありますよね。昨日も知らない人から50億を相続してほしいというメールが来ていました。

でも50万円というのがリアルですよね…。しかも場所がカルカル?
この微妙なもっともらしさ、なぜなら本当だからです。
(デイリーポータルZ編集部:林)

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渋谷渦渦(しぶやうずうず)

東急とカルカルがイベント企画を募集しています。

条件

POPカルチャーをメインテーマとしたうえで以下のふたつのどちらかを満たしている
・渋谷もしくは東京カルチャーカルチャーならではの楽しみ方を提案している
・異ジャンルとのコラボを提案している(例:アニメ×伝統芸能・音楽×最新テクノロジーなど)

選ばれたときの特典

・東京カルチャーカルチャーでの単日イベント実施
・賞金50万円
・開催前の告知協力(渋谷駅前大型ビジョンQ’SEYEでの動画放映権1期分・WEBメディアでの記事掲載権1記事分)
・東京カルチャーカルチャープロデューサーによる企画プロデュース

審査員はCINRA編集長 柏井さん、東急株式会社 エンターテインメント戦略グループ、カルカルのプロデューサー陣など王道のメンバーに加え、私も末席に名前を連ねています。
これはおもしろ企画を選んでよいとのミッションだと理解しました。デイリーを読んでいるみなさん、遠慮せずにおかしなイベント企画を送ってください。

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50万でなにができるか

ここだけの話、今年の地味ハロウィンでかかったお金がだいたいそれぐらいです。しかも、弁当代4万円を含む、です。弁当たけえ!開催後にコストの一覧表を見て真っ先に言いました。来年はパンの耳にします。

さて、これまでのデイリーのイベントの経費の明細を見ると

・くす玉レンタル 約25,000円(3日・運送費込み)
・宅急便で送れないものの運搬 4,950円/片道
・背景に貼る紙の印刷代 1m × 2m 5,600円/枚

だいたい単価としてはこれぐらいです。50万あればたいていのことができます。ふざけて象とかを呼ばなければ大丈夫です。たぶん。

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50万あればくす玉を20個レンタルできるぞ
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イベントはこうして考えてます

これは考え方の一例ですが、ふだんの暮らしでテンションあがった瞬間、それだけを味わえるように増殖させるとイベントになります。

・人の制服を着てテンション上がった → それだけをやる → 地味ハロウィン
・ガチャガチャを回すと楽しい → でっかかったらもっと楽しいはず → いらないものガチャ
・くす玉を割ったことがない → 理由なくセレモニーだけやる → ほめられ屋敷

楽しいことをするためには苦労が必要、肉だけじゃなくて野菜も食べなさいと教えられてきましたが、イベントに限っては楽しいことだけできるように考えてみるといいですよ。

渋谷の雑草をとってきて鍋にする、未経験者だけ集めてラップバトルをする、甘栗屋トークショーなど大人げなく楽しいことだけを夢想しましょう。

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これ作るのは50万以上かかっちゃったんだけどね

あと、開催前の告知協力のところに「渋谷駅前大型ビジョンQ’SEYEでの動画放映権」ってしれっと書いてありますが、ツタヤのところの大型モニターです。

あのモニターで威嚇するアリクイの動画を流したりもできるわけです。応募しましょう。おれも応募したい。

 

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