編集部日記 2025年8月13日

平たいもので人の頬を打つことに対するこだわり(2025.8.13 朝エッセイ/石川)

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唐沢さんがトルコ人とトルコ料理を作る記事を書いてくれました。彼らは僕が主催しているヘボコンというイベントをとおして知り合ったのですが、ヘボコンでは同様に他にもいろんな国の人との交流が生まれました。

そんな中から、以前メキシコの人が送ってくれたTシャツを紹介したいと思います。
これです。

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もう着古して寝間着にしているので、ボロボロの写真で申し訳ないです。
黒地にサンダルを握った絵のカード?が描かれたTシャツ。「la chancla」はそのまま「サンダル」の意味だそうです。
これ、謎すぎませんか?なぜサンダルをTシャツに?なんで手で握ってるの?

ずっと何だろうと思ってたのですが、ちょっと前に調べてみたらあっさり正体がわかりました。
メキシコでは、お母さんが子供をしつけるためにゲンコツではなくサンダルを投げつけるのが定番なんだそうです。それが誇張され、ネタ的にサンダルは百発百中の長射程武器として扱われているとのこと。画像検索するとマシンガン風に装飾されたサンダルや、エクスカリバー風のサンダルなどパロディ画像がたくさん出てきます。

日本でいうと、先生の投げるチョークみたいなものでしょうか。

このTシャツは、それをメキシコの伝統的なカードゲームのカードにアレンジしたパロディアイテムのようなのでした。


話は変わって、もう6年も前ですが、メキシコから送られてきたアメについても記事にしました

このアメも「平手打ち」という名前でした。
「イヌイット語には雪を表す語が50語ある」と聞きますが、メキシコという国の、平たいもので人の頬を打つことに対するこだわり、解像度の高さもなかなかのものではないかと思わされました。

というわけで今日の記事です。

安藤さんからは、静岡は大井川にかかる、高さ11メートル、長さ220メートルのつり橋。と聞くと立派な橋を想像しますが、この橋はかなり……木の板です。しかも川だけでなく町の上を通っていて、そういうアトラクションのよう。絶対途中で振り返ってはいけません。

ほりさんからはなんでこんなの思いついたんだろうという感じの記事。繁華街では写真一枚撮っただけで、無数の看板が写り込みます。すべての看板から思いっきり情報を削って「肉」「酒」とか漢字一文字にしてみたら……という実験。街が脳内メーカーみたいになりました。僕はこの企画、ねじ式の1ページ目を連想しました(「歯」の看板がいっぱいある)。

16時は與座さんから新しい投稿コーナーです。「周りは見てないけど私だけがみてるYouTubeチャンネル」。ニュージャージー州のホットドック屋のチャンネル、知らんスポーツのチャンネル(チェイスタグ、スウィンギングブリッジ…)などなど。

では良い一日を!
 

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