特集 2025年8月13日

繁華街の看板を漢字1文字に置き換えると脳内メーカーみたいになる

歌舞伎町は本当に脳内メーカーみたい

続いては新宿歌舞伎町。 

ギラギラした歓楽街だ。明るい。

看板が多いので、非常にやりがいがある。 

漢字1文字にすると、「女」​​​​​​とか「酒」ばっかりで笑ってしまう。本物の脳内メーカーみたいだ。欲にまみれている。

 奥に写るヒューマックスパビリオンというビルの看板もバラエティー豊かで面白い。

サウナ、卓球、ボーリング。「女」​​​​​​「酒」と比べると健全に思える。学生の頃、ここにあったinSPYreというスパイ脱出ゲームを一晩中やった思い出がある。

歌舞伎町の別の通りも撮影した。 (実際にはこわい人に声をかけられないか、かなりビビりながら撮影している。)

右の「輝」はギラギラガールズという施設。ルールに従うならば「酒」か「女」になりそうだが、ギラギラの圧が強すぎて「輝」にしてしまった。いつか行ってみたい。

コンビニは便利の「便」にしたが、「それでいいのかよ」という思いはある。どうして1つの漢字が「使い勝手が良さ」と「排泄物」の両方を担うのか。意味が分からない。調べたらここにそれらしき回答があった。

さて、歌舞伎町で撮影した写真はもう1枚。

B1Fから7Fまですべてモンテローザ系列のテナントが占める、モンテローザの塔

 本来ならば「酒」や「食」などとするべきところだが、ルールを大きく逸脱し「モ」にしてしまった。「モ」が8個並んでいる。恐るべきモンテローザ勢力。(モンテローザ系列の居酒屋の定番「箸置きの作り方が描かれた箸袋」ってまだあるのかな……。)

いったん広告です

まだまだ新宿は楽しい

続いて、歌舞伎町を離れゴールデン街へ。当たり前だが、BARばかりなので漢字1文字にすると「酒」になる。

ゴールデン街のすてきなデザインの看板たちが台無しになっている。

看板に「酒」と書いただけでは、お店の雰囲気は伝わらない。逆に言えば、ゴールデン街の看板は 書体や色やロゴによってお店の雰囲気を伝えている。そのありがたさを知ることができた。

うっとりするような看板たち。

JR新宿駅の東口付近にもどる。そこには猫がいる。

クロス新宿ビジョンの看板猫。ルールから逸脱するが、ここは「猫」とさせてほしい。ここにいる人たちはみな、猫目当てでスマホを向けている。また、それに合わせるならば、奥の大塚商会は「犬」だ。

大きい看板に動物がいると、「かわいい~!」となる。それで言うと、実は、上野駅の広小路口駅前広場には、去年から3Dのパンダがいる。

パンダは熊猫と書くので「熊」か「猫」か迷う。贅沢な悩み!(「熊」にした)

⏩ 街じゃなくてもいい

<もどる ▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>

記事が面白かったら、ぜひライターに感想をお送りください

デイリーポータルZ 感想・応援フォーム

katteyokatta_20250314.jpg

> デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」が届きます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ