文学フリマで南インドの旅行記を頒布します
5/11(日)の文学フリマ東京40で、南インドの愉快な旅行記『バンガロール・マドゥライ・ゴアを食べ歩く 南インドの私的旅行記(仮)』を頒布するはずです。まだ全然できていないけど。
ブースは南1-2ホール P-92『玉置標本』です。よろしくお願い致します。
続いてはマライとバシンディ作り。水牛のミルクはさすがに手に入らないので、普通の牛乳を弱火でじっくりと煮詰める。
マドゥライ名物のジガルタンダとは変わってきてしまうが、材料や製法をローカライズしたジャパンスタイルのジガルタンダということで、薪じゃなくてガスの火で妥協。
本来は12時間以上かけて分厚いマライとキャラメル色のバシンディを精製するのだが、ガスの火だと煮詰まるペースが早いようだ。煮込むミルクの量が少ないのも原因だろう。
まだ色が全然薄いけれど、3時間でマライを取り出して、バシンディと分離させる。
本来は鍋に残ったバシンディを取り分けて、砂糖とバニラエッセンスを加えてアイスクリームを作るのだが、残念ながらアイスクリーマーを持っていない。
このためだけに買おうかとかなり迷ったが、フェイマスジカルタンダ以外の店では、わざわざバシンディからアイスを手作りしていないような気もしたので(偏見)、市販のバニラアイスにキャラメルシロップを加えて、バシンディ風アイスクリームとする。
こうしてかなりローカライズはされたものの、一応ジガルタンダの材料が揃ったので、何度かの試作を経て、一緒にインドを訪れた方々との打ち上げに持参した。
会場からお借りしたグラスに手作りのバシンディを半分注ぎ、ふやかしておいたバダムピシンを適量混ぜて、キャラメルシロップを加えたバニラアイスを大胆に浮かべ、マライをトッピングしたらスペシャルジガルタンダの完成だ。
サルバトが欲しかったら、イチゴの赤いかき氷シロップでもかけてください。
こうしてマドゥライで本物を食べた経験のある方々に試食してもらったのだが、総じて「甘さ抑えめで食べやすい」という評価だった。しまった、甘さのパンチ力が足りなかったか。
確かに本場のジガルタンダはもっと強烈に甘かったし、色もちょっと薄いかな。もっとキャラメルシロップを増やしたり、練乳でコクと甘さをしたりすれば、より本場の味に近づくのだろう。
でもこれはこれで日本人向けジガルタンダということで、なかなか美味しいデザートになったと思う。
こうしてジガルタンダらしきものを再現することに成功したのだが、問題はバダムピシンの残りがそんなにないこと。すでに1/4を使ってしまったので、あと30杯分くらいしか残っていない。
それだけあれば十分な気もするが、日本で手に入る食材でも再現できるようにならねばと、いくつかの食材を試したところ、寒天を濃いめに煮溶かして固めてハンドミキサーで砕いたものが、再現度90%と有望だった。
これぞジェネリックバダムピシン。本場で食べたことがあったとしても、相当な通でもなければ、まずバレる心配はないだろう。
ゼラチンでも試したが、質感は似た感じなのだけれど、食べると水っぽいくちどけで微妙だった。再現度は70%という感じ。ゼラチンの原材料が豚や牛の皮というのも、宗教上の理由で好ましくない。ジガルタンダを名乗るのであれば、多くのインド人が食べられる食材で作るべきだろう。
これで私はいつでもジガルタンダらしきものを、日本国内でいくらでも作ることが可能になった。素晴らしい。
それを一体いつどこで作るんだという話なのだが、こういう懐刀をこっそり隠し持つことが楽しいのである。この夏はジガルタンダで決まり!
ここまで書いてようやく思い返したのだが、前橋にあるチャラカラという南インド料理店の特別メニューで、三年も前にジガルタンダを食べていたのだった(こちらを参照)。
当時はそのありがたみをまったくわかっていなかったが、日本でジガルタンダを用意してくれた心意気を今更ながら讃えたいと思う。あのときはごちそうさまでした。
5/11(日)の文学フリマ東京40で、南インドの愉快な旅行記『バンガロール・マドゥライ・ゴアを食べ歩く 南インドの私的旅行記(仮)』を頒布するはずです。まだ全然できていないけど。
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フェイマスジカルタンダが紹介されている本はこちら
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