(古賀及子)
10/5のたまがわ花火大会の日。わたしは所用で都庁の展望台にいた。
特に花火大会のことは頭になかったのだが、ばっちり見えたのだ。
その前に都庁の展望台の混みようがすごい
都庁の展望台にはこれまで何度か来たことがある。といっても最後はもう数年前だ。
ぱっと行ってぱっとのぼってぱっと展望して「おお~!」みたいな手軽なイメージだったが、この日17:30ごろ到着したらこんな感じだった。

追えども追えども列が続くような状況で、ディズニーランドばりに待ち時間のサインが出ていた。最終のサインは30分。
さらにそこから行列は伸びており、行列の整理の職員の方に聞いてみたところ45分くらいか、ということだった(実際は30分くらいで入れました!)。
少し前に都庁の展望台を取材したパリッコさんに聞くと、平日はそうでもなかったようだ。土曜日だからだろうか。

最後尾に並ぶと前をゆくのはロシアからのお客さんだろうか、ロシア語を話しているようだ。どうも海外からの観光客らしき方々がかなり多いように見える。ラグビーのワールドカップ効果? なんだろう。
とにかく夜景スポットとして人気のようだ。
いきなり花火、見えた
とはいえするする行列は進み、手荷物検査を受けて(検査を担当する警備員さんの感じの良さが最強だった……! 日本の印象を良くしてくれて本当にありがとうございますという気持ちの高ぶりがすごい)、エレベーターへ。

大行列を目の当たりにしていたので、この量の人たちが展望台にいたらパンパンで外を見るのも一苦労では……と思ったが、上がるとほどよい混み方、という感じだった。
そんなに長居をする人はいないのかもしれない。
で、花火だが、いきなり見えた。同行の小学生の娘が「花火だ」っといったのだ。
探してない。

ものすごく近いわけではないが、目を凝らす必要もない程度には見える。ちょっと遠くによく見える、みたいな感じ。
え? 花火! オー! ファイヤワークス! みたいな、そんなつもりなかったけどなにあれ! という声があちこちから上がっていて、とくに大きな玉が上がると「わー」と歓声が上がった。

三脚は禁止だが手持ちでも望遠のカメラで結構撮れた
花火大会というと、少し前から場所取りをして、場所を取りながらビールとか飲んで、でバーンと上がりゆくのをゆっくり堪能して帰るものだが、遠くからがっつりきれいに見えるこういう感じもぜんぜんアリだ。

展望台の人々はみんな「これは超ラッキー!」という幸せな雰囲気だった
そもそも都庁の展望台が良い
都庁の展望台はなんと無料なのだ。
行列のくだりで触れた酒の穴(パリッコさんとスズキナオさんの酒飲みユニット)の記事にもあったが喫茶ではお酒も飲める。
なおかつ花火も見えたんだから、ものすごいラッキーデーだった。