最後にもう一回
丸ごと蒸し煮トマトのせを自分で試してみて、これはやはり色々なものに合うだろうと改めて思った。今回、私はトマトの方に何も味付けをしないで調理したけど、たとえば麺つゆで蒸し煮して少し風味をつけたら、肉じゃがにドーンとか、牛丼やかつ丼の上にドーンとかだってできるかもしれない。
今後もその可能性は考えていくとして、この記事の最後にもう一つだけ試してみたいことがった。それが、半チャーハン&味噌ラーメンセットにトマトを組み合わせるというもの。
スーパーに買い出しに行き、半チャーハンのチャーハンは冷凍のものを、味噌ラーメンの方は生麺とスープと具材をそれぞれ買って作ることにした。
冷凍チャーハンをレンジで加熱している間に、ラーメンの麺を茹ででスープ用のお湯を作って、と、それだけでなかなかに忙しい。
その上、これと並行して、トマトの蒸し煮もしなければならないのである。少し慣れてきたものの、うっかり加減を間違えてトマトの見た目の美しさを損ないたくないし、そう考えると写真を撮る暇もないほど、めちゃくちゃ大忙しだった。
8分ほど蒸し煮し、丁寧に皮をむき、むいた皮はそのまま口に放り込む(栄養)。うまくできた。さあ、時は来た。
そこに……
写真を撮り終えたら、温かいうちに急いで食べよう。
そして食べて感じたことだが、まず、チャーハンの方は、半チャーハン感覚のちょっとした量に大ぶりのトマトをドーンと乗せたため、味わいがトマトに染まり過ぎた感があった。これまで試してきた焼きそばやカレーに比べてチャーハンの味わいはトマトによって薄まり過ぎてしまうのかもしれない。小さめのトマトを使う方がいいのかも。
一方の味噌ラーメンの方は文句なしに美味しかった。トマトと味噌の相性がぴったり。ここまで言及してこなかったが、トマトの上に振りかけるチーズも結構重要で、このまろやかさがトマトと他の料理の味わいを上手につなぎ合わせてくれる気がする。
食べ終えて、お腹がパンパンにはち切れんばかりになった。半チャーハンとラーメンに加えて、大きなトマトが2個分お腹にしまわれているのだから無理もない。食べ過ぎた。
しかしまあ、これはやり過ぎだとしても、蒸し煮したトマトを丸ごとのっけるレシピ、予想以上に色々できそうだと思う。
何より、普段の食事が、丸ごとトマトのおかげで一気にSNSにアップしたくなる何かに変化するのがうれしい。そしてしっかり美味しいし。
これからトマトが美味しくなる季節なので、常に冷蔵庫にストックしておきたい!あとそうだ、「中華料理 帆」にもまた本物を食べに行かねば!