BARでウイスキーにあう食べ物はないと言われた
いつだったか新宿のBARでお酒を飲んでいたとき、BARのマスターに「ワインとか日本酒は食事と合わせたりしますが、ウイスキーってどんな食事があうんですか?」とたずねたことがある。
答えは「ないですね」。
衝撃が走った。たしかに夕食の場でウイスキーのロックを飲んでる姿はあまり想像できない。だが、ないといい切ってしまうのはどうなんだろうか。
いや、グミがあうじゃないか
そこでグミの登場だ。
まずライターのパリッコさんが「グミでもけっこう酒は飲める」という記事を書いていた。
パリッコさんは”けっこう”と控えめに書いているが、ウイスキーとグミはむしろあうと言いたい。
またハリボーをウイスキーに漬けた酔っ払いグミもデイリーポータルZで紹介されている。これもまたウイスキーとグミの組み合わせの良さの論拠となるだろう。
ウイスキーのほのかな甘味をブーストさせる水あめ系の甘味があうのである。
そこで今日は5種類のグミとウイスキーを組み合わせてどういうグミがいいのか検証したい。
ハリボー ゴールドベア
まずはハリボーのグミをウイスキーにあわせていく。ハリボーの特徴はけっこうな噛みごたえだ。奥歯で噛んでもグニグニする。
「噛みごたえがある=甘味が長続きする」なので、甘いスピリッツのカクテルが好きな人にはいいだろう。
複数のフルーツ味が楽しめるのもいい。出だしは順調という感じだ。
★★★★☆
果汁グミ ぶどう味
噛みごたえはフニフニとやわらかい。甘味が来てすっと消えていくのが特徴だ。
ぶどうと言えばワインなので、ウイスキーと一緒にワインも楽しめる…かもしれない。
あっさりしているので、ハイボールや水割りなど薄くして飲むウイスキーとあわせるといいだろう。
★★★☆☆
コーラアップ
硬めの歯ごたえが特徴。硬めなのにサクッと噛み切れるのがハリボーとの違いだ。
味はどうか。コークハイもあるし、きっとあうだろう……と思いきや、なぜかコーラ味とウイスキーが混ざるとイエーガーマイスターというお酒の味になった(イエーガーマイスターというのはドイツの養命酒みたいなハーブの効いた甘いお酒)。
5つの中では最もおもしろ味である。
★★★☆☆
ピュレグミ レモン味
お店でハイボールを注文したときにレモンが添えられてくることもあるし、ウイスキーとレモンの相性はいいのではないだろうか。
と思いきや、レモングミは甘酸っぱい味なので単に酸っぱいレモンとは違い、かなり甘い。
予想に反して甘味の存在がウイスキーの味とあまりあわなかった。レモン味のグミは単体で食べよう。
★☆☆☆☆
フェットチーネグミ イタリアングレープ味
最後はフェットチーネグミ。甘酸っぱい系はウイスキーとあわないのだろうか。これもあまりピンと来なかった。
ウイスキーの苦味、風味と甘酸っぱ系はあわないのだろうか……。
ちなみにだが、トワイスアップではなくハイボールにしたら、レモンのグミやフェットチーネグミも魅力が増したので奥深さを感じる。
★★☆☆☆
以上がウイスキートワイスアップとグミとの組み合わせの検証結果だ。
ハリボーの安定した感じが印象的だった。ハリボーのグミをBARのつまみに出してほしい。一刻も早く。 時代の波に飛び乗れ!
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