というわけで、いわゆる「見どころ」をすっかりはずしてしまった今回。が、これでどんな感じかは掴めたので、次回はイイ感じで見られるんではないかと思う。来年は泊まりで行こうかな。
これがバルーンフェスタだ!
まずは、バルーンフェスタの様子を、現地で合流した佐賀在住の知り合いが撮影した写真でご覧頂きたい。
なぜ私が撮影したものではないのか…?
それは後ほどわかります。
なんという素晴らしい光景だろう!
気球、1コほしい!!
バルーンファンタジア
続く9時からは、バルーンファンタジアといって、キテレツなカタチをしたバルーンたちが続々と登場する。
いや実は、私が一番見たかったのはコレだったりする。
という感じで、佐賀バルーンフェスタは
非常にビジュアル的にインパクトの高いイベントである。
飾りじゃない
これら気球は単なる見世物ではない。
飛ばして、競技するためにここに集まって来ている。
7時からスタートし、続々と飛び立っていく。
気球はずっとここに留まってはいない。
ということは、遅い時間にやって来ると何も見られない、ということでもある。
そしてその頃、私は何をしていたかというと・・・
なんと、まだ電車に乗っていたのだ。
バルーンフェスタが早朝盛り上がるイベントだということをイマイチ理解してなかった私は、
「おお、やっぱり特急は快適だな~」
などと思いながら、のんきに会場を目指していたのであった。
すっかり一段落した頃に登場
というわけで、重役出勤してしまった私。
10時36分に、大会期間中だけ忽然と姿をあらわす幻の駅、「バルーンさが駅」に到着した。
バルーンさが駅を出ると、いきなり会場のど真ん中に降り立った。車で来ると「すごい渋滞に巻き込まれる」とか「駐車場からけっこう歩かされる」とか「駐車場から出るのにまた1時間くらいかかる」などと聞かされていたので、電車で来たのだが、これは素直に正解だったと思う。
早朝の出発ラッシュは終わり小休止という感じではあったものの、それなりにバルーンフェスタの雰囲気を楽しむことができた。
やがて1時間もすると、すべてのバルーンが飛んで(あるいはたたんで)どこかにいなくなり、まったりとした空間が広がった。
さて、すっかりやること(見ること)がなくなったわけだが、一方でバルーンフェスタは“フェスタ”でもあるので、いわゆる祭りらしく、たくさんの出店が並んでいる。とりあえずそちらを見に行ってみるとしよう。
祭りゾーン
祭りゾーンにはすごい数の出店が並んでいる。
焼きそば、ラーメンといった、いかにも祭りっぽい店から、地元の特産品、携帯電話など祭りにはあまり関係ないっぽいものまで実にさまざまな店が並んでいる。
バルーンそっちのけ
下の写真のような、バルーンとは無関係のものも、会場には多々あった。
F-1も展示してあった。
もう何が何やらだ。
(たぶん、ホンダが大会のスポンサーになってる関係だと思う)
中でも、私が特に心惹かれたのは、コレ。 ↓
ここは一風変わったセルフサービス形式の焼肉で、
スーパーみたいに普通にパック詰めされて売ってる肉を買って、各自が勝手に焼いて食べるというスタイル。
バルーンどうでもよくなってきた
昼間から肉食ってビール飲んでたら、もうバルーンのことなんてどうでもよくなってきた。
い、いや、いかんいかん。
私はあくまでもバルーンフェスタの取材に来たのだ。
午後のバルーンフェスタ会場
スケジュール表によると、午後は3時から競技開始と書かれていた。
ちなみに私は、3時42分発の特急に乗って帰る予定だ。
…ということはつまり、ちょうど“中だるみ”にあたる部分に私は到着し、そして帰っていくわけか…。
我ながら自分のヘッポコぶりに驚くばかりだ。
が、時間は短くとも3時になれば1ページ目の写真のような光景が見られるかもしれない。
しばしの間、会場をぶらぶらしながら待つことにした。
ところで、
なぜこの時期、佐賀でバルーンの大会をするのか?
聞くところによると、それは佐賀が米どころだかららしい。米どころ=平野が多い=バルーンを飛ばしやすい、という論法。
稲刈りが終わった頃ということで、時期が11月なのだ。
モチーフはバルーン
今ではすっかり、このバルーンがここいらの名物になっている。あらゆるものがバルーンをモチーフに構成されていた。
バルーンを待つ人々
3時の競技開始が近づくにつれ、見物客の姿が徐々に増えてきた。
が、「風が強くなってきたため、午後の競技を行うか行わないかを決める協議が若干ずれ込んでいます」、とのアナウンスが流れる。
そう、バルーンは風が強いとどこかに飛ばされてしまう恐れがあるため、競技中止ということもあるのだ。
やがて、予定より少し遅れて3時25分頃、
「少し風が強いですが、競技を行います。」
とのアナウンスが!
が、競技内容は、ここから一斉に飛び立つのではなく、逆にここをゴールとし、遠くからここを目指して飛んでくるという競技を行うとのこと。
つまり、バルーンが到着にするのは最短でも5時くらいになるだろう、とのことだった。
という説明を聞いたところで、私は再び幻のバルーンさが駅から、帰りの特急に乗って帰ったのだった。