特集 2026年9月1日

早稲田建築 設計演習A展 2026「蒼展」に行ってきた

建築のおみやげ

古今東西の有名建築のミュージアムグッズを試作する、という中谷先生による課題。

「白川郷おにぎりケース」松本泰成

有名な合掌造りの家をモチーフにしたおにぎりケース。

作者の意図とは違うと思うが、どうしても屋根の部分が髪の毛に見えてしまって、金髪・銀髪のロックスターかプロレスラーの顔のように感じて印象に残った。

「最大の特徴である茅葺屋根の質感は、ファーを用いることで建築の特徴を捉えつつ、思わず手に取りたくなる愛らしさを表現しました」とのこと。間違いなく愛らしさは出ていると思う。

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展覧会を開催した有志

代表の新妻さん(左)と広報の宗像さん(右)

展覧会は毎年、授業を受けた学生のうちの有志で開催している。今年の有志代表は新妻さん。代々木の体育館の椅子の方だ。

新妻さんの好きな建築は絵本美術館(安藤忠雄)とのこと。

絵本美術館 の Google 画像検索

絵本美術館は福島にある幼稚園の附属施設で、新妻さんはその幼稚園の出身なのだそうだ。

安藤忠雄といえばコンクリートで圧倒されるような建築というイメージがあるが、絵本美術館は子どもたちに向けた建築なので、

「開口部がすっごい明るくて、なんかもうポカポカしてお昼寝しながら絵本読むみたいな、そういうことがいっぱいできる場所で心にずっと残ってる、建築系に進みたいと思った原点の建物なんです」

とのことだった。むちゃくちゃいい話だ。

取材協力:
早稲田大学 建築学科 設計演習A展 『蒼展』
2026.08.01-02
27号館地下1階 早稲田ギャラリー
https://www.souten-2026.com/
(展示は終了しています)


まとめ

「聖なる場所」の作品は毎回じーんとする。子どものころの思い出ってぼんやりとしていて、なんとなく楽しかったような気がしているが、本当は冬に駄菓子屋が暖かったことや、公園の階段の幅がばらばら、みたいな具体的なことなのだった、と思う。

個人的なこととしては、平賀さんの作品のところで触れた自分の息子が今年でもう高校3年生になるということの感慨がある。

「フィレンツェのドゥオーモの帽子06」をかぶる息子
 

 初回となる2011年の設計演習A展に連れて行ったときの写真だ。もう15年もほぼ毎年見ている。今年は学生の方に、デイリーポータルZの記事を読んで早稲田の建築に興味を持ち、実際に入学しましたと声をかけてもらう場面もあった。感慨がある。

編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
すごくいい。どれもいいのですが、昨日ヘボコンがあったばっかりなので、僕は役に立たない装置がグッときました。 入試問題のやつ、ちゃんと機械的に動作するようになってるのがすごいし、それでいて学生ならではの味もあってめちゃめちゃいいですよね。 他にはスーパーカップも目の付け所が良すぎて「あっ!」と思いました。誰もが見たことあるであろうあの模様。しかも抽出すると月の模様みたいな良さがあるな…(石川)

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