藤岡弘、さんのポスターとはコレ
冒頭で説明した藤岡弘、さんのポスターとはこれである。
駅や列車内での暴力行為に対し、各鉄道事業者が連携して防止を呼びかけるためのものだ。
ドーーーン!!!と音が聞こえてきそうなこのポスター。
暴力をふるった責任を、酒におしつけようとする酔客も、藤岡弘、さんのこの表情で指をさされたらぐうの音もでなくなるのだ。
今回は、このポスターをあらゆる目的のものへ流用してみようという試みである。
ちなみにモーニング娘が『モーニング娘。』であるように、つんくが『つんく♂』であるように、藤岡弘は『藤岡弘、』であるのでこれを機会にお知りおきください。
藤岡弘、さんになりきって撮影する
本来であれば藤岡弘、さんにご出演いただきたかったが、出来るわけがないので自分で藤岡さん役を演じることにした。
撮影場所は、このポスターにならって夜の新幹線のホームである。
衣装を身につけて撮影開始。
ポスターの画像と見比べながらできるだけ似た画像になるように何十回とシャッターを切る。
撮影が無事終了。しかし、これらの画像はなぜか、iPhoneのメモリーの機能で「幼いころの思い出」と、くくられていた。
『藤岡弘、が諭す。人を殴ることは悪いこと編』
では撮影した画像を使って、暴力行為防止ポスター『藤岡弘、が諭す。人を殴ることは悪いこと編』から仕上げていこう。
もともとのポスターはこちらである。
人を殴ってしまった酔客に対して、呆れた表情の弘。こんな表情で叱られたらと考えるだけで、酔客も暴力行為を控えるに違いない。
さて、これに似せて撮れた画像がコチラである。
この画像に本家と同様の手書き風の白い文字を加えると…
やった!藤岡弘、さんには遠く及ばないが、あのポスター風になれたぞ!
では、このフォーマットを活かして別の目的のポスターにしてみよう。
まずはこうしてみよう。
少し文字を変えるだけで、遊具の誤った使いかたへ対する警告のポスターになった。
さらに文字を変えてみると
居酒屋でよく耳にする中身がありそうでない、大人の常套句に注意喚起を促すポスターにもなるのである。
やはりこのポスターのフォーマットはいろんなものに役立つことがわかった。
しかし文字の変えかたを誤ると
ごらんのように身も蓋も無いポスターになりかねないので注意が必要である。
『藤岡弘、が諭す。手が出たのは、酔っていたから?編』
つづいては、暴力行為防止ポスター『藤岡弘、が諭す。手が出たのは、酔っていたから?編』でやってみよう。
「酔った自分も自分じゃないのかい!?」
と詰め寄る表情は、改造されても自分は自分だと胸を張る、初代仮面ライダーさながらで、こんな風に叱られたらショッカーでなくとも逃げ出したくなるのである。
こちらのバージョンも同じポーズをとって撮影。
これに本家と同様の文字を入れて…
こちらのバージョンも完成だ!
さて、このフォーマットを使って別の目的のポスターにしてみよう。
まずはこうしてみよう。
酔った勢いでポエム風のことをつぶやく者への警告ポスターになる。この手の者は藤岡弘、が許しても、つりばんど岡村が許さん。
さらに文字を変えてみれば
恋愛関係の迷惑行為に対する警告ポスターにもなるのである。
しかしこれは過去の自分自身への警告にもなってしまった。部屋に貼っとこうかな。
説得力をなくしてみよう
やはりこのポスターのフォーマットは万能であらゆる警告へ流用できることがわかった。
しかし、完璧と思えたこのフォーマットも、ストロング系チューハイの缶を持たせてるだけで…
信頼は一気にダダ崩れになるので注意が必要である。
やはりこのポスターは藤岡弘、さんの表情、および人間性あってこそ成り立つものであることがわかった。
プレゼントをもらった
今回の撮影中に、新幹線から降りてきた駅員さんが私のところへ近づいてきた。
怒られるのかと身構えたら
「これよかったらどうぞ」と画像のようなカードをいただいた。
ひとりであらゆるポーズで自撮りしていたので激しく鉄道にに憧れる者と思われたのだろう。
しかし、このカードは一見シール風だが、うちに帰ってよく見たら、ただの厚紙にイラストが印刷されたものだった。
コースターでもないし、用途のわからない、まさにカードとしかいいようのない代物である。
駅員さんが常備する、話が通じるかどうか、通報するべき者かどうかを確かめるために渡す用のカードなのかもしれない。