デジタルリマスター 2023年2月12日

米俵はどうやってほどくのか(デジタルリマスター)

好きだ、「しくみ」と「くふう」

工場長の布川さんに、お仕事中にもかかわらず丁寧に案内いただいた。こんな飛び込みの社会科見学につきあっていただき、ありがとうございました。

以下駆け足ですがぐるっと見てみましょう。

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むき出しだけど清潔感の漂う空間だ。
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玄米をなんと、この金網に直接ザザーッと入れちゃうそうだ。
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そこから、上へと上昇していく受け皿によって米が運ばれる。
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その受け皿は左の柱の中を通って、8つある槽のどれかに米を収める。
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この操作盤でブレンド米の割合を設定する。さっきの槽ごとに数字を入れるだけで、ブレンドできるなんて!
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「・・・ここを上昇して・・・」
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「あそこからあそこを通って下降して・・・」実にお米は様々な過程を経て製品になっていく。
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お米マイスターって!

取材も終わりに近づいたころ、お店の方をもうひとり紹介された。進藤さん。聞けば布川さんともども「お米マイスター」5つ星の資格を持つという。ん?お米マイスターって・・・なんですか?

「お米の産地、特性、炊き方などに精通していて、それをお客さんに伝えることのできる者、といったところですね」

聞けば5つ星取得者は新潟県でさえも5~6人しかなく、そのうちの2人がここ星山米店にいらっしゃるのだという。
(※編集部注:2007年調査結果)

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進藤うた さん。こんど、炊き方などぜひ教えていただきたい。

今回の取材ではじっくりお話を聞けなかったが、要約すると「お米マイスター」というのは、

  • 3つ星の試験までは筆記、5つ星からは実技。
  • 試験では古米、古古米など試験米を使ってオリジナルブレンド米を作らなければいけない
  • 米を一目見ただけで全国のどこでとれた米かわかる

自分にはできる気がまったくしない。
ほか、炊飯器のトラブル解決からガスの火力、ブレンドの割合、米の膨張率の計算まで、あらゆる知識をものにされている。
あらためて言いましょう、自分にはできる気がまったくしない。

お米マイスター、ぜひあらためて取材したいと思います。


米俵かついでるところですでに看板が写ってましたが、いまいちど。

有限会社星山米店
新潟市北区下大谷内378-57
025-255-7511
https://hoshiyama-shop.com/

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