デジタルリマスター 2023年2月12日

米俵はどうやってほどくのか(デジタルリマスター)

声が次第に大きくなる

だんだん核心に近づいてきた。いや、米俵の核心は当然「米」だが、見たこともない内部が現れ始めると興奮するのだ。ふだん米の包装材を扱っている田中さんも「ここまでは見たことがないです」と興味津々だ。

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中はだいぶ荒々しいことがわかった。
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こう押さえつつ開けるしかない。現代の利便性との対極。

1アクション進むたび、ひゃー!うおー!とうるさい。私が。でもどうしても声が上がってしまうんだ。

中には今日は軽い詰め物が袋に入って収まっていた。米を入れる場合も、現在はいったん袋に入れて収めるのだが、昔はここにじかにお米をいれていたわけだろう、ザザーッと。

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しかも側面はこうなっているわけだ。

ここまで見せていただき、だいぶ興奮も収まってきた。静かにもとの形に戻し、最後のお願い。

「かつがせてください」。

米俵をかつぐ。あるようで一生ない体験だ。銀座の取引先でのイベントも、かついで写真を撮る人で大盛況だったという。

よっこいせ。中身は詰め物だが、米俵自体もなかなかずっしりとした手ごたえだった。

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これで大晦日までは暮らせるぞ。

米俵についてはこれでもうお腹いっぱいになったのだが、精米工場が実に面白そうだったので覗かせていただいた。

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