特集 2023年2月24日

24時間無人営業の沖縄そば屋で深夜にそばを啜る

セルフ沖縄そばのしくみ

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 店内の目立つところに注文方法が書かれていた。

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 まず食券機にお金を入れて食券を購入する。

定食や炊き込みご飯のボタンもあったが、この日、お店にあったのは沖縄そばとカレーのみ。
飲み屋街っぽく、ビール、チューハイも用意されていた。

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 購入した食券入れ。メモ帳はなんだろうか。たぶん何かしら不具合があったときの連絡用なのではないかと思う。

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下の段にはネギ抜きのものもあった

沖縄そばはこのように冷蔵庫に入っている。

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 冷蔵庫から取り出して蓋を開けた沖縄そば。日本そばであれば茹でたりする手間があるが、沖縄そばはそもそもゆで麺に油をまぶした状態が通常なので麺をほぐす必要がない。弁当屋なんかでもこのスタイルで置かれていることが多い。

このあたりは沖縄そばがセルフでやりやすい大きなアドバンテージなんじゃないかと思う。

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 こちらはそばだしを入れたタンク。かなりでかい。

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 冷蔵庫から取り出した沖縄そばにそばだしを入れれば、沖縄そばの完成である。薬味の紅生姜、一味唐辛子、コーレーグース(唐辛子を泡盛につけたもの)は各テーブルに用意されている。

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 沖縄では総菜屋、弁当屋には同じようなシステムで作れる「100円そば」があり、600円は結構高めの価格設定だな…と思ったのだがしっかりと肉が入っていて麺もかなりの量が入っている本格派。

そばだしはあっさり目で飲んだ後のシメにも喜ばれそうだ。

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ついでにミニカレー(200円)も注文してみた。

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ご飯は炊飯器から、カレーは鍋からよそうフリースタイル。

015.jpg 結構肉が入っていて、こちらもうまい。テイクアウトもできそうなので、カレーだけ買いに行きたい。

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食べ終わったら、片付けコーナーでゴミを捨てておしまい。
 酔っ払いが多そうな地域で机が汚れたり、ゴミが散乱したりみたいなことはないのだろうかとも思ったが、そのあたりはみんなきちんとやっているようだ。

僕が入った時も、ベロンベロンのお客さんがいたがきちんとテーブルをふいて後片付けをして帰って行った。

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 沖縄初の無人沖縄そば屋はいかにしてできたのか…店主の方に話をうかがおうと思ったのだが、ちょっとタイミングが合わずにインタビューできずに原稿の締め切りを迎えてしまった。

ありそうで無かった沖縄そばの無人店舗、面白かったのでこのあたりで飲みに行ったときはまた足を運んで見ようと思う。


無人沖縄そば屋はこれから増えるのかもしれない

そんなわけで、沖縄に新たに誕生した24時間セルフの沖縄そば屋を紹介したのだが、最近また同じようなセルフの沖縄そば屋が開店したという話を聞いた。
全国に無人の餃子販売店が増えているように、沖縄では無人の沖縄そば屋が増えていくのかもしれない。

それはそれで面白いと思うので、これからも注目していきたいと思う。

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