ちょっと聞いてよ 2023年4月5日

つかみどりは報酬がなくても嬉しい

つかみどりはたいてい硬貨やお菓子など、価値があるものだ。

そしてつかんだものを持って帰ることができる。

この価値&持ち帰るという部分を抜きにして、ただゲームとしてつかみ取りをしたら楽しいのだろうか。

1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)

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つかみどるのは洗濯バサミ

家にあったダンボール箱に洗濯バサミを100個入れた。

あまり魅力がないものの上に「あげません」という文字

これをエイプリルフールの喫茶デイリーポータルZに置いておいた。

まずは編集部のメンバーにやってもらう。

「え、もらえないんですか?」と言いながらも挑戦する。

なんらかの気遣いがあったのかもしれない。だが…… 

「手首に乗せるようにすると数稼げますよ」

いきなりコツを発見してしまった。無償の行為が遊びになった瞬間である。 

古賀「手首に乗せるんだよ」 石川「こうですか」

コツから師弟関係も生まれた。稲作から身分が生まれた。

橋田「私、手が小さいからこういうのだめなんですよ~」

だめもなにも、少なくても多くてもいいことはない。

「もう片方の手で箱をつかむといいですよ」ライター小堺さんが新しいコツを発見した。

だからなんなのか、たくさんつかんだところでなんの誉れはない。でも人間は頑張ってしまう動物なのだ。

資本家に使われてしまうぞ!

手ぐすねひいて待っていたライター地主くん

楽しみにする人まで登場した。だから何ももらえないんだってば。それを知った上での盛り上がりだ。 

と言っている僕もこれまでのテク(手首乗せ&箱つかみ)を駆使して挑戦

「主催者として負けてられないからな!」と言ってしまった。この100個の洗濯ばさみは何個つかんだところでも僕のものである(私物だから)。 

来ていたお客さんも参戦!
編集部石川がつかんだ洗濯バサミ数え係になった

無為の遊びから身分が生まれ社会になってきた。クニの誕生までもうすぐだ。

そして出ましたガッツポーズ。王の誕生である。

ライター井上さんが記録を出した瞬間にガッツポーズが出た。

「知らなかった才能だ」
「宇宙人と戦うために国がこの才能を探しているかもしれない」
「つかみ取り型の秘密兵器のオペレーターは君だ!、みたいな設定で」

とむちゃくちゃ盛り上がった。そして井上さんはなにももらえずに(洗濯バサミひとつももらえない)またコーヒーを飲んでいた。

結論:報酬がなくてもありふれたものでも、つかみ取りは楽しい
 

やっぱりスコアつけると盛り上がるね
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