しかし、予想外の答え合わせが!
そのときに『透明のバッグって流行ってますよね、中身が見えることはどう思いますか?』と店員さんに聞くと「もう時期じゃないんですけど…」と、バックヤードから透明バッグの中に入れるポーチを持ってきてくれました。
ポーチにはブランド名とロゴがどーん!と書いてあり、それを透明なバッグから見せるのが正解だそうです。
私が見て来たもの(透明バッグにそのまま荷物)はなんだったのだ
きっとオシャレにルールはないのだ。池袋のギャルも、窓のバックを作った私も間違いではない。
今年の夏は透明のバッグが流行っていました。
透明というか、カバンの中身が見えるバッグです。
それを見て、「バッグの中身が丸見えなんて恥ずかしい」「防犯上どうか」と思ってしまった自分がいました。
そこで、たどり着いたのが窓のバッグなのです。
自分では自然な発想のつもりだったのですが、他人に「思考が飛躍しすぎ」と言われ続けたので、なぜ窓のバッグに至ったのか順を追ってご説明します。
夏休み東京に行きました。山手線に乗ってぼーっとしていると、向かいに座っているギャルのバッグがなんと、中身が丸見えの透明バッグだったのです。
「斬新だなぁ…」と思い、注意して乗客を見ていると、透明で中身が丸見えのバッグを持っている人がちらほらいました。
どうやらバッグの中身が見える透明バッグが流行っているらしいぞ!
仕事で取引先の工場にいく際、荷物は透明のバッグに入れます。
「私は機密書類と危険物を持ってこないし持ち帰らない」という決意表明も込めた上での透明バッグです。
流行りの透明のバッグに対してもこのイメージがどうしても払拭できずにいたのですが、『なんかもやもやする…』という気持ちをおさえて『流行を理解したい!』という気持ちが上回りました。
『流行を理解したい!』という気持ちで、まずは透明バッグに荷物を入れてみます。
いつもの習慣で『取引先に行くぞ!』と気合が入ってしまいました。昼飯を買いに行くだけなのに。
出かける前は仕事っぽく感じたのですが、家を出ると急に丸見えが防犯上怖く感じてきました。。中身が仕事道具でなく、プライベートの私物だからかもしれません。どうしたらいいんだろう…。
だいたい、有名人・モデルで特集でも組まれないかぎりバッグの中身は人に見せないじゃないですか。人には見せないもの、あまり見せたくないもの…。
それは、家!バッグは、家なのです。
(口の中もあまり見られたくはないのですが、最近は差し歯がよくとれるので人に口の中を見てもらう機会が増えて慣れてきました。)
バッグが家も同然。という理由がわかったところで、透明バッグを家っぽく改造していきます。
※編集部注:ここに明らかに論理の飛躍があるのですが、本人が熱心なので見守ることにしました。
バッグが透明なので『透明はガラス部分』という解釈をしました。
※編集部注:ここもちょっとよくわからないのですが、やはり本人が熱心なので見守ることにしました。
なので、窓枠をつけました。
窓枠は100円均一で購入したフォトフレームです。昼間の情報番組で特集されていた『DIY主婦』から得た知識です。
窓をつけて気持ち的には満足しました。
しかし、もともと中身が見えるバッグなのでよくわからなくもなりました。もっと家に近づけるべく壁もつけてみましょう。
バッグの中身は依然として見えます。しかし窓ごしであることにより、『ただの透明バッグより防犯性能が向上した!』と私は感じました。
でも地面に置いて撮影しているので置き引きの可能性が。置き引きは中身が見えていようがなかろうが確率は同じです。
これが私の透明バッグに対する答えと経緯である。
池袋のギャルの透明バッグからよくここまで飛んだものです。
※編集部注:同感です。
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