ラーメンという無限の可能性
みんなが大好きな汁っ気料理といえば、ラーメンを忘れてはならないですよね。そこで、王道の醤油ラーメンを〇〇ライスにアレンジしてみましょう。
スープの素を買ってきました
これをあらかじめ、規定量の水で溶いておきます。
そうしたらば、チャーシューをイメージした豚こま肉、メンマ、なるとを具材とし、炒めて小麦粉を絡め、
メンマとなるとの説得力
さっき作ったスープを適量加え
煮つめてごはんにかけ、ねぎ、ゆでたまご、コショウをあしらえば
完成!
ラーメンライス、と言うと、町中華ではおなじみのラーメンとごはんのセットになってしまいます。ならば、中華そばの麺を米に置き換えた料理ということで「チューカライス」と呼ぶのはどうでしょうか?
チューカライスいただきます!
うんうんうん、なるほどなるほど。これはあれだ、限りなく……中華丼だ……。
そうか、そもそも味のベースである鶏がらと醤油の部分が共通してるもんな。そこに、種類こそ少ないけれども肉や野菜の具材。で、とろみ。ほとんど中華丼ですね。すごく美味しいけれども、わざわざ作るなら中華丼のほうがいいかも。
しかしながら、ラーメン×〇〇ライスの可能性はぞんぶんに感じますよ。たとえば、とんこつラーメンバージョンならどうでしょう?
とんこつスープの素で同様に
より雰囲気を出すため、水ではなく豆乳で作ってみました。
見た目はほぼシチューなのに、においはとんこつラーメンなのが笑える
「トンチューライス」
はい、とんこつ中華ライス、略してトンチューライスの完成です。
いただきます
するとこんどは、ぜんぜん中華丼じゃない! かと言って自分が知っているどの料理とも違うし、これはもう、トンチューライスとしか言いようのない一品ですよ。
なにより、ものすごく美味しい! 味にしっかりとパンチがあるし、それでいて豆乳の効果か、まったりとした優しさ、食べやすさもある。具材の豚肉やメンマがソースとうまく融合し、トッピングしたねぎ、紅しょうが、きくらげがどれもいい仕事をしていて、文句のつけどころがありません。
これはもう、中華でも洋食でもない新しい日本料理と言っちゃっていいんじゃないでしょうか。さしあたり、発祥の地である僕の家がある練馬区の学校給食に、試しに取り入れてみてほしい。一気に全国的に人気が広がるんじゃないかな!?
というわけで、ナポリライスもムジナライスも素晴らしかったのですが、個人的な好みで、今回ナンバーワンに輝いたのは、トンチューライスとなりました。
約束どおり、最後にあらためて作ってましょう。僕は牛乳よりも豆乳が好きなので、さっきは豆乳で作りました。だけど、牛乳でも間違いなくうまいはず。というわけで、豆乳を牛乳に置き換えて作ってみたトンチューライスがこちら。
殿堂入りおめでとうございます
うん、牛乳でも、やっぱりうまい!
この他にも、「ミソチューライス」、「シオチューライス」、「イエチューライス」、「ジロチューライス」などなど、無数のバリエーションが作れるのもチューカライスの魅力。ご興味がある方はお好きに試してみてくださいね。
楽しいジャンルを見つけてしまった
今回の検証はひとまず終了ですが、この世には汁っ気のある料理がいくらでもあります。とろみをつけるのに必要なのは、基本小麦粉だけ。
冒頭のもんじゃの作りかたを考えてみれば、もっと簡略化し、それこそ食べ終わったカップラーメンの残り汁に小麦粉を加えてよく混ぜ、加熱するだけでもソースにすることは可能かと思います。
みなさまもよかったら、新しい〇〇ライスを開発し、ヒットメニューが見つかったら、ぜひ教えてください。個人的にも、この〇〇ライス研究は、今後も続けていきたいと思っています。
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編集部からのみどころ
今回ネーミングがすごく良いですよね。シタマチライス、トンジライス、トンチューライス……。どれも地方のB旧グルメとしてありそう。シタマチライスあたりは最近町おこし的に作られたものかなと思うし、トンジライスやトンチューライスは昔から地元の個人経営店で出されてたものが急に脚光を浴び始めた感じがします。ほんとはどれもパリッコさんが今月考えた料理なんですけどね。(石川)