ぬいぐるみ作り、楽しいです!
もともとぬいぐるみは好きだったのだけれど、今回初めて自分で作ってみてぬいぐるみ作りの楽しさに驚いた。動植物の剥製や標本とちがって、材料の腐敗を気にしなくていいところも楽である。よいモチーフを見つけて2号、3号と作り足していきたい(そしてまた部屋が狭くなっていく)

トドの富士が完成したのは、1月4日のことである。
三が日はすぎたとはいうものの、世間はまだまだお正月気分だ。せっかくなので、この生まれたてのぬいぐるみを初詣に連れ出すことにした。
久しぶりにちゃんとした外出をしたのと、ぬいぐるみ作りをやり遂げたこと、さらに新年のすがすがしさが相乗効果となって解放感がすごかった。
初詣の人でごった返す境内で、大きなトドのぬいぐるみはそれなりに一目を引いた。
願い事はもちろん「なすべきこと(=ToDo)を為せますように」だ。
仮に今すぐ成し遂げたいことがなかったとしても、この「なすべきこと」の部分には今後発生するあらゆるタスクを格納することができるわけだから、万能のお願いごとである。
例えば「凶」とか、そういうマイナスな結果が出たら境内に結んで帰るつもりだったけれど、「吉」なら持って帰ってもよかろう。
私はちょうど1年前、この場所で自分の誕生日くじを引いた。今年も引こうかとも思ったけれど、もし同じ内容が使いまわされていたら正月早々損をした気分になるので、ここはトドの富士の誕生日である1月4日(つまり今日この日)のクジを引くことに。
中でも目を引いたのは以下の一節だ。
「眼下に玉川の清流あり。(中略)一滴、二滴の水が清流となり後には大海となるがごとき象である」
おわかりだろうか。
「細分化されたタスクが合わさることで大きな事が成し遂げられる」
と、言っているのである。
トドの富士を連れていると、ToDoリストに書き連ねられた細々とした作業を処理することでこの世のあらゆる問題が解決されていくような気がしてくる。
そんな力を与えてくれる気がするのである。
もともとぬいぐるみは好きだったのだけれど、今回初めて自分で作ってみてぬいぐるみ作りの楽しさに驚いた。動植物の剥製や標本とちがって、材料の腐敗を気にしなくていいところも楽である。よいモチーフを見つけて2号、3号と作り足していきたい(そしてまた部屋が狭くなっていく)
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