最初はかわいいから集め始めたのですが、だんだんと事故とか、不穏なやつばかり探している自分がいます。
あとはおまけとして、【カワイイで賞】の全つなぎバージョンも作りました。
これからもこの調子でどんどん称賛していきたいです。
ロングカオス！
街でなんだか視線を感じると思ったら――
顔だ！
まるでアスキーアートの顔文字のような、簡略化された目と口。
かわいらしいですが、よく見るとそれは駐車場に描かれていた車のアイコンでした。
よく自動車の正面部分は顔に見えたりしますが、ここまで略しても顔っぽいのは、やはりシミュラクラ現象(3つの点があると顔に見えてしまう現象)の賜物でしょう。
それにしてもこの車、かわいい。
口が開いているように見えるからか、ちょっととぼけたポカン顔で、そこがまた愛らしい。
似たようなのを探してみるとそこそこ見つかったので、種類別に分けたほか、そのかわいさに勝手に表彰していきたいと思います。
ちなみに、こういう「顔が描かれた車」は対象外。
あくまで錯覚的に顔に見えているものを選んでいます。
１、ノーマル系
まずはシンプルなものを。
最初のとほぼ同じ顔つきですけど、車体の形が若干違いますね。
サイドミラーが耳みたいで、ちょっと動物っぽい。
――基本的な形なので、
【ぽかーん顔がカワイイで賞】！
この車は新大阪の駅前で見かけたやつ。
アイコンがちっちゃいからか、口が大きめで赤ちゃん感がありますね。
――顔のほとんどが口！
【幼顔がカワイイで賞】！
こういうのもありました。1枚の注意書きに3つも。
左から順に見てきましょう。
まず、いきなり子供が潰されています。
車は駐車装置に乗っかっているだけなので、のほほんとしていますが、そのギャップが逆に怖い。
次は、運転操作盤から離れられても全く我関せず。
気が利く四角いやつがいて助かりましたね。
最後は、遊んでいる子供たちを見てるのか見てないのか。
子供の真後ろにいる下の車も、たぶん同じ顔をしてるのがありありと想像できます。
とにかく車はなんにもしてくれないので、人間側の注意が重要ですね。
――注意喚起にはこの上ない配役。
【みんな一緒にぼけ～っとしててカワイイで賞】！
この車は口がナンバープレートではなく、バンパーのパターン。
ナンバープレートが「ぽか～ん」なら、バンパーは「ガビーン」といった感じ。
なので僕は密かに「ガビーン系」と呼んでいます。
もし街で見つけましたら、心の中で「ガビーン」とつぶやいてみてください。
――ガビーン系は少ないですが、結構お気に入り。
【ガビーン顔がカワイイで賞】！
乗用車のみならず、タクシーの場合も。
目的地にちゃんと着くか心配にはなりますが、急いでないときとかは乗ってみたい気もします。
――でも、普通にスルーとかされそう。
【手を上げてても気づかなそうでカワイイで賞】！
さらにタクシー系で、不思議な表情。
完全に無表情で、人を運ぶマシーンと化しています。
ただ、行灯のデザインはかわいらしくていいですね。
――真面目そうだけど、頭の飾りはナイス。
【真面目カワイイで賞】！
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２、細口系
多くは見つかってないですが、口が細いタイプもいたので一応分けました。
この車はめちゃくちゃ虫眼鏡で観察されていました。
口がすぼまって見えるからか、ちょっと緊張してるようにも感じますね。
――虫眼鏡を使うということは、虫みたいにちっちゃいのかも？
【見られちゃってカワイイで賞】！
その下には洗われてピカピカの車が。
全く同じ顔ですが、どことなく誇らしげというか、ドヤ顔な感じもします。
――表情は乏しいけど、光ってます。
【ピカピカのドヤ顔がカワイイで賞】！
３、眉系
コアラのマーチのまゆ毛コアラじゃないですけど、車のアイコンにも眉毛がありました。
例えばこういうの。
今までのシリーズとは打って変わって、なんと凛々しい顔つき！
「ご協力よろしくお願いします」も、この車が発言しているかのような錯覚すら感じます。
口の形的にはガビーンっぽいのに、眉毛って大事ですね。
――ザ・優等生！
【しっかりしててカワイイで賞】！
ここではさらにパーツが増えています。
真ん中の山型を口ととらえることもできますし、バンパーを口にすると山型は鼻のようにも見えて、まるでだまし絵のようです。
しかもこっちは眉毛があるのに、そこまでキリッとしてないのも面白いところです。
――口なのか？鼻なのか？
【顔が2つあってカワイイで賞】！
さて、ここらへんで約半数。
なので箸休めとして、これまで出てきた【カワイイで賞】をつなげてみました。
カオス！
さっさと続きに戻ります。
４、分類不能
ちょっとだけ番外編。
今現在、区分が見つかっていないやつをまとめました。
他ではあまり見ない顔つき。
ぬーん、といった感じのポーカーフェイスですね。
もうちょっと鼻系が集まれば、そこに入れられるかも。
――ただ者ではないか、なにも考えてないか。
【ぬーん顔がカワイイで賞】！
ここも特殊。手描きなのか、ナンバープレートが車体からはみ出してます。
ロボットや腹話術人形みたいで、なんとなくカタカナで喋りそうな印象がありますね。
――カクカク動きそう！
【メカっぽくてカワイイで賞】！
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５、特殊シチュエーション系
最後は車そのものというより、状況や場面に特色があるものを。
個人的に気に入っている系統で、略して「特シチュ系」と呼んでいます。
まずは、乗り物3兄弟の末っ子。
他の乗り物と並んでいるのもレアですが、それが路面電車とバスというのも珍しい。
――キケンな感じがまるでしない！
【末っ子っぽくてカワイイで賞】！
いよいよ人間が乗車しているのもありました。
運転手は、頭が車のライトと同じ大きさの人。
この車がこのまま街を走っているところを想像すると、ワクワクしますね。
――ただし飲酒運転はダメ！
【操縦されててカワイイで賞】！
人間と絡んでいるシリーズをもう1つ。
出ました「ガビーン系」！
開けられちゃって驚いてますね。
鍵の閉め忘れを注意喚起するべく、身をもってアピールしています。
――さりげなく付いてるハンドルも高ポイント！
【開けられちゃってガビーンでカワイイで賞】！
これもなかなかない横向き。
厳密には顔になっているかどうかわかりませんが、もう顔があるようにしか見えませんでした。
よく考えるとこの車、持ち主が帰るまでずっと壁を至近距離で見続けているのでしょうか。
健気すぎて泣けてきます。
――せめて気持ちも前向きに。
【忠犬ならぬ忠車みたいでカワイイで賞】！
コッソリとこちらを覗く視線。
正体は半身の車でした。
恥ずかしがり屋なのか、それとも体が半分も出ていることに気づいてないのか。
あとはわかりにくいですが、他のアイコンに比べてだいぶ大きかったので、隠れているのに存在感が大きくて笑っちゃいました。
――見張ってるぞ感と表情のギャップがナイス！
【ひょっこりカワイイで賞】！
そして車といえば、ときには事故をすることも。
人がジャンプして避けているようにも解釈できそうですが、明らかにヤバそうな場面。
車自身が状況を理解しているか微妙なところも、若干不安ですね。
――歩行者が自力で避けるしかない！
【ドジっ子でカワイイで賞】！
ラストはさらに事故のシリーズを。
こいつは目つきが完全にヤバい。
しかも対峙してよろめいている人との遠近感など、妙にドラマチックです。
映り込んだ実景がたまたま横断歩道だったので、現実と虚構のないまぜみたいな感じもして、さらに臨場感が増しちゃってますね。
――たぶん、やるときはやるやつ。
【マジな目がカワイイで賞】！
これで今回集めた車は以上となります。
最後に後半の【カワイイで賞】をつなげるとこうなりました。
やっぱりカオス！
