デジタルリマスター 2023年12月24日

大きな帽子は岐阜にある(デジタルリマスター)

倉庫に入れさせてもらいました

マンチェスさんでは小売りは通販のみで直接の販売はしていないのだが、特別に倉庫フロアに入れてもらった。帽子の試着をさせてもらうのだ。

きれいに整頓された倉庫に帽子がならんでいる。どの帽子も4Lという間取りみたいなサイズが書いてある(4Lは64センチ)。どれをかぶっても入るのだ。生まれて初めての体験である。

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「き、きょうが僕らのもうひとつの誕生日だね!」(横山談)
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え? ! どの帽子もスポっと入る!
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おお!きつくない!

ハンチングが難なく入る。18ぐらいのころハンチングを買ったのだが、かぶるとおでこに紫色の線がついた(明らかに小さかったのだ)。脱いだ瞬間、おでこの上の方がじわーんと暖かくなったのを憶えている。命に関わりそうだったので2回かぶってやめた。

しかしここの帽子ならばそんな壊死を心配する必要もない。

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ここは天竺かシャングリラか

そんな苦労話(大きな帽子を手にした今となっては笑い話だ)をしていると上田さんも「わかりますわかります」と言って聞いてくれている。もしかして…と聞くとやっぱり60センチオーバーだった。

「学生のころ寿司やでバイトしてたんですけどね、白い帽子が入らなくて、キミは鉢巻きでいいよって言われました。 ひとりだけ職人さんみたいになっちゃって…」

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そんな時代もあったねといつか話せる日が今だ

上の写真で僕がかぶっているストローハットはお店で試したこともない。無理矢理かぶると壊れてしまいそうだからだ。壊れたら買うしかない。かぶれない帽子(しかも壊れてる)を買ってもブログのネタぐらいにしかならない。

でもここならすっぱり入る。帽子選び放題。見たことないお経が一杯ですわよ(三蔵法師の気分で)。

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うれしかったことをいちいち説明します

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その1:キャップの調整の意味が分かった

キャップを試着するときは後ろのサイズ調整の部分を外して(いちばん大きくするんじゃなくて、外す)かぶるのだが、実際に調整することができた。

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その2:帽子って耳にあたるものなんですね

横山さんは「あ、帽子が耳にあたる!」と喜んでいる。
たしかにそうだ。でも逆に考えればそれまでの帽子が浮いていたってことではないだろうか。四半世紀の自分が恥ずかしい。

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その3:ニットキャップでも人相が変わらない

きついニットキャップをかぶると目が引っぱられて人相が変わってしまうのだが(ストッキングをかぶった状態を想像してください)、ここのだったらゆったりとかぶることができる。

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その4:悪そうな刺繍の帽子もかぶれちゃう。似合ってないけど

不良っぽい帽子はたいてい小さいサイズしかないので手に取ったことすらなかった。僕が若いころグレなかったのは入る帽子がなかったから、というのもあると思う。

子どもを不良にしない育て方は子どもの頭のサイズに秘密があると思う。

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「あっぱれじゃ」

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