特集 2021年4月25日

鹿の剥製を監視カメラに(デジタルリマスター版)

ホラー映画に登場する謎の洋館には、不気味な鹿の剥製が飾られている。そしてその鹿の剥製はほぼ100パーセントの確率で、家主が来訪者を覗くための「目」になっている。

2011年11月に掲載された記事の写真画像を大きくして再掲載しました。

父は数学教師。母は国語教師。姉2人小学校教師という職員室みたいな環境で育つ。普段はTVCMを作ったり、金縛りにあったりしている。(動画インタビュー)

前の記事:浜辺に打ち上げられたダイオウイカみたいに見える皿


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こういうやつですね

覗き穴として一番定番なのは「鹿の剥製監視カメラ」だろう(次点が肖像画の目に穴が空いてるパターン)。この鹿の監視カメラが欲しい。しかし、売っていない。仕方ないので作ろう。
とはいえ、鹿の剥製はどこで買ったらいいのだろう。さらに、鹿に仕込めるサイズのカメラなんてあるのだろうか。
調べてみると、剥製はヤフオクで普通に売っていた。カメラもボタン電池駆動の無線小型カメラを見つけた。早速注文。すぐに届いた。

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鹿の剥製ってこういう風に梱包されるものなんですね

鹿の剥製は5000円くらい。顔立ちのいい鹿は1万円を超えていた。鹿によっても値段があるのか。こちらが届いた鹿である。

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もののけ姫でこういうシーンあった
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そしてカメラも届いた

このカメラ小さいことはもちろん、切り離せる

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分離、それは浪漫

分離したカメラから無線で動画データを本体に飛ばすことができるのだ。かっこいい。分離したカメラ部分はちょうど眼球くらいのサイズだった。

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この大きさなら埋め込めそう

素材は揃った。剥製を加工していこう。しかし。剥製の構造がどうなっているのかよくわからない。

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とりあえず台座から鹿を取り外す

剥製の首には、背骨の代わりに角材が入っている。角材にはシュロ縄がぐるぐると巻かれており、肉に当たる部分には藁が大量に詰められていた。藁を取りのぞき、首側から頭の方へ手を入れてみる。すると、指先でなにかゴツゴツした硬いものに触れた。

頭骨だ!

剥製って中に骨が入っているのか。硬い骨に覆われていて頭の中にカメラを仕込むことができない。仕方がないので、目から直接カメラを入れることにする。鹿の目を外す。

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目はガラス製

 

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ガラスを取り除くと乾いた粘土が詰まっていた

どうやら骨の上に粘土がコーティングされているようだ。粘土を取り出していくが、ここでもすぐに硬い骨にあたり、これ以上掘り出すことができない。
 

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大部分は骨でカバーされている

このままではカメラを仕込むことができない。仕方がないので眼窩のあたりを削って穴を拡げよう。鹿には申し訳ないが、リューターで削る。
 

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細かい描写は避けるが削ると嫌な臭いがする

気分が悪くなったが自業自得だ。好奇心で手を出していいものではなかった。時間をかけてなんとか削り終えた。カメラを入れ込む。
 

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お!
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 ちゃんとした隠しカメラだ! 

想像していたよりも違和感がない。パッと見、普通の剥製に見える。来訪者にバレないレベルのものができてしまった。
 

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ただ、一人暮らしの部屋に鹿の剥製はだいぶ違和感ある
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手持ちカメラにもなる
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鹿カメラで撮影した映像

鏡に向かって撮影すると、カメラが映り込まないので不思議な映像になった。完成して気づいたが、この鹿カメラで動画を撮っても、通常時は、鹿本体がカメラに映りこまないので特に面白くない。残念だ。


鹿の監視カメラができたぞ

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鹿の監視カメラを夢見て作ってみたところ、想像以上に本物っぽいものができた。私が住んでいるのが、洋館ではなく、一人暮らしの狭い部屋で使いどころがないのが残念だ。

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セルフタイマーで鹿と記念写真を撮ろうとしたら、鹿しか写ってなかった

 

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