特集 2026年3月5日

日本野鳥の会が主催する「探鳥会」に参加して春の訪れを感じてきた

私の父親と母親は、月に一度「探鳥会」に参加し、バードウォッチングを楽しんでいる。
探鳥会とは、あの「日本野鳥の会」が主催しているバードウォッチングイベントのことだ。

月一で家族LINEに送られてくる「今日はカワセミがいましたよ」「カモの親子を見ました」といった報告を見るたび、羨ましさを募らせていた。
そんな矢先、ついに「2月の探鳥会は一緒に行きましょうか」と連絡がきた。

2月。真冬だな。大丈夫なのでしょうか?鳥、いるのでしょうか?と不安に思ったのも束の間、実際に参加してみたら右に左に鳥が出まくり、野鳥の世界でしか使われない用語が飛び交い、ちゃっかり春の訪れも感じられる風流なひとときを過ごせたのでレポートします。

みんなもレッツ探鳥会!

会社員。色んな仕事をして色んな街に住んで今に至る。粘土で形を作るのが得意。うどんよりもトンカツが好き。

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> 個人サイト note

探鳥会とは

探鳥会(「たんちょうかい」と読みます)の概要については、日本野鳥の会オフィシャルサイトの文言を引用させていただく。

  • 探鳥会では、野鳥の会のリーダーが、鳥の魅力についてご案内します。
  • 探鳥会は、全国で年間約3千回開催しており、延べ約7万人の方が参加されています。
  • 野鳥の会会員でなくても、どなたでも参加できます。

引用元:探鳥会(バードウォッチング)_日本野鳥の会

見ましたか!?「野鳥の会会員でなくても、どなたでも参加できます。」と書いてあるのです。
参加費200円を支払えば「野鳥のプロ」による案内付きでバードウォッチングができる…!

これは参加するしかありません。

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野鳥の会・埼玉支部による探鳥会に参加

ということで、2月15日(土)に埼玉県見沼エリアで行われる探鳥会に参加することとなった。

ちなみに2月7、8日の土日は大寒波に襲われ東京でも雪が積もった。野鳥たち、お山の穴ぐらに引っ込んでしまったのでは??

などと心配する必要もなく、探鳥会当日は最高気温が20℃近くまで上昇する暖かな陽気となった。これなら野鳥がじゃんじゃん出てきそう。

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当日の朝8時半に父と集合。最寄駅からは車移動

あいにく母は仕事の都合で不参加とのこと。今回は父と2人での参加となった。

集合時間は朝の9時。あらかじめ指定されている集合場所に行くと、40人以上の参加者がいらっしゃっていた。探鳥会、もしかして大ブームになってます?

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野鳥の会の方達がテキパキと受付作業をしてくれる
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これから野鳥を探すのに使われるプロ仕様の単眼鏡たち。三脚付きなので安定感バツグン
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探鳥会初心者には黄色のリボンが配られる。これを付けていると会員の皆さんが優先的に解説をしてくれる。最強。

受付が終わったらさっそく探鳥ポイントへと移動する……のかと思いきやいきなり「カラスの巣がありますね〜」との声が聞こえたので一同いそいそと双眼鏡を構える。

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中央の木の枝ぶりにポチッとあるカタマリ(赤丸)がカラスの巣らしい。こんな感じでプロが単眼鏡の位置とピントを合わせて、見せてくれます
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父はしっかりズームできるカメラを持っていたのでカラスの巣が撮影できた。私のiPhone13のカメラでは全く映らなかったので、今回の撮影は父のカメラ頼りとなることが確定

「巣材にワイヤーハンガーが使われてる!」「おしゃれな都会のカラスですねえ」

「アーアーという澄んだ鳴き声が近くで聞こえるのでハシブトカラスかもしれないですね。ハシボソカラスはもっと濁ったガーガーという声です。」

本当に鳥が好きな人ならではといった視点のコメントがあちこちで飛び交う。た、楽し〜!まだ始まっていないのに。 

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小さな捕食者、モズが登場

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気を取り直して探鳥ポイントへ移動する。朝日が眩しい

移動の途中で、列の中ほどから「右にモズがいます!」という声が上がった。

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一同色めき立つ
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黄色いリボンの初心者に向けて、「モズはこういう鳥です!」と教えてくれる会員の方
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モズは大きくて丸い頭と、先っぽがくるんと曲がったクチバシがソーキュート。(撮影:父)

みんなで単眼鏡や双眼鏡を使ってモズを観察している間、野鳥の会の会員の方が解説してくれる。

「モズは肉食で、バッタやカエル、イモムシなどを捕まえて食べます。捕まえた虫を尖った枝などに突き刺して保管する、『早贄(はやにえ)』という変わった習性があります〜。」

確かに、モズは小さな体で素早く木の枝と土の上を行ったり来たりしている。早贄するための虫を探しているのかな?

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フカフカに耕された土の上には、鳥たちの小さな足跡が残ることも
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「ホオジロ、入ってます」

暖かな日差しの中、探鳥ポイントをちょっと散策しただけで、

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ヒヨドリがいます!
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あそこにも何かいます!
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あれはツグミです!!(撮影:父)

野鳥がじゃんじゃん出てきて笑ってしまう。ちなみに、鳥を発見した時は以下のようなフローが行われる。

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(例)
①「右の梅の木にメジロがいます!」と誰かが言うと会員の方が三脚付きの単眼鏡でメジロを探す

②見つけると単眼鏡の向きを固定し、「メジロ入りました(このスコープを覗けばメジロが見える状態ですの意)」と宣言してくれる。

③参加者が単眼鏡の後方に並んで順番にスコープを覗き、メジロを眺め、愛でる
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あまり大きい声で話すと鳥が逃げてしまうので、これらのやり取りは小声で行われる。
会員の方がサッと単眼鏡を動かし「今ホオジロ、入ってます。」と言ってスコープを譲るさまは無駄がなく美しい。

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順番が来たのでスコープを覗く。失礼します
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ホオジロ、入ってる〜!
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単眼鏡の三脚を肩にのせた状態で優しく野鳥の解説をしてくれるのも、プロ感があってかっこいい

⏩ みんなで覚えよう「ものさし鳥」

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