特集 2023年4月24日

台湾の不動産ポスターは仲介業者の自信がみなぎる

かっこいい仲介業者たち

最後に、私のお気に入りポスター2点をご紹介します。

まずは吳盈盈さん。スーツのあわせ部分を持ち、ナナメに構えてほほえみを投げかけます。(撮影地:花蓮)

両手の親指をグッと立てているところに、仕事できる感じがあふれていますよね。

日本の不動産チラシの仲介業者イラストは、こぶしを握りしめて直立ポーズが多い。こんな角度のついた立ち方はしません。

いちばん好きなポスターがこちらです。

林采妍さん。もう両手ポケットに入れちゃってます。クールかつワイルドです。(撮影地:花蓮)

真正面のポージングに、きりりとした表情、そしてまとめあげた髪。優秀なビジネスパーソンのいでたち。迅速に不動産を仲介してくれるんじゃないかと期待してしまいます。

白のトップスと黒のパンツに、両手の時計とブレスレットが映えます。まるでファッション誌のようです。

日本の仲介業者の似顔絵だと、眉根がひきしまった自信のある表情をしていても大体口もとは笑っている。こんなに笑ってない仲介業者の写真はじめて見た。

効果は絶大なのかも・・・?

私の中で、こんな風に「お気に入り仲介業者さん写真」が生まれてるということは、もしかしたら仲介業者さんに心惹かれて物件を契約するなんてお客さんがゼロではないのかもしれません。

 

変な広告の打ち方だとばかり思っていましたが、アイキャッチ度も高く、仲介業者のファンを生む可能性もある一石二鳥のポスターなのかもしれません。

余談だが、台湾は気になる廃墟も多い。なんでここで取り壊しをやめたのだろうか。

 

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