沖縄ではデフォでスパゲティにトーストが付くことが多い

沖縄のローカルファーストフード「JEF(ジェフ)」のスパゲティ(2025年現在、提供は休止中)。
沖縄ではスパゲティを注文すると自動的にトーストが付いてくるといったが、もちろんすべてのお店でついてくるわけではない。数年前に沖縄に進出してきた「ジョリーパスタ」だって、バゲットを食べたければ別で注文しなければならない。
イメージ的には「パスタ」にはついておらず、ミートソースなどの「スパゲティ」についてくることが多いように思う(ニュアンスを分かって頂けるだろうか)。
なんでも戦後に米軍基地内のレストランでパスタにバゲット(フランスパン)が添えられていたものが、基地の外ではバゲットが手に入りにくかったため普通の食パンなどで代用したことの名残だと言われているらしい。
真偽の程は定かではないが、スパゲティの隣にはそっとトーストが添えられているのが沖縄県民にとってはデフォルトの光景なのだ。
スパゲティの店

浦添市にあるその名も「スパゲティの店」。めちゃめちゃシンプルな店名である。メニューもスパゲティとカレー(あとコーヒー)しかない。
不思議な佇まいだが、知る人ぞ知る隠れたスパゲティの有名店らしい。

こちらがスパゲティ(小)400円。ミートソースにウインナーが1本はいっている。前情報ではトーストがついてくるはずなのだが…

しばらく経ったらやってきた。スパゲティについてくるトーストは半分に切ったトーストに薄くマーガリンを塗ったもの。

ミートソースはしっかり煮込まれていて、トマトっぽくない深いあじわい。
シーサイドドライブイン

恩納村にある有名な老舗ドライブインレストラン「シーサイドドライブイン」。テイクアウトは24時間営業でNHKの『72時間』という番組でも取り上げられていた。

こちらがメニュー。沖縄の昔ながらのドライブインによくある和洋中が揃ったスタイルである。

こちらがスパゲッティーミートソース900円。

付け合わせは食パンではなく、ガーリックトースト。ちゃんとバターの匂いがするし、ほどよいニンニク加減も絶妙。スパゲティもちょっと上品な味がした。

