デジタルリマスター 2023年7月1日

普通のミシンで刺しゅうをしてみたが…(デジタルリマスター)

クロスステッチなど、手で丹念に刺していく刺しゅうもいいが、ミシンでガーッとできる刺しゅうにも憧れる。最近は、パソコンと連動させて複雑な図案をいとも簡単に刺しゅうできるミシンもあり、その進歩には目をみはるものがある。

しかし、そのようなミシンは、やっぱり、なかなか、お高いのだった。そのお値段ならノートパソコン1台買えちゃうのよ。ならパソコン買うわよ。ミシンの出番なかなかないし。

それならば、うちにあるお手軽系ミシンでぐりぐりと凝った刺しゅうができないか、挑戦してみたらいいんじゃないか?うまくいったら孤高の刺しゅう作家になろう。

2008年9月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1970年群馬県生まれ。工作をしがちなため、各種素材や工具や作品で家が手狭になってきた。一生手狭なんだろう。出したものを片付けないからでもある。性格も雑だ。もう一生こうなんだろう。(動画インタビュー)

前の記事:ミロでヴィーナスを作る(デジタルリマスター)

> 個人サイト 妄想工作所

夢は大きく

できれば、こんな作品を目指したいものだ。うちにあったブラウスの柄である。

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絶対無理。

ですよね?無理っすよね。

じゃ今日の記事は今までの記事の中から好評だったものを再放送です、というわけにはいかない。前進あるのみっす。

ひるがえって、うちのミシンと来たらどうだ。

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ジグザグ・ボタンホールなどひととおり縫えますが・・・
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これがオールスターキャスト・縫い目です。

いや、このミシンは悪くない。ふだん十分すぎるほど働いてくれる、頼りになる奴だ。だからこのミシンには聞こえないように話そう。「最近のミシンはすごいことになってるんだよ。」

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縫える模様は無限大。
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ロングバケーションまで付いてる。あ、エロンゲーションか。

ただ、こういったミシンが買える身分になったとしても、出番が少なければ宝の持ち腐れだ。もったいない。ならば今あるもので何とかしてみよう、と思うのが人情じゃあないか。

では刺しゅう図案を考えよう。刺しゅうをし甲斐のあるような、でも難しすぎないような絵を。ちなみに刺しゅうするベースは、安いエコバッグだ。

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こういうときは遺跡とかオーパーツとかに限る。
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日光方面の気配濃厚なため、糸の色数を確保しておこう。
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「死者の書」「見ざる言わざる聞かざる」が候補に残った。

候補の2つとも採用し、1つはエコバッグに、もう一つはストールに刺しゅうしようと思っていた。見ざる・・・のエコバッグ、死者の書ストールを想像するだけで、興奮した。

出来上がって記事にするとき、「死者の書刺しゅう!シシャノショシシュウ!ギャハハ言いにくい!」なんて、浮かれるつもりであった。

が、しかし。「お手軽ミシン刺しゅう」なめてた。

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