ちょっと聞いてよ 2023年6月3日

背面カメラで自撮りする装置、それは鏡

iPhoneのフロントカメラは背面のカメラに比べるとやや性能が劣る。

広角で撮れなかったり、昔の機種ではポートレートが撮れない。

それを解決するデバイスを買った。
 

1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)

前の記事:経費となかったことになっている写真~アナザーサイドオブ・ホルンの形に巻けない僕たち

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解決の方法は鏡

背面カメラで自撮りがスムーズに行えるデバイスとはこれだ。鏡だ。

アマゾンでよく見かける周辺機器メーカー、ウランジ製である(って読むのかどうかもよくわからない)

単純というかシンプルというか、登場したてのJ-Phoneのようだ(背面に鏡がついてましたよね)。

自作のようだが製品として売られているものである。たぶん自作するより安い。 

こうしてスマホに装着すると、鏡に画面がうつる。

これで背面の広角レンズで自撮りしてみよう。フロントカメラでの自撮りとは違う写真になるはずだ。 

画面に映った自分を鏡越しに確認しながらシャッターを押す

鏡越しにシャッターボタンを探して押すのが難しい。 

あ、腕が伸びた!

意外な写真になった。そうか、こうなるのか。
appleが広角で自撮りさせてない理由が分かった。

ちなみに通常のフロントカメラの自撮りだとこんな感じ。

腕は見えてない。
左手で撮ろうとしたら手しか映らないし、そもそもシャッターボタンが押せなかった

腕を伸ばしたい人、変わったセルフィーを撮りたい人にはお勧めである。 

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人がたくさん入る

背面セルフィーは広角が使えるので人がたくさん入る。

パリピ感がある

背面カメラのポートレートで背景をボケボケにすることもできる。 

自分にしっかりピントが合って、後ろの古賀さんとトルーがぼけた

背面カメラのポートレートを使えばこのように自分だけピントを合わせることも可能である。 

さらに自撮り棒と組み合わせれば
ものすごく遠くなるし、なぜか寄った

自撮り棒の先だと鏡がよく見えないので、中心がずれていても分からないのだ。どこか余韻のある写真になった。

中国からやってきた鏡(ウランジは中国深センのメーカー)、古墳時代、ヤマト王権が大陸から授かった三角縁神獣鏡のようじゃ。

写真加工してくれるカメラだと加工済みと本物が並ぶ。

 と、ここで終わらせようとしたら公開直前にもうひとつ大陸から鏡が届いた。

ただスマホの裏に貼るだけのミラーだ。
やっぱり腕はめっちゃ伸びる
シャッターを押すのはほぼ勘。「撮れてる?」と聞いてるけど撮れてないところ。

こちらもaliexpressで買いました。ハンズの材料コーナーに行ったら似たものがあるかも。

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